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ISSライブラリー 〜講師が贈る今月の一冊〜 第27回 :飯岡慶枝先生(英語通訳)

先生方のおすすめする本が集まったISSライブラリー
プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師に、「人生のターニングポイントとなった本」「通訳者・翻訳者として必要な知識を身につけるために一度は読んでほしい本」「癒しや気分転換になる本」「通訳・翻訳・語学力強化のために役立つ参考書」等を、エピソードを交えてご紹介いただきます。

今月の一冊は、英語通訳者養成コース講師、飯岡慶枝先生ご紹介の『マキアヴェッリ語録』(塩野七生著、新潮文庫、1992年)です。

 

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塩野七生といえば古代地中海世界を描き、幾多のベストセラーを出している作家だが、歴史小説からエッセイまでその作品を買って後悔することがまずない。その中で『マキアヴェッリ語録』はマキアヴェッリの著作や書簡から言葉を抜粋したもので、思想の要約や解説書ではないことから初めての読者にも読みやすくなっている。全体は君主篇、国家篇、人間篇の三部で構成されている。その一部をご紹介したい。

 

「君主にとっては、愛されるのと怖れられるのとどちらが望ましいであろうか。当然のことながら、ほとんどすべての君主は、両方とも兼ねそなえているのが望ましい、と答えるにちがいない。しかし、それを現実の世界で行使していくのは実にむずかしい。できないわけではないが、たぐいまれな力量の持ち主であることが要求される。それで、ほとんどの場合一方を選ぶしかないとなるのだが、わたしは、愛されるよりも怖れられるほうが、君主にとって安全な選択であるといいたい。なぜなら、人間には、怖れている者よりも愛している者のほうを、容赦なく傷つけるという性向があるからだ。」


「思慮に富む武将は、配下の将兵を、やむをえず戦わざるを得ない状態においこむ。古代の将軍は、人間の意欲というものは、必要に迫られてこそ充分に発揮されるものであることを知っていた。」(以上、君主篇)

 

「弱体な国家は、常に優柔不断である。そして決断に手間どることは、これまた常に有害である。」

 

「困難な時代には、真の力量をそなえた人物が活躍するが、太平の世の中では、財の豊かな者や門閥にささえられた者が、わが世の春を謳歌することになる」(以上、国家篇)

 

「力量に欠ける人の場合、運命は、より多くその力を発揮する」

 

「人間というものは、必要に迫られなければ善を行わないようにできている。」

 

「中ぐらいの勝利で満足するものは、常に勝者でありつづけるだろう。反対に、圧勝することしか考えない者は、しばしば、陥し穴にはまってしまうことになる。」

 

「いかなる種類の『闘い』といえども、あなた自身の弱体化につながりそうな闘いは絶対にしてはならない。名をおとそうがどうしようが、避けられるかぎり避けねばならない。このことを考慮しない、いわゆる強気は、害あって益ない愚行である」(以上、人間篇)

 

鋭い人間観察とストレートな表現に時々ドキッとする。なかにはあまりに有名になっている言葉もあるので、さして新味を感じないと思う方もいらっしゃるかも知れないが、仕事などで行き詰まったとき、思考を整理するのにマキアヴェッリの著作を参考にするという現代のビジネスパーソンの話を聞くと、その作品の息の長さに驚かされる。語録ではあっても、簡単なhow-to対策法ではなく、二者択一を超えた第三の道を模索する出発点としていまだ健在であることを示している。

 

マキアヴェッリの私的な生活についての記録は多くはないが、同じく塩野七生著の『わが友マキアヴェッリ』(中公文庫)が当時のフィレンツェ共和国の状況を伝えている。メディチ家、修道士サヴォナローラ、チェーザレ・ボルジア、そしてマキアヴェッリが書記官として仕えたピエロ・ソデリーニ大統領などとの具体的なエピソードを交えて、マキアヴェッリがその時代に向けていた視点が描かれると同時に、そのしなやかでユーモラスな人柄まで伝わってくる。権謀術数の権化のように捉えられがちなマキアヴェッリだが、その言葉の背景理解が深まり、語録とともにあわせて読みたい一冊である。

