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授業体験レポート:2019秋【英語編】第7回 「好きな気持ちを忘れない」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で17シーズン目を迎えています。2019年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コース 本科2クラスのYさんのレポートをお届けします。

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こんにちは、Yです。最近、ものすごい幸運に出逢いました。それは、朝電車を降りて職場に向かって歩いていると、ちょうどドラッグストアが開店したところで、人の波がドラッグストアに吸い込まれているのです。よく見ると、マスクをケースで売っているではありませんか!今やどこのお店でもマスクを手に入れるのは至難の業です。オイルショックならぬマスクショック、花粉症の私はこの先どうやって過ごそうかと冷や冷やしていたところです。躊躇することなく人の流れに身を任せ、きちんとした定価でマスク1箱を購入することが出来ました。ホッ。(^ ^)いま、私には強い後押しが来ている気がします。この幸運を使い果たすことなく、来たる期末試験で十分に発揮させたいと思います。最強のラッキーガールより、授業レポートをお届けします。

 

第13回目 日英授業 2月1日
今回は単語テストで「郵貯・保険」について学びました。ゆうちょの貯金はSavings 、銀行の預金はdeposit、民間保険会社の保険料はinsurance premium、公的な社会保険料はcontributionなど、普段の生活や仕事の中で関わりのある単語を覚えることができました。こういう単語を覚えると、実際の生活の中で目にする単語を、頭のなかで英語に変換しようとしている自分がいます。ニュースなどを見だすときりがないのですが、テストで覚えた単語をそれっきりにせず、日本で暮らしている限りは、何事も生活の中で英語に変換することが大切なのかな、と思います。

 

授業では、「ドイツの退職年齢引き上げ」について学習しました。講師の先生は、昔は年金の利率が今と比べ物にならないくらい非常に良かったお話をしてくださいました。年金問題はどの国においても共通の話題となると思います。働き方などの社会問題などもそうですが、実際に当事者としてかかわりのある社会問題などは、知識を入れ、単語や言い回しを覚えることで、スムーズに発話できるようになり、通訳の場面だけでなくとも英会話でも生きてくるのではないかと思います。こういうテーマを授業で扱ってくれるのは有難く、自国の年金問題や社会保障について説明ができる能力を身につけたいと思いました。

 

しかし、実際授業で当てられると、文が文にならず、大変苦戦しました。先生が何度も仰ることですが、「言葉の表面を変換するのではなく、スピーカーの言わんとすることを捉えて自分の言葉で伝える」、これがなかなかうまくいきません。何故できないのか。それは、言い回しや単語を知らない、能動態と受動態どちらにも切り替えて文を成立させることに慣れていない、ということだと思います。そもそも、何が主語で何を目的語に持っていくのか、文の構造をきちんと組み立てることができない自分に歯がゆさを感じています。頭の体操、練習がどれだけ大事なのか思い知らされました。学校の3時間の授業はあくまで腕試しの場、それ以外の日々の練習が大切なのだと仰る先生の言葉の意味が痛いほど良く分かりました。(しょぼん・・)

 

第14回目 英日授業 2月8日
今回、英日の単語テストは悲惨な結果でした。まさにDisaster。自分でもその理由はよく分かっています。どうしてもやらなければいけないことがあり、それに多くの時間を費やして、勉強に集中できなかったからです。それでも隙間時間に勉強を進める、気持ちを勉強に持っていくということも、一つの越えなくてはいけないハードルだと思いました。いま直面しているのは、勉強へのモチベーションを持ち続けることです。よっこらしょ、と重い腰を上げて勉強に取り組むのではなく、歯を磨くように自分の生活の中で習慣化させていくことの大切さを感じています。勉強していないと気持ち悪い、そういう風に感じられるように、実際いまは焦りの気持ちの方が強いですが、生活の一部としていきたいです。

 

授業では「Tokyo’s train system」の教材を学びました。東京の路線の話ですと、だいたい頭に情景を思い浮かべることができるので、比較的取り組みやすかったです。やはり、その内容についての知識があるということは、内容も理解し易いですし、取り組む際の安心にも繋がると感じました。面白かったのは、ことわざの表現です。「東京の鉄道網はとても入り組んでいて、一見混沌としているように見えますが、実は正確に機能している」、ということを表すのに、下記の表現が使われていました。

 

Having so many cooks in the kitchen seems like a recipe for disaster, but somehow it works smoothly.

