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中国語翻訳コース特別セミナー「中国語翻訳チェッカーは何を見ているか」

3月2日(土)東京校にて、中国語翻訳コースのセミナー「中国語翻訳チェッカーは何を見ているか」を開催。プロ翻訳者でチェッカー経験もお持ちである中国語翻訳者養成コース講師の望月暢子先生に講演していただきました。

まずは翻訳フローについて、翻訳者の目線から全体的な俯瞰で説明がありました。全体の流れを頭に入れ、チェッカーの位置づけについても確認をしたところで、いよいよチェッカーの具体的な仕事内容へと講演は進んでいきます。

チェッカーは原文とつきあわせながら、様々な角度から確認していきます。誤字・脱字がないか、レイアウトや改行の位置がずれていないか。誤訳はないか(構文の取り違えによる誤訳が多いそうです)。用語の選択が文脈に合っているか。忠実に訳しすぎて日本語の意味が分からなくなってしまっていることもあるため、原文の意図が訳文に反映されているかについても注意します。その他、訳し漏れしやすい箇所や専門用語・記号・数字の統一など、これまで遭遇した実例をおりまぜながら、具体的に説明してくださいました。参加者の多くはメモをとりながら、内容を聞き漏らすまいと真剣に聞き入っている様子でした。

望月先生は、良い訳文は「すっきりと頭に入ってくる」として、例として「映画の字幕」=さっと読んで意味がすっと体に入ってくる、と説明していただきました。なるほど!そして、翻訳者がしっかりと調べていたり、誠実な訳であれば、それはチェッカーに確実に伝わるということです。

そして最後に、次のようなことを話していただきました。
翻訳をする上で何よりも大事なことは「発注元であるお客様が何を求めているか」です。翻訳者の好みではなく、お客様が求めていることを提供すること。お客様は、納品した文書を使用して「何かを行います」。それはたとえば、作業する人を動かすことであったりします。そのことを念頭におき、内容がしっかりと伝わる訳文にすることが大切です。

セミナー参加者からは、「普段聞けない話をきけた」「具体的な話で勉強になった」「翻訳をする上で注意点がわかり参考になった」など、好評でした。当日はたくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございました!

中国語翻訳者養成コースの詳細はこちら


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