 

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飯岡慶枝
フリーランス通訳者。五輪誘致から、製造、教育、ビジネス一般まで幅広い分野で活躍中。
アメリカ留学後、ISSにおいて通訳訓練を開始。1997年からISS英語通訳者養成コース講師を務める。英語教授法修士号。

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| ISSライブラリー 〜講師が贈る今月の一冊〜 | 11:27 |
「翻訳・通訳のトビラ」 講師・修了生からのメッセージ

 

「翻訳・通訳のトビラ」(アルク)のスクール特集にて、当校の取材記事が掲載されています。講師・修了生の方にご協力いただきました。

 

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丸第1回:講師からのメッセージ

 成田あゆみ先生(英語翻訳者養成コース講師)

 〜翻訳の土台を築く「読解ゼミ」で確かな文法力を身につけてください〜

 

丸第2回:修了生インタビュー

 〜我流で覚えた英語を脱したことで「翻訳の海」に泳ぎだす勇気が湧いてきました〜

 

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短期コースでは、はじめての方から上級者の方まで、最短1日から、ポイントを絞った効率的なスキルアップが可能な講座を多数ご用意しております。通訳・翻訳訓練に興味を持っていてもなかなか踏み出す勇気が出ない方、この機会に通訳・翻訳の世界を体験してみませんか?

 

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   その他のクラスはこちらから

 

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| ISSインスティテュートからのご案内 | 09:23 |
『柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現』 111回 体の動作にちなんだ英語表現

アイ・エス・エス・インスティテュート 英語通訳者養成コース講師 柴原早苗
 

東京オリンピックまであと2年となりました。大会ロゴマークが決まったり、ボランティアの募集が本格化したりと、人々の気持ちも五輪に向けて動き始めています。ちなみに「オリンピック」は名詞として使う場合、the Olympicsとなり、定冠詞のtheと複数形のsが付きます。Olympianは「オリンピック選手」の他に「超然とした人」を指します。

 

今回は「体の動作にちなんだ英語表現」をご紹介しましょう。


all walks of life (あらゆる職業の人々)

 

The party was a great success.  We had people from all walks of life. (パーティーは大成功でした。あらゆる職業の人々が来場しました。)

 

「様々な社会的地位の人々」を英語でall walks of lifeと言います。walkは「歩行」という意味の他に、「分野、社会的地位、職業」などの語義もあります。walk自体は基本単語ですが、実にたくさんの意味を有するのですね。他にも「遊歩道、野球のフォアボール、牧羊場」などがあります。また、シギの一団を指すこともあります。一方、an honest walkは「正直な暮らし方」という意味です。実に多様であることがわかります。

 

ところでダンスの種類にcakewalkがあります。「ケーキウォーク」は「気取ったようなステップのダンス」のことです。もとはアメリカの黒人の競技で、優勝者にはケーキが贈られたことから名づけられました。ドビュッシーのピアノ組曲「子供の領分」には「ゴリウォーグのケークウォーク(Golliwogg’s Cakewalk)」という曲が収められています。みなさんも一度は耳にしたことがあるはずの有名な旋律です。

 


a run on meat (肉のすごい売れ行き)

 

Thanks to the TV commercial, the butcher had a run on meat. (テレビコマーシャルのおかげで、その食肉店では肉がすごく売れました。)

 

肉の注文が殺到することを英語でa run on meatと言います。runは「走る」「走ること」以外にも「生産量、発行部数、大量需要、通貨の下落」など、多様な語義を持っているのです。have the run of … は「〜を自由に使える」、on the runは「逃走中の、急いで、多忙で」です。一方runnerはカナダ英語で「ランニングシューズ」を指します。

 

ところで今年の夏は世界各地で異常気象が見られます。7月下旬にはアメリカのカリフォルニア州で大規模な山火事がありました。ニュースではrun for one’s life(一目散に逃げる)という表現が出ていました。

 


every step of the way (ずっと、絶えず)

 