 

これは、情景が目に浮かびます。直訳すれば、料理人が多すぎて調理は悲惨な結果になりそうだ、といったところでしょう。日本語のことわざでは、「船頭多くして船山に登る」に当るそうです。英語では料理人、日本語では船頭、こういった表現の違いがとても面白いと感じます。それでは他の言語ではどうなのでしょう、ちょっと興味が湧いてきました。

 

他には、これまでにも授業でやってきましたが、数字の聞き取りの練習をしました。千の位から兆の位まで、ランダムに音源が流れていき、必死に書き取ります。通訳をする際に、数字は絶対に間違えてはいけない、ということですので、真剣に聞き取ります。そして聞き取ったものを発話する際に、日本語と英語の桁のカウントの違いに苦戦します。日本語は万(4ケタ)の単位、英語は千(3ケタ)の単位で数字を表しますので、その違いに混乱してしまうのです。そこで先生が編み出した、簡単に英語の数字を日本語の桁に変換して言う方法を教えてくださいました。とっさのときにもこれがあれば困らない、Tipsです。ただ、使い慣れるまで、やはり何度も何度も練習が必要です。本当に通訳力は鍛錬ということです。
精神一到何事か成らざらん!」先生がいつも生徒のモチベーションを上げるために伝えてくださる格言です。

 

幸運は舞い降りてきましたが、運で急に通訳力が上達するわけでもなく、やはり日々積み重ねていくことで、ある日ふと気づく上達に繋がるのですね。良いパフォーマンスができなくても、英語が好きという気持ち、楽しいという感覚を忘れないように、モチベーションを保っていきたいです。次回はいよいよ期末試験、最後のレポートになります。頑張りますので、もう少しお付き合いを。それでは!
| 授業体験レポート | 09:32 |
角川まんが科学シリーズ『どっちが強い!?』13巻・14巻・15巻

当校OBの串山 大さんが、角川まんが科学シリーズ『どっちが強い!?』セカンドシーズンを翻訳されています。

 

<角川まんが科学シリーズ『どっちが強い!?』セカンドシーズン>

 

13巻 ハチvsクモ(201889日発行)

14巻 ヒクイドリvsカンガルー(20181115日発行)

15巻 クラゲvsデンキウナギ(2019214日発行)

 

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動物や昆虫の対決をテーマとするエンタメ性の高い学習漫画です。リアルなイラスト付きの「動物百科事典」も各巻に収録されています。原書を制作しているのはマレーシアの漫画家チーム。中国語、英語など多言語で展開され、アジア圏でシリーズ累計300万部突破。続刊予定。

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ぜひお手に取ってお読みください♪

 

 

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『ゲリラ建築:謝英俊、四川大地震の被災地で家を建てる』

角川まんが科学シリーズ『どっちが強い!?』16巻・17巻・18巻

 

| おすすめ書籍のご案内 | 09:45 |
クレイジーフットボーラーズ ピーター・クラウチが明かす プロサッカーの裏話

当校英語翻訳者養成コース講師の村瀬隆宗先生が翻訳された書籍です。

 

●書籍紹介文より引用

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世界最高のFWによる、最高に笑えるサッカー本、日本上陸!
元・英代表ピーター・クラウチが明かす、プロサッカーのオモテとウラ。

ピーター・クラウチはプレミアリーグに通算18シーズン所属した元・英代表フォワード。
2メートル1センチの長身を武器とし、ヘディングゴール数リーグ歴代1位の記録も持つ。
そんなピーター・クラウチが、自らの体験を元にプロサッカーの裏話を語ったのが本書『クレイジーフットボーラーズ』。
独特のユーモア、あふれるサッカー愛、さらに自虐ネタも交えて、
一般社会から隔絶された“ドレッシングルームの向こう側"を描き出す。
練習場で、チームバスで、遠征先のホテルで、選手たちは何をしている
ゴールの歓喜とタイトル獲得の栄光から一転、ノーゴールの日々…浴びせられる野次。そして移籍。
若き成功者であるサッカー選手が犯しがちな、車、タトゥー、ファッションにまつわる失敗。
さらにはソーシャルメディアとの付き合い方 etc
英国リーグ20年選手が暴く、プロサッカーの裏話が満載。
各界絶賛の本書、待望の完全邦訳版が登場!

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ぜひお手に取ってお読みください♪

 

 

| おすすめ書籍のご案内 | 10:55 |
授業体験レポート:2019秋【中国語編】第8回 「テンションMAX!ただし覚え間違いにつき学期末テストの結果は次号!」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で17シーズン目を迎えています。2019年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は中国語翻訳者養成コース基礎科1クラスの香蕉皮さんのレポートをお届けします。

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哇啊!你到底是從哪裡冒出來的?!(わあ〜!あんた一体どっから湧いてきたの?!)
そう言われようとも、2週間に1度ここに現れます。こんにちは、こんばんは、皆さまお元気ですか?

 

日本語に慣れきっている我々からすると、中国語ってはっきりくっきり説明口調だな〜と思いませんか?
我ながら、何を今更…と呆れながら書いておりますが、中国語で表現する時はどうしても「いつ」「どこで」「誰が」「誰に」「どんな踊りを」みたいに明言しないと伝わらない。伝わりづらい。自分は、この性質に慣れるまで結構かかりました。きっと、同じように苦労される方も多いと思います。

 

…それはさて置き、結局何を言いたいのかと言うと、そんな説明口調が大前提の中国語で「どこから湧いてきた」なんて得体の知れない、もやもやした感覚を表す言葉がツボなのです。沒頭沒腦(闇雲に/脈絡なく/藪から棒に)とか、不明覺辧覆覆鵑世わからないけど凄い)とか。最近は翻訳の勉強も兼ねて、少しでも気になった言葉は集めてメモして、マイ辞書を作っています!これをご覧のあなたも、好きな言葉を集めてみては?!あれ…前回も始まり方こんなだった気が…。

