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授業体験レポート:2018春【中国語編】第5回 「中間テスト」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えています!

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください。

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?毎週金曜更新、英語・中国語を交互に連載します。

それでは、中国語通訳者養成コース通訳科1のYさんのお届けする授業ルポ第5回をどうぞお楽しみください。

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早いもので9回目は中日通訳訓練の中間テストです。内容は初見のショートドキュメンタリーのサマライズ(要約)と台湾の某政府系機関による記者発表会の逐次通訳です。

 

まずはサマライズ。「ウイングスーツフライング」に挑戦する中国人の5分間のドキュメンタリーを1分間の日本語に要約します。そもそもウイングスーツフライングとは一体なんぞや?と初見ではピンとこなかったのですが、今回先生のお慈悲で練習時間もあり、さらに映像も2回見せてもらえたので助かりました。が、盛沢山の内容を1分にまとめきれず、私は尻切れトンボで終わってしまったのでした。とほほ。


気を取り直して記者発表会の逐次通訳です。台湾人スピーカーのプレゼンを各自逐次通訳して録音しました。その後、その一部をルームスピーカーでランダムに再生しレビューしました。先生からの指摘事項は以下のとおりです。

 

数字を訳す際には、その「単位」にも注意すること。特に通貨単位は絶対に間違わないこと
事前にもらった資料にはっきりUSドルとあり、予習でそこに丁寧に赤で丸をつけていたのに、訳出では「円」と言い、途中で間違いに気づき動顛してなぜか「台湾ドル」と言い直したのは私です。

 

台湾でよく使われる特有の単語を覚えること
「同仁」(みんな、仲間)、「硬体」(ハードウェア)、「打拼」(頑張る、努力する)など大陸であまり使わない単語にクラスメイトも戸惑っていました。

 

新聞を読もう、好奇心を持とう
政治経済のトレンドを理解していればわかりにくい概念や文脈も推察しやすいはずです。「紅海」(レッドオーシャン)と聞いて発音が同じ台湾系企業の「鴻海(ホンハイ)」しか思い浮かばなかった私は、根本的に日本語の語彙と知識を増やさなくてはいけません


先生のご指摘やアドバイスは頭では理解できるのですが、実践するのは容易ではなく、また実際に一朝一夕に出来ることでもありません。地道にコツコツと頑張るのみです。

 

なお、今回の中間テストについては、この通訳パフォーマンスについて個別に評価表が出され、期末テストとあわせ進級判定の参考となります。

 

10回目も中日通訳訓練で、前回の台湾のプレゼンの続きを使って逐次通訳訓練をしたほか、哺乳瓶のテレビショッピング風映像を使ってサマライズと逐次通訳訓練をしました。また、単語帳の作り方とその覚え方、資料のどのような部分に注意すべきか等々予習のやり方について、先生ご自身の実例を交えた講義がありました。

 

 

| 授業ルポ | 09:31 |
授業体験レポート:2018春【英語翻訳編】第4回 「成長できたこと」

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えています!
ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスからの授業レポートをお届けしています。英語翻訳クラスの第4回、ぜひお楽しみください。

 

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みなさん、こんにちは。総合翻訳・基礎科1通学クラス受講中のMです。早いもので授業も先週で8回目を終えて折り返し地点となります。

 

では、第7回、第8回の授業レポートを始めたいと思います。
第7回の授業は家族の都合で帰省していたため、後日、自宅でのインターネット受講となりました。ISSインスティテュートには、このような受講制度があり大変助かります。

 

さて、いつもここでは、問題点や改善点ばかりを書いていましたが、今回は中間地点ということで、自分なりに成長できたと感じていることを書きたいと思います。

 

私は、昨年12月開講の「はじめての実務翻訳訓練」クラスから翻訳訓練をスタートしました。その頃と比べたら、「直訳過ぎる、わけの分からない文章」を書くことはなくなったと思っています。そう思うのは、毎回課題文の構文分析を行うことで「丁寧に読む癖」がついたこともあり、私自身が「受講当初に比べて訳しやすくなった」と感じているからです。そして、直訳から抜け出せないという状況がかなり少なくなりました。その分、辞書を引いたり、どうすれば分かりやすくなるか、どう言葉を補おうか等を考えるたりする余裕ができてきたのです。