Don’t worry.  I will guide you every step of the way. (心配しないで。ずっと案内してあげるから。)

 

every step of the wayは「絶えず、ずっと」という意味です。stepの元の意味は「歩いていく」という意味で、stampと同じ語源です。また、「一歩の距離」という意味もあり、たとえばa short step from hereは「ここから少し行った所」です。

 

ところで以前、イギリスで道に迷い、人に尋ねました。その時、“It’s about 300 feet from here.”との答えが。1フィートが感覚的にわからず、一瞬戸惑ったことがあります。でも考えてみれば、人の一歩というのはだいたい同じはずですよね。インターネット上の単位変換サイトに入力すると、「91.44メートル」と出てきました。

 


a leap in the dark (向こう見ずな行動)

 

Are you sure you really want to quit your job?  It sounds like a leap in the dark. (本当に仕事を辞めるの?向こう見ずな行動に聞こえるけれども。)

 

leapは「跳躍、飛躍」という意味です。この表現は文字通り訳せば「暗闇の中の跳躍」。確かに、真っ暗な場所でピョーンと跳び上がるのは怖いですよね。ゆえに「向こう見ずな行動、暴挙」という意味で使われています。

 

アポロ11号の月面着陸の際、アームストロング船長が“one giant leap for mankind”(人類にとっては大きな飛躍である)と述べたのは有名です。1969年当時は宇宙がまだまだ遠い時代でした。日本でもテレビで同時中継され、多くの人々が感銘を受けています。

 

なお、leapでもう一つ。子どもの遊びの「馬跳び」は英語でleapfrogです。leapfrogは動詞で使うと「人や事業などに先んじる、優位に立つ」という意味になります。

 

今回はwalkrunleapstepの4つを使った表現を見てみました。暑さが一段落すれば、スポーツの秋がやってきます。私は夏の間敬遠していた早朝ウォーキングを再開する予定です!

 

 

 

 

柴原 早苗
放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。ESAC英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。
「放送通訳者・柴原早苗のブログ」http://sanaeshibahara.blog.so-net.ne.jp/

 

| 『柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現』 | 09:00 |
授業体験レポート:2018春【中国語編】第9回 「合同授業」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えています!

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきましたが、中国語通訳者養成コース通訳科1のYさんのお届けする授業ルポがついに最終回を迎えることになりました

 

勉強の合間にレポートいただいたYさん、本当にありがとうございました。皆さま、最終回をどうぞお楽しみください。

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授業の17回目は最後の日中通訳訓練で、ある左官職人の40分間のドキュメンタリーを使ってボイスオーバー(時差通訳)を行いました。準備がとにかく大変で、前日はほぼ徹夜になり、半年間で一番予習量の多い大変な授業でした。しかし、どんなに大変でも事前に予習でき、さらにはその予習内容をそのまま活用できる状況というのは通訳者にとって非常にラッキーなのだ、ということを思い知ったのは最後の授業でした。


最後の授業は通訳科2との合同授業で、外部からゲストスピーカーをお招きし、その講演を私たち通訳科1は逐次通訳、通訳科2は同時通訳をするもので、期末テストを兼ねています。今回は広告概論及び広告業界をテーマとした日本語の講演、つまり日中通訳がメインでした。事前に詳細資料をいただけたので、予習をすることで苦手な日中通訳に向かう恐怖と不安を抑え込むことができたことは大変ありがたいことでした。

 

しかしながら、スピーカーはわりと自由闊達に話を進めるタイプの方で、講演の前半は資料に沿ったお話でしたが、後半はほぼフリートークとなり、もちろんそれゆえに気持ちの入った生き生きとしたお話は大変面白く、自分の担当外の時間は授業ということも忘れて楽しく拝聴したのですが、自身が通訳する番となると、どこに話が飛ぶのか、どのような単語が飛び出すのかヒヤヒヤビクビクしてしまい、さらに私の場合中国語の組み立てが遅いので焦りも加わって散々な出来となってしまいました。

 