 

【十五回目】
日本語ネイティブの講師による和訳課題の振り返り等
突然ですが、クイズです!「土地使用權轉讓合同」…とは一体何の事でしょう〜?
今回のテーマは、個人で土地を保有する事ができない中国で、どのように土地の使用権をやりとりしているのか…というお話です。お堅〜い契約書について、学んでゆきますぞっ!(軽)

 

・スタートダッシュ
まず、先生の説明で面白かったのは「契約書だからって一言一句間違えちゃいけない訳じゃないから!」「そもそも契約って英語圏のものだから英語でやる方が良いし!」「最近まで中国も契約書とか大して重視してなかったし!」と、いつもの朗らかな雰囲気で衝撃発言のオンパレード。もちろん、決してふざけている訳ではなく、弁護士さんの確認もとられている内容なので、根拠もしっかりあるはずなのですが…、先生の真面目さと、遊び心ある口調のギャップが大好きで、ついついにやけてしまいます(先生ごめんなさい)。

 

・契約とは何ぞや?
続いて、契約の概念にも触れていきます。例えば結婚の契約で重要なのは、誓いの言葉でもなく、指輪の交換でもなく、口付けでもなく…「神様に誓う為に証人を用意して約束を交わすもの」なのだそうです。
駆け落ちなどで教会に駆け込んだカップルは、そのへんに居た見知らぬおっさんを捕まえて証人になってもらい、神に祈る。なーんてな具合でも良いのです。その後だんだんと契約書を用意する事が当たり前になっていったみたいですが、紙だけでの契約と考えてしまうよりは、ある意味誠実なのかも…?

 

・原文の誤り、契約書の場合どうする?
中国語を和訳する時だけ誤文を修正してしまうと、肝心の中国語側は無修正のままなので、互いに照らし合わせた際に矛盾が生まれてしまいます。先生によれば、契約書は本来英文が好ましいと、弁護士の方もアドバイスされていたそうなのですが、自分のようなアルファベット恐怖症はもう英語ペラペラな誰かに付き添っていただくしかありません…。
申し遅れましたが、先ほどのクイズは「土地使用権譲渡契約書」が正解で、内容は「中国政府から払下げで借りた土地の権利を、他の誰かに譲るための契約書」です!専門用語がちゃんとあるので、「借地権」などと日本語に置き換えてはいけませんよ…、あ、それやったの私だけですか?ほう、そうですか…。

 

「一式三部」と訳しちゃダメ!
原文で、書類が何枚で何セットあるかを表す「一式三份」「一式兩份」といった記述は、一昔前だと「○式○部」で対応していたようなのですが、今では「そんな言い方、日本語にないから訳さないで」と、米耶翻譯会社さん(ミエトランスレーションサービス、台湾の翻訳会社)が発表していたそうです…ガーン。自分はネット上でそう訳されている実例を発見したのですが、先生も以前「○式○部」と訳すよう教わったそうなので、2人で一瞬不満げな顔になりました。
いえ、嘘です!私だけです、不満顔だったのは…。
一回誰かの訳したものが公的にOK!とされると、意外と誰もつっこまずにそのまま模範解答になったりしますよね。皆さまも独学の際は、ネットに踊らされませんように!

 


【十六回目】
中国語ネイティブの講師による中訳課題の振り返り等
この日のテーマは、お寿司!お蕎麦!うどん!これら日本食のマナーについて。そうです…まさに飯テロというやつです。お寿司!お蕎麦!うどん!(今これを書きながら鳴り止まないお腹を諭しています。)

 

・「日式」の使い方
回転寿司のシステムやなんかにも触れつつ…興味深かったのは、クラスメートがカウンターのお寿司屋さん(俗に言う回らない寿司屋)の事を「日式」と訳していたところです。日式○○という名前のついたお店は、実際に中華圏へ行くとよく目にしますし、一瞬納得したのですが、先生が待ったをかけました。
よくよく考えてみると、「日式(=日本式の/和風の)」という中国語には、あくまでオマージュだったり「本物に寄せている」印象があり、伝統的な日本の寿司屋を表す要素はありません。
例えばラーメンの語源は中国語の「拉麺」ですが、もはや日本で食べるラーメンは独自の進化を遂げている為、この場合は「日式ラーメン屋」と言えるのではないでしょうか。あぁ…更に空腹になってきました…。

 

「服務員」は「店員」じゃない?
先生によると、お寿司屋さんの中にいる店員さんは、中国語でもそのまま「店員」で良いのではないかという事でした。確かに、「服務員」だと何故か違和感。でも何故?もやもやしていると、先生は「セールスじゃないからね」とあっさり解説!そうか…最近あまりにも直訳しすぎないように気を張りすぎて、盲点だったけど、「服務員(=サービススタッフ)」ってそのまんまじゃないか…(笑)。バカバカ!私のバカ!
お寿司屋さんにサービススタッフが居たら、どんなサービス(セールス)されるんだろうか…。側について1ネタずつ特徴とか豆知識を披露してくれるんだろうか…ってそれ板前の仕事だよ!
そんな事を考えていたら先生が「昔は店員さん、なんて呼ばずにお姉さん、だったのにね〜」と微笑んでおりました。ほっこり。