 

それから、翻訳訓練を受け始めてから、日本語の文も英語の文も丁寧に読むようになりました。そして、同時に、いろいろな文章を読んでみたいという気持ちになり、いつも読む小説以外で日本経済新聞の土曜版の『NIKKEIプラス1』と日曜朝刊の『NIKKEI The STYLE』など、内容が多岐にわたるものを定期的に読むようになりました。このように読み物の興味の幅が広がったことも成長した点であると思います。


本日ちょうど、クラス担当の先生から中間フィードバックをいただきました。
その1つに、「訳語の選択に気を付けて、思い込みに囚われないように、原文の意味をしっかり把握すると更に向上する」というコメントをいただきました。

ちょうど前回と前々回の授業で、「適語を正しく見つけるにはどうすればよいか」についてのお話をしてくださいましたので少しご紹介します。
適語を正しく見つけるには、「文章全体を読んで、全体でどういうことを言っているのか内容をとること」、それから「具体的なイメージをその文章にもつこと」でした。その「イメージ」とは、例えば、「その場所はどこ?どんな状況?いつのこと?」です。このように具体的に光景を思い浮かべると、言葉の使い方や、言葉の意味の使い方を正しく選べるとのことでした。ついつい原文と自分の訳に入り込んでしまうとそこから抜け出せなくなるので、後半の課題はここですね。

また、やはり以前からの課題である、訳す際に「字面に囚われない」ことを克服することが後半の目標です。訳語の選択をもっと慎重に、そのためには辞書をもっと丁寧に読むことを心掛けて後半も頑張りたいと思います。

 

 

| 授業ルポ | 10:27 |
授業体験レポート:2018春【中国語編】第4回 「森をつくりたい ―ノートテイキング―」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えています!

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください。

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それでは、中国語通訳者養成コース通訳科1のYさんのお届けする授業ルポ第4回をどうぞお楽しみください。

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途中入学でクラスメイトが2人増えて合計10人になりました。学生さんもいればすでに仕事でバリバリ通訳をされている方、教職の方などさまざまな年代やバックグラウンドの方々が集まり、楽しい雰囲気です。


授業の7回目は日中通訳訓練でした。前の週の中日訓練に続き、ノートテイキング(通訳のためのメモ取り)がテーマでした。

先生によると、ノートテイキングにはこれが絶対という方法はないそうですが、記号を多用すると確実に楽にメモが取れるようになるので、色々な記号を工夫して使う練習をして自分なりの方法を確立していくこと、そして「木を見て森を見ず」(ちなみに中国語では「スイカをなくしてゴマを拾う」というらしいです)のメモにならないよう注意することがポイントとのことでした。代表的な記号の一覧表も配られ、早速ノートテイキングの練習を兼ねながらサマライズ(要約)訓練 を行いました。教材のテーマは「中国の粽(ちまき)の起源」と「医療現場におけるAIの活用」です。

 

その後、公式な場での記者会見の動画を使ってノートテイキングと逐次通訳の訓練をしました。ひと段落ごとに、指名された人が前に出て白板にメモを取り、それをもとに逐次通訳をしていきます。「先ほど勉強した記号を頑張って使ってね」と先生から言われたのですが、内容のせいなのか私もクラスメイトも文字だらけのメモになりがちです。あくまで私の場合ですが、今のような文字中心のメモだと、スピードや余裕が足りず、訳漏れが多くなり、特に接続詞が抜けて箇条書きのような訳文になってしまいます。例えると、ほそーい木がぽつぽつ生えているだけで森になりません。記号を使いこなして森にしていきたいものです!