思えば、訳しやすいように全てをお膳立てしてもらっている授業はなんとありがたい環境なのでしょうか。何が起こるかわからない実践では、授業中の50%もパフォーマンスを発揮できないのだということを痛感しました。

 

資料外の話も多いとはいえ、専門用語もなく、平易且つ論理的な内容なので、中国語母語のクラスメイトは難なく上手に訳しているように思いましたが、終了後の講評タイムでは、もっと格調ある言葉を使うようにと先生方よりご指摘がありました。幼稚な単語を使えば話者の講演を幼稚な話に引き下げてしまう。通訳は話者と同じ温度、同じ格調で伝えなくてはならず、意味が通じる、伝わっているからよいというものではない、ということです。めざすところはそこなのです。

 

なお、最後は授業時間外に個人面談があり、一人ずつ先生とお話できます。個人的な問題や悩みにアドバイスいただけるので大変有意義な時間です。

 

こうして今学期の授業は終わりました。

 

先学期の授業が終わった時に、クラスメイトとの差に悩む私に、「人と比べないほうがいいですよ」と先生が仰った一言が妙に心に沁みて、この半年間の継続受講を決めました。結局今学期も、レベルの高いクラスメイト達についていくためひたすら予習に追われた半年間でしたが、今回3回目の受講にしてやっと、先生の仰ることを咀嚼する余裕、クラスメイトとの差に悩みすぎず自分の目標に向き合う強さが生まれたような気がします。またスキル面でもわずかながら成長を感じることができました。いつか同時通訳ができるようになる日をめざして、頑張って勉強を続けていきたいと思います。半年間お付き合いいただきましてありがとうございました!

 

| 授業ルポ | 09:27 |
授業体験レポート:2018春【英語翻訳編】第8回 「最終授業」

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えています!
ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスからの授業レポートをお届けしています。英語翻訳クラスの第8回、ぜひお楽しみください。

 

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みなさん、こんにちは。総合翻訳・基礎科1通学クラス受講中のMです。極暑が続いていましたが、最近は少し過ごしやすくなりましたね。私の受講しているクラスは先日最終回を迎えました。

 

最終回は、用事でお休みしてしまいましたが、この日もネットで受講しました。私は今期3回、ネット受講しました。用事などで遠方にいても、インターネット環境さえ整っていれば受講できますから、急な予定が入っても、欠席することなく最後まで勉強を続けられました

 

それでは、第8回目の授業レポートを始めたいと思います。今回は、第14回と第15回の授業レポートです。

第14回めの授業レポートでは、訳出する時に注意しなければいけない「数字」について述べたいと思います。課題文に、”dipped 0.2 percentage point to …”という表現があり、私は「0.2ポイント下がり…」と訳しました。よくニュースで「内閣支持率が前年度と比べて何ポイント下がった」など言っているのを聞きますよね。この課題文で「ポイント」と訳したところを、どうして「パーセント」としてはいけないのかについて、今まではあまり深く考えたことがありませんでしたが、今回の課題時に考えてみました。


たとえば、前年度の支持率が50パーセントだったとして、「0.2ポイント下がった」と訳せば、50パーセントから48.8パーセントに下がったと理解できますが、「0.2パーセント下がった」と訳すと、50パーセントあった支持率の0.2パーセント、計算してみると0.1ポイント下がったこととなり、49.9パーセントとなってしまいます。こうして、普段何気なく当たり前に聞く表現であっても、訳す時には深く考えるようになりました。分かっていないことは正しく訳せないのです。数字は、間違えると情報がかなり違ってしまうので特に気を付ける必要があると思っています。

 

最終回の授業では、先生から訳文の見直しについてアドバイスをいただいたので、それについて書きたいと思います。
とにかく読み返す!その時に、読み手の立場になって読む、という意識を忘れないこと。そして、最終確認では、声に出して読んでみる」ということでした。声に出して読むことで自分の書いた訳文を耳で聞くことができ、客観的に捉えることができるそうです。

 