 

寿司を握る時の動詞
日本語漢字と中国語漢字のニュアンスは、本当に様々な違いがありますが…この日は特に「握る」の訳し方が気になりました。「捏」は、握ると言うよりはつまむ。「握」は、ぎゅっと掴む。じゃあ「」は……って何だこれ?!なんて読むのこれ??怖いよー!!助けて北辞郎さーん!!!(ちなみに読みはzuan4でした。文字化けしてしまう場合は「纂」に手偏がついたものをご想像ください。)
思わず、心の声でオンライン辞書の名を叫んでしまいましたが、その中にもきちんと「攥寿司(寿司を握る)」って項目があるのです…いやびっくりしました。中国語学習○年目でも知らない漢字見るとびっくりしちゃいますね。え?私だけですか、そうですか…。

 

【印象総まとめ】
なんだか、前回までと打って変わって、またちょっと雰囲気重視のレポートになり、中国語要素が薄くなってしまったような感じがしますが…い、いかがだったでしょうか。
そう言えば、前回のレポートで「期末テストが楽しみです!」と書きましたが、答え合わせはまだ先でした…すみません。しかし、なんだかんだと授業は残り2回、授業レポートも次回が最後です!
一番仲の良いクラスメート曰く「最初の頃よりも訳すスピードが上がった!」という成長が自身でも感じられたようです。彼女の場合は、端から見ていても明らかにミスが減って読解力がアップしたのと、着実に「翻訳家」に近づいていっているな、という感慨深さがあります。
私は何故こんな偉そうな文を書いているのでしょうか(笑)。

 

優しい先生方やスタッフの方々に見守られ、果たして自分にはどれだけ伸び代があったのか、最後までに改めて振り返っておこうと思います。もしご興味があれば、また次回お会いしましょう〜!
| 授業体験レポート | 09:37 |
『ゲリラ建築:謝英俊、四川大地震の被災地で家を建てる』

当校OBの串山 大さんが翻訳された書籍です。

 

●串山さんご紹介文

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台湾の建築家・謝英俊を有名にしたのは、シンボリックな巨大建築などではなく、どこにでもありそうな民家の建設だった。彼が家づくりに取り組むのは、たとえば四川省の山奥にある少数民族地域。ある村では震災後に全村移転を余儀なくされ、新しい集落を建設しようとしていた。謝英俊にいわせると、その土地の被災者たちは決して「弱者」ではない。なぜなら、自分たちで家を建てる能力を失っていないから。

 

そんな住民たちの相互扶助による家づくりを実現するのが「協働セルフビルド」であり、開かれた建築システムと簡易化された構法/工法である。だが、その取り組みは常に成功するわけではない。同じ農村でも商品作物の生産により潤う地域、さらに都会に近い平野部など、環境によって人びとの価値観は異なり、家づくりのあり方もさまざまだった。

 

当時、建築学科の院生だった著者は、少数民族の多い地域で展開されるフィールドワークのような実践を、ありのまま記録している。体裁を整える安易な言葉でまとめようとはしていない。作中でも語られるが、その手法は半ば意図的であり、半ば条件に強いられたものである。何か分かった風な概念を並べるよりも、細かな出来事の描写を重ねることでこそ表現できる本質があると、そう確信しているように訳者には感じられた。文学青年でもある著者は、とりとめなく写実されるエピソードの積み重ねを、広い意味での文学として機能させることを意図しているのだ。

 

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ぜひお手に取ってお読みください♪

 

 

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角川まんが科学シリーズ『どっちが強い!?』13巻・14巻・15巻

 

| おすすめ書籍のご案内 | 14:06 |
授業体験レポート:2019秋【英語編】第6回 「強みと弱み」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で17シーズン目を迎えています。2019年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コース 本科2クラスのYさんのレポートをお届けします。

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こんにちは、Yです。忙しい日々の中で、いかに勉強時間を確保し、自分をやる気にもっていくか、その難しさに直面しています。その解決法の一つとして、最近話題の家事代行会社のらくらくお料理サービスに申し込みをしました。お料理のプロがいらっしゃり、短時間にたくさんのお料理を作ってくださいます。まさに家事の革命です。忙しい日々の中で時間を買うという方法が、勉強中の我が家にはとても効率的な選択であると実感しています。勉強時間が確保された今、あとはやる気だけです。ついに言い訳ができなくなってしまいました。そんな状況の中、学期後半真っ盛りの授業レポートをお届けしたいと思います。今回は、日→英の授業は出席できなかったため、英→日のみレポートさせていただきます。

 

第12回目 英日授業 1月25日
授業が始まる前のクラスの様子は、みな単語テストの勉強に集中しています。訳の渡されていない記事について、自分で記事の単語をすべて調べてこなくてはいけません。単語の意味が本当にこれで合っているのか、記事を訳してみると意味が通じない、そんな風に不安に思うものは、クラスメートと確認し合っています。自分では調べきれなかった意味があることを教えてもらい、なんとか助かっています。クラスメートの存在があるからこそ、この地道な勉強が続けられるのだろうな、と思います。一人で孤独に勉強していたら、きっとどこかでくじけてしまうような気がします。回を追うにつれ、課題の記事も授業の内容もどんどん難しくなっているように感じます。あと少し、なんとか皆で乗り切ることができると良いです。