 

8回目の授業も日中通訳訓練です。前回の続きで、ノートテイキングを意識しながら公式な場での記者会見の逐次通訳をしました。今回はまず全体を通して各自逐次通訳をし、それを録音しました。20分程度の記者会見ですが非常に疲れます。訳し終わってみんなが深いため息とともにヘッドセットをはずすと、先生から「みなさん、つっかえすぎですよ〜。もっとスラスラ訳さないと」とのお言葉が。ううう。前回の授業で一度やっている教材なのに、メモと頭の中の処理が追いつかず、私の場合、森どころか木すら見えない部分がありました。それからその録音を先生がルームスピーカでランダムに再生して講評・解説タイムです。先生の訳例やクラスメイトの訳出は「なるほど!」とひざを打つものが多く大変参考になります

 

最後に雑学コラムを教材にサイトラ(文章を読んで頭から訳出する訓練)をやりました。早いもので次回はもう中間テストです!

| 授業ルポ | 09:56 |
授業体験レポート:2018春【英語翻訳編】第3回 「翻訳を学ぶ姿勢を再確認」

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2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスからの授業レポートをお届けしています。英語翻訳クラスの第3回、ぜひお楽しみください。

 

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みなさん、こんにちは。総合翻訳・基礎科1通学クラス受講中のMです。
私の住む東京ではもう梅雨入り。最寄り駅までの歩道には紫陽花が咲き始めました。

さて、3回目の授業レポートです。

 

今回の授業レポートでは、先生が翻訳するにあたっての3つの注意事項をお話ししてくださったので、そのことについて書きたいと思います。

 

☆1つ目は、「集中力」です。原文と向き合って訳文を作成する際にはかなりの集中力が求められます。毎回の授業で課題を返却され、間違いがあった場合、「なぜミスをしてしまったのか」を考えて、次につなげることが必要ということです。一般的に原因として考えられることは、文法、構文把握力、表現力、語彙選択の力が足りないことが挙げられます。私は今回、「思い込み」によるミスをした結果、変な訳文になってしまいました。文法書で調べても、辞書で調べても訳文に間違いはないはずなのに、どうしても変なのです。結局、私はその訳から抜け出せず、同じように訳してしまうというループに陥りました。

 

思い込みは翻訳者がよくするミスですが、訳文を読み返したときに「変だな〜」という感覚を大事にして、思考を変えて原文に戻り、もう1度丁寧な構文分析をすることで改善されるというアドバイスをいただきました。


☆2つ目は、「辞書の使い方」です。単語の訳語を調べるだけで満足するのではなく、調べたらその単語を使って作られた例文をノートに書き出すことや、納得のいくまで何回も辞書を引くことが大事だそうです。英語に限らず日本語についても同様です。前回の英日翻訳の課題では、「動物実験」に関する文であるにも関わらず、私は「動物での臨床実験」と訳してしまいました。みなさんお分かりの通り、「臨床実験」は人に対する薬剤の有効性を示すものですよね。翻訳で訳語を選ぶときは、裏付けの無いまま思い付きで言葉を使ったりせず、きちんと意味を調べなければいけないですね。

 

実は3月末に電子辞書を新調したのですがまだまだ使いこなせていません。宝の持ち腐れにならぬように、訳出前に何度も調べることを心がけて、「思い込み」や「思い付き」で訳語を選ぶ習慣を改善したいと思っています。


☆3つ目は、「ネットの利用」です。「原文の背景知識を調べるためにネットを活用することは大切な作業ですが、掲載されている言葉をそのまま借用してはいけません。自分で言葉を考えて訳文を作成することが、今後翻訳者としての能力や技能を養うことにつながるのです」と先生はおっしゃっていました。


先生は、翻訳は「知識」ではなくて一生自分に残る「技能」であり、簡単には身につくものではないと集中コース「はじめての実務翻訳訓練」クラスの頃からおっしゃっています。それだけ丁寧に勉強する必要があることが、本格的に翻訳訓練を始めてから分かってきたことです。

 

私は英語や言葉が大好きなので、こうやって言葉と向き合える勉強ができることにいつもわくわくしています。翻訳の勉強を始めてからは、外食した際に英語版のメニュー表に目を通したり電車のホームにある注意書き等をじっくり見たりしています。日本では外国人観光客が急増している背景もあり、特に都心だと、ふとした時に訳文が目に入り、気になります。そういうものも参考にしていきたいです。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2018春【中国語編】第3回 「俯瞰して、核心をとらえ 、そのイメージをメモする」

 

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2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください。