もう少し先になりますが、10月からは総合翻訳・基礎科2クラスを受講する予定です。基礎科1クラスの受講は終わったので、もう課題は出ていませんが、次に繋がる、基礎科2クラスの受講に役立つ課題はなんだろう?と考え、思いついたのは「読書」でした。たくさん色々な文章を読んでいないと言葉を産出することは難しいのです。今回、翻訳の勉強を通して「読むこと」への意識が変わりました。言葉は私たちにとって当たり前にあるものですが「言葉の1つ1つには意味があって、その1つ1つを大切にしなくては!」と思うようになったのです。このことは読書の質を高めることにつながったと思っています。

 

最終授業でしたので、まだまだ書きたいことはあるのですが、次回の最終ブログ「まとめ」に続きを書きたいと思います。まだあと1回ありますのでお付き合いくださいね!

 

| 授業ルポ | 13:18 |
「通訳翻訳ジャーナル 2018年10月号」

 

今月発売された「通訳翻訳ジャーナル 2018年10月号」(イカロス出版刊)のスクール特集に、当校の取材記事が掲載されています。講師と受講生の方に取材にご協力いただきました。

 

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丸受講生インタビュー ※84ページ

 井上玲子さん(英語通訳者養成コース受講生)

 

丸講師インタビュー ※85ページ

 柴原智幸先生(英語通訳者養成コース担当)

 

上記お二人のインタビューはこちらの通訳翻訳WEB上にも掲載されています。ぜひご覧ください。

>> 通訳翻訳ジャーナル2018年秋号:ISSインスティテュート

 

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本紙は、辞書特集をはじめ、通訳者・翻訳者をめざそうとお考えの方や通訳・翻訳訓練中の方にとって役立つ情報が満載です。

また、「TSUHON Information」特集内135ページに当校のイベント情報等の記載があります。巻末にある【通訳・翻訳スクール コースガイド】の2・8・13・18・40ページにも当校スクール情報が掲載されていますので、こちらもあわせてご参考ください。

どうぞお手にとってご覧ください♪

 

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四葉のクローバー2018年[秋期]10月レギュラーコース 

 各種イベント詳細はこちら

 

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| おすすめ書籍のご案内 | 15:46 |
授業体験レポート:2018春【中国語編】第8回 「ボイスオーバー(時差通訳)」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えています!

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください。

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?毎週金曜更新、英語・中国語を交互に連載します。

それでは、中国語通訳者養成コース通訳科1のYさんのお届けする授業ルポ第8回をどうぞお楽しみください。

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15回目の授業は中日通訳訓練で、ボイスオーバー訓練を行いました。ボイスオーバーとは、事前に動画の音声を聞いて(時間があれば書き起こして)翻訳をし、オリジナルの音声に合わせて翻訳原稿を読み上げる放送通訳の一種で「時差通訳」とも呼ばれています。国際ニュースなどでよく見かけるあれです。なんだか簡単で楽しそうですが、これが結構大変で、大きく2点の難しさがあります。

 

まず、尺(長さ)に合わせて訳出する難しさ中日通訳の場合、中国語に対し日本語は長く、しかもこの動画の中国人はとてつもなく早口なので、中国語の話者と同じ尺(長さ)に情報すべてを詰め込むのは至難の業なのです。


さらに原発言を聞きながら原稿を読み上げる難しさがあります。原発言を聞きすぎると自分の訳を見失い、訳出に必死になると原発言や動画とずれが生じます。ボイスオーバーは同時通訳の前段階、架け橋となる作業ということですが、「聞きながら読む」だけでこれだけ難しいのですから、同時通訳の大変さは想像もつきません

 

今回は酷暑に関するニュースと台湾のデリカ市場に関するニュースで練習しました。それぞれ10分程度で音声を聞いて日本語訳文を作成してから、各自録音にトライしました。上述した難しさだけでなく、複数動作を同時進行していると余裕が失われ、話し方が暗く機械的になり、スピードも安定しないという問題も出てきました。先生がお手本を見せてくださいましたが、落ち着きのある話し方なのに見事に尺におさまり、訳も完璧で、受講生から拍手喝采が起こりました。まざまざと匠との距離を実感したところで、今期最後の中日通訳訓練は終了したのでした。