 

授業が始まり、生徒の一人が皆の前に出て前回の教材の復習パフォーマンスを披露します。今回、いよいよ私の番がやってきました。人の前に立つのはとても緊張します。大丈夫かな。一文一文、先生がオーディオを流してくださり、間違わないように、はっきり聞こえる声で、訳を落とさないように行っていきます。なんとか最後まで行き着いたパフォーマンス終了後、クラスメートと先生から良い点と改善が必要な点についてコメントをいただきます。まず良い点は、「抑揚があるため聞きやすい、訳が丁寧で説得力がある」ということ。抑揚があるというのは言われて初めて気づきました。自分の気づいていない強みを教えてもらえたので、今後はそこも意識して、さらに磨きをかけていきたいと思えました。

 

訳に説得力を持たせるために更に有効なのは、通訳者自身の表情だそうです。オドオドせず、自信を持ってパフォーマンスをすることで、小さなミスもカバーできてしまうということです。これは現場で場数を踏んでいる先生ならではのアドバイスだと思いました。今回は復習教材のため良いコメントを有難くもいただけましたが、初めて訳す教材でもこんなコメントをいただけるように頑張りたいです。

 

そして改善すべき点は、先生からご指摘いただいた私の最大の弱点、「『えー』と言ってしまうこと」です。すべての訳に「えー」が入ってしまうのです。まさにこれは、自分の録音テープから必ず聞こえてくるクセで、自分では意識して言っているつもりはないためとても厄介なものです。よくよく考えてみると、訳を出す時に頭の中で整理している瞬間に、「えー」と声を出すことで間が保てて安心しているのです。

 

安心材料の「えー」を手放すことは、なかなかの難題です。先生のアドバイス通り、まずは「えー」をなんとか「ぇ」ぐらいにコンパクトにするところから始めていくようにしたいと思います。

 

人から指摘されて初めてわかる自分の強みと弱みに気づくことが、意識付けの第一歩なのだと再認識しました。そして改めて、通訳者は人の前に立って話す仕事、多くの聴衆を前にしても緊張しない度胸と経験値が必要なのだと学びました。

 

また授業では、サイト・トランスレーション(略してサイトラ)について学習しました。これは同時通訳に使われている手法で、英語が聞こえた順にどんどん頭から訳していくというものです。一つの文章の中に意味のかたまりを見つけ、その区切れにスラッシュを入れます。まずスラッシュの部分まで訳し、その後、後ろの文章につなげていきます。英語と日本語では構造が大きく違うため、英語を最後まで聞いて後ろから訳して前につなげていこうとすると、後ろを訳した時点で前の文をだいたい8割は忘れてしまうそうです。この頭から訳す技というのは非常に役に立つと感じましたが、文と文をつなげるには日本語を上手に使う必要があるため、言葉の言い回しを覚えることも必要だと思いました。

 

サイトラの効果としては、読解のスピードが上がり、英語のロジックが身に付くということです。結論が後ろにくる日本語と、大切な情報が頭にくる英語、その橋渡しの難しさに悩んでいる身としては、とても有難い内容でした。

 

毎回の授業では、とにかく講師の先生の教え方がきめ細かく、丁寧で分かりやすいです。詳細な手作りのプリントもいただけるので、忘れてしまっても立ち返ることができます。やるべきことは多く、高い壁が立ちはだかっていますが、一つ一つ、自分にまずできることを進めていきたいと思います。やり続けることは簡単ではありませんが、夕ご飯の心配がなくなったことが、ひとまず心の救いです。それでは!

 

| 授業体験レポート | 09:00 |
私の一週間”勉強”スケジュール Case.15 AYさん(英語翻訳・総合翻訳科・基礎科2)

 

「どれくらい勉強すればいいですか?」「どんな勉強がいいでしょうか」

受講生の皆さんから教務に多く寄せられるこれらのご質問にお答えするブログシリーズ「私の一週間"勉強"スケジュール」。当校の受講生の方々にご協力いただき、一週間の「勉強」スケジュールを公開していただきます。あわせて、勉強の内容についてもご紹介いただきます。勉強時間や生活リズムの組み立て方、勉強内容などについて、参考にしていただけましたら幸いです。

 

さて、第15回でご紹介するのは、英語翻訳者養成コース「総合翻訳科・基礎科2クラスを受講中のAYさんです。

 

<英語翻訳コース「総合翻訳科・基礎科2」クラス AYさんの一週間”勉強”スケジュール>

 

★一週間の合計勉強時間 22時間(月・金:各1.5時間、火:2時間、水:2.5時間、木:1時間、土:5.5時間、日:8時間)

 

 

<勉強に関するQA>

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Q1. 勉強の時間を確保するために気を付けていることを教えてください。

 

A1. 空いた時間にスマートフォンやテレビを見ないように心がけています。

 

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Q2. モチベーションを維持するために何かしていますか。また、落ち込んだ時の対処法などもありましたら教えてください。

 

A2. 