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それでは、中国語通訳者養成コース通訳科1のYさんのお届けする授業ルポ第3回をどうぞお楽しみください。

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5回目の授業は中日通訳訓練でした。教材として用意された、人類の月面着陸の歴史について解説しているものを逐次通訳しました。まずは最初にクラス全員で一斉に逐次通訳し、録音します。その後、二人一組になって相手の録音を聞き、互いに評価しあいました。次にまた各自が逐次通訳し、今度はその録音を先生がランダムにピックアップして全体で聞き、先生がコメントや評価をはさみます。


日本語母語者はリスニングに難があり聞き取れない部分をいかにカバーするかという点が問題となりますが、中国語母語者は完璧に聞き取れるがゆえに全部訳出しようとして時間切れになる傾向がありました。 先生からは発言全体を俯瞰して核心を要領よく訳出するようにとのアドバイスがありました。これは予習にも言えることで、例えば今回のように壮大なテーマだと予習すべきことが山ほどあるような気になりますが、事前に配布された資料を見て話の流れと核心さえ理解すれば、予習すべき内容も見当がつけられるとのことです。この「俯瞰する」「核心をとらえる 」技術を習得するために、サマライズ(要約)の訓練は非常に効果的な訓練のようで、このあとは中国語のフォントデザイナーに関する5分間のショートドキュメンタリーを見て、1分で要約・訳出する訓練を行いました。この日はノートテイキング(通訳のためのメモ取り)に関する講義もありました。

 

6回目も中日の逐次通訳訓練でした。今回の授業では、スタイリッシュな教科書の普及を目指す台湾人のプレゼンテーションが教材でした。前回の授業で事前に配布された43ページに及ぶパワーポイントの資料は画像が中心で文字情報がほとんどなく、予習しにくい資料でした。不安を抱えて授業に臨みましたが、「ダブル(W)」「set」などの英単語や台湾独特の言い回しがサラリと入ってくる台湾中国語が聞き取れず、さらには結構な早口のため、理解とメモが追いつかず、不安な予感が的中した悲惨な結果となりました。


クラス全員でのレビューの際に、先生が白板にメモ取りのデモをして下さいました。単語や文ではなく内容の「イメージ」を残すこと、字よりも記号や絵を多用することが、メモのスピードアップと日本語らしい訳出にするポイントのようです。まさに匠の技でした。

 

この後、中国の鉄道マニアに関するドキュメンタリーの教材を使用し、サマライズの訓練をしました。今度は巻き舌のきつい北京近郊の人がスピーカーで、これもこれで聞き取りにくい!ペアを組んだ上海出身のクラスメイトも聞き取れないと困っていました。
「中国語」と一口にいっても国や地方によって言い回しやなまりが異なり、普段から意識して多種多様の中国語に触れる必要があることを痛感しました。

 

| 授業ルポ | 11:25 |
授業体験レポート:2018春【英語翻訳編】第2回 「今後の課題」

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えます!
ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスからの授業レポートをお届けしています。英語翻訳クラスの第2回、ぜひお楽しみください。

 

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みなさん、こんにちは。総合翻訳・基礎科1通学クラス受講中のMです。
GWが終わり早いもので5月も中旬を過ぎましたね。今回は、2回目の授業レポートになります。

 

☆第3回の授業では、第2回の翻訳課題の返却・解説と、英文法は「冠詞」でした。英日の課題で、私は、’marketing’の訳に迷いました。授業でクラスメートの皆さんの訳文を共有しますが、見比べると、「マーケティング」「販売促進活動」「販売」「市場活動」「売り込み」「マーケティング戦略」と様々な訳語が見られました。皆さん文脈を考えて、どれが適訳かを熟考して選んでいます。「マーケティング」はカタカナ語で、多くの意味を含みますよね。そのままカタカナ語として使ってよいものなのか、適訳を探すべきなのか迷うところです。私は、最終的に国語辞典を4つ引いて、「市場活動」としました。しかしながら、この課題文での適訳は「マーケティング」で良かったみたいです。翻訳は、英語力が一番!と思われがちですが、実は日本語力は英語力以上に大切なのだということに気づかされます。今までの英語学習で、国語辞典を引くことはあまりなかったですから。