 

16回目の授業は日中通訳訓練でした。まず火星接近のニュースを使ってシャドーイング(音声を聞いた後即座に復唱する訓練)とサマライズ(要約訓練)を行いました。


そのあと、ある有名な建築業の職人を扱ったドキュメンタリーを使って、逐次通訳訓練を行いました。次回はこの教材を使ってボイスオーバーをする予定です。建築関連用語の処理も難しいのですが、「自然でぬくもりのある仕上がり」や「一等地」、「モザイク模様」など、普段よく聞くフレーズがぱっと出てきません。先生から示された訳例を聞くと「なるほど!」とひざを打つ思いになります。「よく聞くフレーズは覚えましょう、語彙は大事ですよ」と先生。あとは「専門用語に対する予習が足りない」とのご指摘も。すみません。この日はスマホの市場調査関連のニュースをサイトラ(文章を頭から読んで訳出する訓練)して終了となりました。

 

次回の授業はお盆休みを一週間はさみますが、ボイスオーバーの準備という夏休みの宿題がたっぷりあり、小学生に戻った気持ちで短いお休みを過ごすことになりそうです。

 

 

| 授業ルポ | 09:36 |
「通訳・翻訳キャリアガイド2019」

 

The Japan Times通訳・翻訳キャリアガイド2019(非売品)のスクール特集に当校の取材記事が掲載されています。講師と受講生の方に取材にご協力いただきました。

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丸講師インタビュー:目黒智之先生(英語翻訳者養成コース講師)

 

丸受講生の声:矢島愛美さん(英語通訳者養成コース受講生)

 

 >>ISSインスティテュートの取材ページはこちらから

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なお、当校では[秋期]10月レギュラーコースの受講生を募集しています。

8月29日(水)よりイベント「オープンスクール(中国語)」「1日体験スクール(英語)、「無料体験レッスン&説明会」「コース説明会」「レベルチェックテスト」)がスタート!

 

「無料体験レッスン&説明会」「コース説明会」にご参加いただいた方には、当校の取材記事のほか、通訳・翻訳訓練に役立つ情報満載の情報誌「通訳・翻訳キャリアガイド」をプレゼントする参加特典もご用意しております。※数量限定・参加先着順

 

お席には限りがございますので、気になるイベントは早めにお申し込みください。

みなさまのご来校をお待ちしております!

 

四葉のクローバー2018年[秋期]10月レギュラーコース&秋のイベントのご案内はこちら

 

| おすすめ書籍のご案内 | 19:35 |
『中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)』 第35回 「中国の国語教育ぁ 宗|羚颪両学校国語:語彙」

 

 

ネイティブがよく使う自然な中国語表現を毎月テーマ毎にご紹介する「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」。中国語ビジネスコミュニケーションコースご担当の張意意先生が執筆します。

 今回は、「中国の国語教育 ― 中国の小学校国語:語彙です。
どうぞお楽しみください。

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今回は、語彙の覚え方についてご紹介したいと思います。

 

まずは漢字の特徴を掴むことが大事ですが、漢字は日本語にも使われているので、同じ要領で勉強すれば習得しやすいのではないでしょうか。

 

続いて、特徴のある言葉を一緒に覚えるのは効率がいいでしょう。

 

例えば:
AABB式の重ね型:磨磨蹭蹭支支吾吾啰啰嗦嗦鬼鬼祟祟高高兴兴
AABC式の重ね型:咄咄逼人絮絮低语昏昏欲睡津津有味历历在目

 

または、

 

反対語が入っている言葉:无独有偶见微知著のように「」vs「」、「」vs「
類義語が入っている言葉:捆绑には「」と「」、目瞪口呆には「」と「
典故からできた言葉:嫦娥奔月夸父逐日后羿射日女娲补天

 

と分類して覚えるのもいいでしょう。

 

もちろん、分類の仕方は他にもいろいろあります。例えば、

 

光に関連する単語:
星光闪烁春光明媚烛光摇曳烟雾朦胧月光清冽

 