・授業終了後、私が絶大な信頼を寄せる担当講師の今野先生と会話をし、日頃の勉強と次の課題に取り組む不安を払拭しています。
・課題提出後、次の授業前に、同じクラスを受講するある生徒さんと毎週、メールによる情報交換会を行っています。
・それから時々、自分の夢を実現させた後の将来像を思い描いたりもします。(秘書、社内翻訳者とか。)

 

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Q3. 重視している勉強内容を教えてください。

 

A3. ライティングスキルの向上を特に重点的に行っています。しかし転職後、英語を使う機会が現職より増えることも考慮して、英会話のレッスンも取り入れています。
 

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Q4. 授業の予習・復習にかける時間配分はどのようになっていますか。

 

A4. 予習8.5: 復習1.5です。

 

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Q5. 翻訳のプロセスそれぞれにかける時間配分はどのようになっていますか。

 

A5. 

日英訳文作成プロセス(所要時間:8時間30分)>
・課題文を読む→メモ帳に図解や絵を描きながらリサーチ向けのキーワードを拾い上げる:20分
・訳文のリサーチ:85分
・読み手の特定:10分
・訳文ドラフト作成:
210分

・訳文ドラフト作成と並行して、質問とコメントをテンプレート該当箇所に入力:45分
・wordのテンプレートを仕上げる:75分
・課題原文要旨の作成:25分
・課題提出前に、再度訳文を確認:40分

 

英日訳文作成プロセス(所要時間:10時間15分)>
・不明な単語と語句を調べながら原文を黙読する、その後原文を複数回英語で音読する 2工程の時間:25分
・構文分析をする:90分
・リサーチ向けのキーワードを拾い上げ、該当URLの特定と訳文のリサーチ:75分
 ・訳文ドラフト作成、wordのテンプレートを仕上げる、質問をテンプレート該当箇所に入力 3工程の時間:6時間
・課題原文要旨の作成と読み手の特定:35分
・課題提出前に、日本語で音読しながら再度訳文を確認:30分

 

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Q6. 授業以外の勉強リソースを教えてください。

 

A6. 

・オンライン英会話
・無償で配信されるNational Geographicの英語メールマガジン
・ラダーシリーズで英文リーディング
・英文表記のみ可のGroup LINEメンバーに加入する

 

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Q7. 気分転換・リラックスタイム・趣味の時間などにしていることがありましたら教えてください。

 

A7. 

勉強前の昼寝は、エネルギーがチャージできて非常に効果があります。
・近所や通勤途中のカフェに立ち寄る事が、私の息抜きです。しかし、くつろいでいてもつい、英語関連のテキストを開いてしまいます。
Youtubeで海外のミュージックビデオを流しながら家事をする時もあります。
・National Geographicの動物関連の記事を見て、地球は素晴らしい!と時折感激することでしょうか。(しかし、絶滅危惧種たちの将来を憂い心を傷めています。これでは、気分転換とかけ離れますよね。)
・オンライン英会話でお気に入りの先生と会話する事
・姪(兄の娘たち)に会い、兄を家を訪れる度に動物図鑑を眺め、かつ関連動画を紹介して二人に楽しみを届けています。
・時間があれば、動物園もしくは、絵本の図書館、海外アーティストのライヴに行きたいです。

 

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AYさん、ご協力いただき、ありがとうございました!

 

| 私の一週間"勉強"スケジュール | 09:15 |
『中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)』 第53回 「新春の挨拶」

ネイティブがよく使う自然な中国語表現を毎月テーマ毎にご紹介する「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」。中国語ビジネスコミュニケーションコースご担当の張意意先生に執筆していただいています。どうぞお楽しみください。

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今年の春節は例年より早く、1月25日に迎えました。そこで、今回は新春のご挨拶についてお話ししたいと思います。

 

今年はネズミ年、普段ではいいイメージの少ないネズミですが、今年だけはありがたく、皆に愛されます。

 

12支のうち、ネズミつまり子は一番目。昔からの言い伝えによると、天の神様が主催する競走大会で動物たちが優勝を争いました。ネズミは仲良しのネコを起こさず、こっそりと一人で出かけ、途中、夜中に出発したウシの背中に乗り、らくらくとゴールに近づいたところで、ジャンプして一位になったのでした。これがきっかけで、ネズミはネコと天敵になり、ずる賢いという負のイメージを与えました。「鼠」と関連がある四字熟語として、「抱头鼠窜(頭を抱え、ネズミのように逃げる)」、「贼眉鼠眼(不審者の表情)」、「胆小如鼠(気が小さいこと)」、「鼠目寸光(目先の利益しか見えない)」、「鼠肚鸡肠(度量が小さく大局を見ようとしない)」、「过街老鼠(道をわたるネズミのようにみんなに嫌われること)」などがよく使われます。

 

ところが、「子年」となると、「鼠年快乐」、「鼠年大吉」、「鼠年好运」はもちろんのこと、「金鼠纳福」、「玉鼠送喜」、「福鼠送财」、「瑞鼠吉祥」、「鼠不胜鼠」などもよく使われます。