 

英文法は「冠詞」がテーマでした。日本語のネイティブには「冠詞」という概念はないので難しいところです。文法書を読んで理解しても実際に翻訳するときに正しく使えなければいけませんので、今後の課題でもあります。

 

☆第4回の授業では、第3回の翻訳課題の返却・解説と、英文法は「動詞」でした。英日の課題では、「補語(C)と修飾語(M)をどう見分けるべきか」という質問がクラスで挙がりました。前置詞句や、不定詞、接続詞など、たくさんの要素が含まれる文は複雑で、構文分析がややこしくなります。日頃から英文を読む際に意識していかなければならない点だと思いました。「何となく」では誤訳を導きかねません

 

私の弱点は、英語をどのように日本語に置き換えればよいかが分からなくなる点です。毎回、課題を訳し終えた後、「変な日本語だなぁ〜」と思うのですが、「訳文を読みやすい日本語に変えてしまうと英語の意味と違ってしまう!一体どうしようか?」と悩んでしまいます。毎回先生がおっしゃられている「原文に忠実に!」の決まり文句を思い出すと、尚更変えようがなくなってしまうのです。今回の授業では、「言葉を訳すだけではなくて、どういうふうに伝えようとしているか」を意識すると、「原文から離れず、文脈に合わせて訳語を選べるようになる」と習いました。これは訳文作成の鍵ですね!次につなげたいです。

 

文法は「動詞」でした。自動詞と他動詞、使役動詞などを扱いました。実は私は高校生に英語を教えていますので、文法にはそれなりに自信があったのですが、授業を受けてみて、「分かっていたつもり!」だったことがわかるとまだまだだな〜と思います。毎回よい勉強になっています。

 

以上の授業のポイントを踏まえ、今回の課題にも取り組んでいるところです。

 

| 授業ルポ | 09:17 |
授業体験レポート:2018春【中国語編】第2回 「打ちのめされる日々」

 

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2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください。

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?
毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第2回をお楽しみください。

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第3回目の授業は日中通訳訓練です。日中の授業は中国人の先生が担当されています。中国の東北地方の人らしい大変気さくな優しい先生で、受講生からとても人気があります。


この日はまず自己紹介を兼ねて半年間の目標を一人ひとり発表。そして、それを別の人が通訳するという訓練付きです。なお、このクラスの目標は、長文の逐次通訳力の修得と短期記憶力の強化です。


時事単語テストのあとは、この日の教材トピックである「医療」分野の逐次通訳訓練です。まずは「脳腫瘍」についてのプレゼン資料を通訳しました。初期症状や検査、治療方法など一般人向けの簡単な内容ですが、「手足が動かしにくい」「目がかすむ」など、単純ながらいざ訳すとなると意外と難しく、大変勉強になります。


次に「診察室での会話」の通訳訓練をしました。3人ずつのグループにわかれ、「脳腫瘍の疑いがある中国人患者役」と「日本人医師役」がシナリオにそって会話をすすめ、通訳役がそれを訳すというロールプレイング形式で行いました。

 

最後にはクラス全員でレビューし、先生の指摘や解説が入ります。医療通訳の最大のポイントは、内容を引かないこと、足さないこと誤訳や訳出漏れはまさに命取りになります。センテンスを丸々一つ訳漏れしてしまった私はうつむくだけです。国は医療インバウンドの受け入れに現状消極的ですが、医療通訳は確実に需要が増えているそうなので、勉強を続けていきたい分野です。

 

連休をはさみ、第4回目の授業も日中通訳訓練です。


最初に前回の復習としてクイックレスポンス(教材の音声に続けてすぐに対訳を発話する訓練)をしました。単語はともかくフレーズになると、とっさに訳が出てきません。休みボケの頭には辛い訓練です。

 

この日のメインの訓練はIR推進法案の概要を使ったサイトトランスレーションでした。文章を読んで頭から訳していく訓練で、構文やロジックが理解できるようになるため、語学力向上に大変効果的だそうです。

 