水に関連する単語:
江河磅礴海浪呼啸湖水荡漾溪水清冽瀑布震耳欲聋

 

体に関連する単語:
卷缩的身体魁梧的身材摇曳的身姿

 

人体に関係する単語:
回眸了如指掌小心翼翼问心无愧刮目相看

 

美人を讃える言葉:
沉鱼落雁倾国倾城闭月羞花出水芙蓉

 

など、自分が興味を持つ分野から覚えたり、読んだ本から集めたりするなど、楽しく身につけようとすることが大事でしょう。

 

顺口溜(言葉遊び)のように楽しみながら覚えるのも悪くありません。

 

山字遇雨“雪”花飘,包字遇雨下冰“雹”,(山と雨が雪に、包と雨が雹に)
田字遇雨“雷”声吼,辰字遇雨“震”九霄(田と雨が雷に、辰と雨が震に)など。

 

中国人の小学生たちも単語を覚えるのに日々励んでいるのがわかりますね。

 

もちろん外国語として単語を覚える時には、ニュアンスが微妙に違う類似語に悩まされる場合も多いでしょう。

 

例えば、「试图」と「企图」はともに「打算」の意味を持っていますが、「企图」はさらに「图谋」の意味があって、「贬义(軽蔑や否定の意味)」に使われます。

 

例文として、
智勇双全的警察们试图从窗户进入房间,抓捕那些企图逃跑的匪徒。
(知恵と勇ましさを備えた警官たちが窓から入り、逃げようとする犯人を逮捕しようとしている。)

 

語彙は文に含まれているので、文を覚えたり、自分で作ったりして比較、吟味しながら身につけるのも、忘れないための方法です。

 

熟能生巧(熟練で巧くなる)」、練習を重ねることはもちろんのこと、学習方法にも少し気をつければ、「事半功倍(苦労が半分で、成果を倍増すること)」でより効果的でしょう。

 

外国語を身につけるには語彙と文型が基本ですので、レベルアップのため、ぜひ、語彙を楽しくより多く身につけましょう。

 

次回は、「聴く」勉強について、ご紹介 したいと思います。ご期待ください 。

 

 

マル今月の中国語新語:
人肉代购:直接靠归国人员将海外的商品带进海关。
輸入代行運び屋:依頼された商品を海外で購入し、持ち込む帰国者
例:东京羽田机场抓到人肉代购假货。
羽田空港で、偽物商品の運び屋を逮捕した。

 

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張 意意
ビジネスコンサルタント。中国北京外国語学院卒業。証券会社を経て、現在、コンサルティング会社経営。現役通訳者、翻訳者としても活躍中。アイ・エス・エス・インスティテュートでは「ビジネスコミュニケーションコース」を担当。企業や業界のニーズを把握し、中日間のコミュニケーションを円滑に進めるために、受講生に最新の動向を紹介しながら、指導を行っている。

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丸中国語ビジネスコミュニケーションコース丸

 
 四葉のクローバーコース案内動画はこちら
 ※張意意先生からのメッセージもありますので、ぜひご覧ください!

 

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| 「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」 | 09:28 |
ISS人材サービスサイトでの通訳コラム/翻訳コラム [2018年]第8回を掲載

 

(株)アイ・エス・エスの人材サービスWEBサイトの通訳者・翻訳者コラム連載では、2018年1月より現役通訳者の藏持未紗先生、そして、現役翻訳者の豊田実紗先生が担当しています。

 

通訳者・翻訳者をめざされている方、すでに通訳者・翻訳者として活躍されている方にも、役立つ情報がたくさん詰まったコラムです。どうぞお楽しみください!

 

 

丸 藏持未紗先生のコラム『流れに身を任せて』
  第8回:『通訳者になるには』 

 

丸 豊田実紗先生のコラム『一歩ずつ、丁寧に』
 第8回:『翻訳あれこれ』

 

 

| ISS人材サービスサイトコラム | 09:03 |

☆好評連載中!
『柴原先生のワンランクアップの英語表現』
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