 

もちろん、「鼠」を特定せず、一般的な新年の挨拶も使われます。

 

祝您:「万事顺意」、「吉祥如意」、「平安大吉」、「健康平安」「新春快乐」でもいいですし、「恭贺新禧」、「步步高升」「恭喜发财」、「生意兴隆」、「日新月异」でもいいです。おめでたい言葉はいくらあっても嬉しいものです。たくさん覚えましょう。

 

では、次回は、「春咲く花に関する言葉」ついてお話したいと思います。ご期待ください。

 

 

マル今月の中国語新語:

新型冠状病毒肺炎(新冠肺炎)= 新型コロナウイルス。

 

例:北京市召开了新型冠状病毒感染的肺炎疫情防控工作新闻发布会。
北京市は新型コロナウイルスの感染を防ぐための対策について、記者会見を開きました。

 

 

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張 意意
ビジネスコンサルタント。中国北京外国語学院卒業。証券会社を経て、現在、コンサルティング会社経営。現役通訳者、翻訳者としても活躍中。アイ・エス・エス・インスティテュートでは「ビジネスコミュニケーションコース」を担当。企業や業界のニーズを把握し、中日間のコミュニケーションを円滑に進めるために、受講生に最新の動向を紹介しながら、指導を行っている。

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丸中国語ビジネスコミュニケーションコース丸

 

四葉のクローバー2020年[春期]4月レギュラーコース
<レベルチェックテスト>

4/4(土)16:30〜 レベルチェックテスト(1人10分)

https://www.issnet.co.jp/courses/c_i_business.html#event_info5

 

四葉のクローバーコース案内動画はこちら
※張意意先生からのメッセージもありますので、ぜひご覧ください!

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| 「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」 | 10:22 |
ISSライブラリー 〜講師が贈る今月の一冊〜 第44回:近藤はる香先生(中国語通訳)

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先生方のおすすめする本が集まったISSライブラリー

プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師に、「人生のターニングポイントとなった本」「通訳者・翻訳者として必要な知識を身につけるために一度は読んでほしい本」「癒しや気分転換になる本」「通訳・翻訳・語学力強化のために役立つ参考書」等を、エピソードを交えてご紹介いただきます。
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今月の一冊は、中国語通訳者養成コース講師、近藤春はる香先生ご紹介の「形而上学(パース著作集)」(C.S. パース著, 遠藤 弘 編, 勁草書房, 1986年)です

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読経は何を言っているかわからないから有難い。どのように読もうとも、経自体の意味や原理は変わらないのだが、「南無阿弥陀仏…」とはっきり文字が浮かぶような読経は講義のようで味気なく、そうでない読経は仏の世界に引き込まれる気がする。

 

哲学書は敷居が高い。普段はあまり読まない。名言としてよく知られている一言二言の言葉は触れる機会も多く、わかっているつもりだが、1冊の哲学書を系統的に理解することは難しい。

 

しかし哲学書も読むこと自体は難しくはない。哲学書にみられる抽象的な表現や言葉は「抽象的であればあるほど、経験の一般的規則としても、また論理的原理からの必然的結果としても、構築し易いもの」(「形而上学」p.1)であり、「なるほど、そういうことか!」と悩み続けた問題を一気に解決してくれるようなヒントがそこかしこに盛り込まれ、嬉々として一冊を読み終えることも少なくない。

 

例えば、同書第一章に「全く新しい習慣は意志を伴わない経験によっては創造されえない」、「筋肉を働かせているようにみえるときも習慣を生み出すのはその筋肉の働きではなく、それに伴う内的な努力、すなわち想像力の働きである」(p.23)とある。これは通訳の練習にも通じる。シャドーウィングをただただ100回繰り返してもスキルはなかなか上がらないが、「話しながら、こまかいところまで聞きとるぞ」、「聞きながら、発音・アクセントを崩さず話すぞ」などと目標や注意点を明確にし、意識しながら取り組むと数回の練習でも確実に効果があがる。スポーツの世界で「イメトレが大事」とよく言われるが、全くその通りである。

 

ただ、一冊読み終えた時、はたしてその内容をきちんと「理解」していたかというと、答えは「否」である。一節もしくは文単位では“解釈”でき、感動さえ覚えるにもかかわらず、1冊どころか、たった1頁でさえ、まとまった意味や流れを理解することができない。「おお!」と感動し、理解できたと“感じる”文や言葉は沢山あるのに、それはいつまでも「点」のままで、「面」はおろか「線」にもならない。となると、「点」も本当に理解できているのか怪しくなる。

 

言葉を理解する際、人間は「言葉」以外の助けを借りている。語気や口調は典型的だが、他にも、言葉のもつ音やイメージが生み出す「感覚」が、語義を越えて話者の意志を伝えることもある。芸術家や設計士の話す言葉は「感覚」的で、通訳の現場で頭を抱えるのも決まってそうした「感覚ではわかるけど、ロジックがつかめない」話だ。

 