この日の授業で使用した教材は、お役所的な漠然とした内容で意味を把握しにくい上に、誤字が多いという通訳者泣かせの資料でした。皆さん苦戦気味でしたが、先生は容易に読解し整理して中国語に訳してしまいました。しかも日本語の原文よりも先生が訳した中国語のほうがわかりやすいのです。先生の日本語の理解力と中国語の表現力に舌をまくと同時に、自らの母語のレベルの低さに打ちのめされました。泣き言はともかく、実際の現場でも資料に問題があることは多いので注意深くチェックする必要があります。

 

最後に、安倍首相のインタビューをシャドーイング(音声を聞きながらまねして発音する訓練)、サマライズ(要約訓練)をして終了となりました。

 

 

| 授業ルポ | 10:24 |
授業体験レポート:2018春【英語翻訳編】第1回 「いよいよスタート!」

 

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毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語翻訳の授業ルポ第1回をお楽しみください。

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はじめまして。総合翻訳・基礎科1通学コースを受講中のMと申します。
この度、授業レポート執筆を担当することになりました。拙い文章と思いますが、これから全9回お付き合いください。

 

私は大学の英文科を卒業後、大学院で英語教授法を学びながら、英語科の教職に加え、日本語教師の勉強をしています。しかし、教えるよりも私自身がもっと英語を知りたい!言葉と向き合える唯一の仕事は翻訳なのではないか!と思い、翻訳の勉強を始めました。

 

昨年の11月、3校の翻訳学校に電話しました。ISSインスティテュートは教務の方の対応が大変丁寧で好印象でした。あいにく、その時期は途中入学できるクラスがなく、12月開講の「はじめての実務翻訳訓練クラス」に申し込みました。担当は、今野由紀子先生でした。翻訳訓練が初めての私たちに、とても丁寧な添削と指導をしてくださいました。レギュラーコースの基礎科1のクラスでは、翻訳はもちろん、文法力も強化できると今野先生にお聞きし、文法の学び直しの絶好のチャンスとも思い、この春の入学を決めたのです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、授業についてお話したいと思います。
総合翻訳科・基礎科1クラスでは、課題の訳出の他、「表現のための実践ロイヤル英文法」という副読本を用いて、英文法も学びます。

 

☆初回の授業では、翻訳のポイントと文法の「文型」の解説でした。なんとなく英文を読んで訳すのでは読者に伝わらないことや、辞書と文法強化の重要性等についてお話してくださいました。

 

授業では学校英語とは異なり、「翻訳のための文法」を学び、目から鱗でした。例えば「例文で、This blanket feels soft. は、『この毛布は柔らかい感じだ』と副読本では訳されていますが、実際に商品として説明する時にはこの訳はおかしいですよね。こういう時は、『この毛布は手触りが良い』が適訳です。」という解説があり、翻訳のための文法学習はそういうところにも着眼点を置くのだと気づきました。今後の文法書の読み方が変わります。文面通りに訳すとおかしな日本語になるのですね。そこがなかなか難しいところなのですが。

 

☆第2回の授業では、文法は「名詞」と日英、英日の翻訳前課題の解説でした。「名詞」は可算名詞か不可算名詞など、英語と日本語は随分異なる言語であるとつくづく感じるところです。翻訳課題のうち、英日では構文を的確に見抜く練習のため、きちんと英語原文の構造分析をします。日英では英語にしやすいように日本語原文のリライトの練習もします。このクラスでは、訳すだけではなく、訳すまでに至るプロセスをも学ぶのです。また、クラスメイト全員分の訳文を共有します。先生もおっしゃっていましたが、「翻訳に正解は1つではない」のです。全員の訳文を見ることで各々の訳を見比べることができ、参考になります

 

毎回、次につながるステップを踏めるように頑張りたいと思います。

 

 

| 授業ルポ | 10:23 |
授業体験レポート:2018春【中国語編】第1回 「気持ち新たに新学期のスタートです!」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えます!

