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授業体験レポート:2013春【中国語編】第4回 「一口喫不成胖子(急がば回れ)」

ISSスクールブログで大好評の授業体験レポートが、ついに4シーズン目に入ります。2013年春期では、英語翻訳(インターネット)クラスと中国語ビジネスコミュニケーションコースから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は、中国語ビジネスコミュニケーションコース レベル2クラスのMさんのレポートをお届けします。

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第4回目は、「話す」「聴く」ということに焦点を当てて書きたいと思います。

きれいな話し方は相手に好印象を与え、自分の意見にもより耳を傾けてもらえます。いうまでもなくこれはビジネスにおいても重要なことで、張先生も「通じればいい的な話し方では、中国人にビジネスの相手として評価してもらえない」と常々おっしゃっています。私の場合、基本ともいえる発音や四声(音の高低)が未だ怪しいのですが、一度身についてしまった悪い癖をなくすのは容易ではなく、無意識に話していると、間違った発音をずっと繰り返していたりします。

張先生いわく、発音はリスニング力とも密接に関係しているとのこと。事実、音がきっちり聞き取れている人は発音もしゃべり方もきれいです。そしてピンイン(発音記号)の発音は必ずしも中国人が実際に話している発音と同じではないと先生はおっしゃいます。ピンインにだけ頼っていては本物の中国語には近づけないのです。

張先生が勧めるリスニングの方法には、「粗聴(大まかに聴く)」「細聴(細かく聴く)」という2つの方法があります。前者の方法では、声の抑揚や物語の流れに乗って聴き流すことで、中国人のリアルな発声法をより体感でき、また後者の方法では、聞こえてくる内容の文法構造までもきちんと把握することで、はじめてその中の語彙やフレーズまでも自分のものとすることができます。それぞれの方法で得られる効果が違い、バランスよく組み合わせることでより高い効果を生むことができるのです。

以前の私は早いスピードに慣れようと必死になっていて、聴くだけ聴いたら終わり、その文章を自分のものにするというところまで出来ていませんでした。同様に話す時も、話し終えることに懸命になってばかりいましたが、逆に少しゆっくりと、語順や単語の組合せ、発音にも気を付けながら話す方が、最終的に正しい話し方につながっていくようです

実のところ「ゆっくり」とは非常に主観的なもので、昔は「早い」と思っていたスピードが今は「ゆっくり」に感じられたりします。要は何が問題なのか「意識する」いうこと、そして時に「意識できる」だけの余裕をもって学ぶということが大切なのだと思います。自分がどんな話し方をしているのか意識することは、聴く側に対する配慮であり、いってみればコミュニケーションの基本でもあります。

早く結果を出すことばかりに気を取られて、以前はやるべきことの半分を疎かにしていた気がします。授業は訓練の場、丁寧に聴き、丁寧に話す、基本に立ち返り、マイペースで自分に足りないところをもう一度積み上げていきたいと思っています。

*「一口喫不成胖子(一口食べただけでは胖子にはなれない)」:積み重ねなく物事は大成しないという意味。「胖子」は太っている人。食べるのにも苦労した時代、中国では太っていることがステータスだったそうです。

 


> 第5回 学而時習之 不亦説乎(学べることが悦び)
 

| 授業体験レポート | 09:29 |

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