誤解してはならないのは、「“感覚”で伝わる=“ロジック”がない」とはならないことだ。音楽や絵画など芸術作品が実は緻密な論理的構成に支えられているように、抽象的な、感覚的な話にもそれを支える「論理」が必ずある。論理的でない話を相手がしているのではなく、「感覚」と「論理」をつなげ、正しく理解する力が自分に欠けているだけである。

 

分類はあらゆる科学研究の基本だ。そして、「形式に基づくもろもろの区別や分類の方が(中略)諸物の振る舞いを科学的に理解するためには重要」(p.12)である。だから私は『形而上学』を分析しながら読むことにした。「感動」を振り払い、「解釈」をせず、ひたすら一文一文の意味と繋がりを掴んでいく。

 

感覚的な「感動」、自分なりの解釈を否定するわけではない。それこそ読書の醍醐味だと思う。ただ私は、文字の浮かばない読経を聞きながら、論理をつかめるような境地に至りたい。そして、論理に支えられた「感動」を、論理を感じさせることなく相手に伝えたい。それが私の目指す通訳像である。

 

 

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近藤 はる香(こんどう はるか)
横浜市立大学国際文化学部卒業。10年の中国留学を経て、帰国後フリーランス通訳者、翻訳者として活動中。アイ・エス・エス・インスティテュートでは中国語通訳者養成コース基礎科1を担当。

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| ISSライブラリー 〜講師が贈る今月の一冊〜 | 09:34 |
クローズアップ!アイ・エス・エス・インスティテュート横浜校


ISSインスティテュート横浜校。皆さんは行ったことがありますか?

「え、横浜にも学校あるんですか?」「横浜校にずっと通ってます」「あるのは知ってるけどあまり興味ありません」「行ったことないし、いまさら聞けない」「やっぱり東京校でしょ」などなど、さまざまな声が聞こえてきそうですね。今回は横浜校をたっぷりご紹介します!

コンパクトでアットホーム
受付とラウンジ、教室がコンパクトに配置されていて、快適で過ごしやすい環境が整っています。ラウンジのソファは横浜の海をイメージしたブルー。皆さんにリラックスした時間を提供しています。レギュラーコースの平日昼間クラスでは授業の開始前から教室で楽しく談笑したり、授業後にはクラスメート同士が近くのお店でお茶をしながら情報交換をする様子もみられます。また、教務スタッフがすぐ近くにいるので話しかけやすく、アットホームな雰囲気が漂っています。

 




横浜校に歴史あり!
1992年以来、横浜の地で26年にわたり開校しています。横浜校には顧問の曽根先生をはじめ、横浜校に長く携わっているベテランの講師陣と教務がそろっています。今ではホームページの人気コンテンツになっている「曽根先生の通訳学習相談室」は、横浜校のスタッフが受講生向けに手作りしたニュースレターの紙上カウンセリング企画として20年前以上前に誕生しました。


横浜の繁華街に立地、首都圏からのアクセス良し
横浜駅西口、徒歩5分。高島屋を横目に地上を歩くか、または大型書店やスイーツが並ぶ地下街を抜けるか、その日の気分次第です。西口のランドマーク、シェラトンホテル近くにそびえたつ高層ビル、STビルの8階に横浜校はあります。STビルには神奈川県や市の労働関連機関など多くのオフィスがあり、1階にコンビニ、地下に中華レストランもあります。

従来から隣の静岡県から通学される方も多いですが、横浜駅といえばJRや私鉄の新しい路線のおかげで首都圏からのアクセスが抜群に良くなりましたよね。最近は他の首都圏から通学する方も増えています。調べてみたら実は乗り換えなしで行ける、なんてことも!?


横浜で「唯一無二」
デジタルLL教室などの設備が整った環境で本格的に通訳・翻訳を学べる、横浜周辺では唯一の学校です。
横浜近辺にお住まいの方、横浜校の方が通いやすい方、横浜校でお待ちしております!

 

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四葉のクローバー2020年[春期]4月レギュラーコース

 

横浜校開催の無料体験レッスン等をご用意しております。

 

丸英語通訳者養成コース

無料体験レッスン「ハイレベル実践英語」

横浜校 3/21(土) 13:00-14:30

 

無料体験レッスン「通訳準備科」

横浜校 3/14(土) 13:00-14:30

 

無料体験レッスン「本科1・2」レベル

横浜校 3/7(土) 11:00-12:30
横浜校 3/21(土) 10:30-12:00
 

無料体験レッスン「本科3」レベル

横浜校 3/28(土) 14:00-15:30

 

英語通訳「無料体験レッスン」お申し込み:

https://www.issnet.co.jp/courses/e_i_index.html#event_info2

 

丸英語翻訳者養成コース 

無料体験レッスン「総合翻訳科・基礎科1・2」レベル

横浜校 3/14(土) 13:30-15:00

https://www.issnet.co.jp/courses/e_t_index.html#event_info2

 

丸「英語通訳・翻訳キャリア 派遣のマーケットとクライアントの要望」

横浜校 4/11(土)10:30-11:45

講演者:米田 謙二(ISS人材サービスグループ リクルーター&キャリアカウンセラー)

https://www.issnet.co.jp/courses/e_i_index.html#position12

 

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| ISSインスティテュートからのご案内 | 13:39 |

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