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第1回をお楽しみください。

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このたび中国語通訳者養成コース通訳科1の授業ルポを担当させていただくYと申します。

 

ISSの通訳科1は今回が3回目の受講です。留学や仕事で中国に長期滞在したこともあるのですが、中国語は中級レベルのまま長らく伸び悩みが続いています。語学学習は喜びもある一方、心が折れそうになる辛い時間も多いものですが、ISSのアットホームな雰囲気や先生方の温かい激励(時に慰め)、クラスメイトとの交流など、週1回ISSで過ごす時間が私にとって勉強継続の刺激や励み、モチベーションとなっています。私のルポが少しでも皆様のご参考になれば幸いです。半年間宜しくお願いいたします。

 

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緊張の1回目中日ご担当の日本人の先生の授業です。先生は、30代なかばに中国語の学習を始められた異色のご経歴の持ち主で、年齢に関係なくやる気と努力で成長できることをまさに体現しておられ、その存在自体に励まされる気持ちになります。

 

まず、授業のガイダンスと通訳業界についての説明がありました。中国語通訳者は、女性そして中国語母語者が圧倒的に多いそうですが、実際この特徴は受講者の構成にも反映されており、クラスメイト全8人中、女性が6人、中国語母語者が6人とそれぞれ多数派です。

 

次に、各自1分間の自己紹介をビデオで撮影し、それを見て気づいたことを指摘しあいました。普段、自分の話す様子など見ませんので結構ショックです。語尾上げ、視線が泳ぐ、声が小さい、冗語が多いなどいろいろ指摘が出ます。訳出内容ももちろん大事ですが、通訳者はデリバリー(話し方)で評価されるため、授業中は話し方にも意識をするようお話がありました。

 

その後、世界の有名人の写真を見て、日本語と中国語両方で名前を言うビジュアル版クイックレスポンス(素早く反応して発話する訓練)をしました。喉まで出かかるのに意外と出てきません!通訳者は世界情勢や時事ネタはもちろん、浅く広く雑学を身につけた教養人になる必要があるそうです。大変です!

 

この日は最後に台湾料理に関する動画のサマライズ(要約訓練)をして終了となりました。

 

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2回目の授業も中日訳の訓練です。「魅力的な声になる方法」についての中国語の講義を逐次通訳していきます。前回すでに予習用の資料をもらっていても、通訳訓練が初めての人は戸惑いがあるようで、最初はみな声が出ません。特に長かったり複雑な部分では自信がなくてつい弱気な声になってしまいます。しかし、「途中であきらめない」「大きな声で」など通訳の鉄則をご指導いただいた結果、授業の最後にはみな、大きな声で元気に訳出するようになっていました。

 

次回は日中訳の訓練についてご報告いたします!

 

| 授業ルポ | 10:00 |
授業体験レポート ふりかえり:2017年 [秋期] レギュラーコース

 

2017年秋期の授業レポートも、大好評のうちに最終回を迎えました。

英語通訳者養成コース「本科3」クラスをレポートしてくださったさんからは、実際の授業内容や、講師からの指摘ポイント、クラスメイトとの交流など、また、中国語翻訳者養成コース「本科2」クラスをレポートしてくださったさんからは、仕事としての翻訳についてや、中国語と日本語の発想の違い、注意点などをご紹介いただきました。

英語編と中国語編を隔週更新で紹介してきましたが、もう一度ふりかえって読んでいただくとまた新たな発見があるはずです。皆さまが再読しやすいように、Indexを作成しました。再読の際にご活用ください。

ご担当いただいたTさん、Qさん、本当にありがとうございました!


丸授業体験レポート 2017秋 英語編Index
 第1回「はじめての本科3 
第2回「実は日本語がムズカシイ
第3回「言葉へのこだわりと話者への敬意
第4回「中間テスト!
第5回「spirit of resilience
第6回「メモ取りとひらめき
第7回「訛りに悩む
第8回「期末テスト

9回「秋学期終了!その先へ

 


丸授業体験レポート 2017秋 中国語編Index
第1回「昔は物を思はざりけり
第2回「人として....
第3回「B面の冬
第4回「基本だよ、ワトソン君!
第5回「イヤな予感がする・・・!
第6回「君の名は。(まだない)
第7回「ラブストーリーは、突然に...?
第8回「それを言っちゃあ お終いよ
第9回「366歩のマーチ

 

 

| 授業ルポ | 10:00 |

☆好評連載中!
『柴原先生のワンランクアップの英語表現』
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