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授業体験レポート:2012秋【中国語編】第4回 「再びパフォーマンス」

ISSスクールブログで大好評の授業体験レポートが、ついに3シーズン目に入ります!2012年秋期では、英語通訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は、中国語通訳者養成コース 基礎科2クラスのOさんのレポートをお届けします。

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今回の授業では「ボイス・オーバー」に挑戦しました。「ボイス・オーバー」を簡単に説明しますと、ナレーションの音声の上に、通訳者が翻訳した音声をかぶせることです。逐次通訳と違う点は、音声と同時に通訳者も話し始め、音声が終わるときに通訳者も通訳を終わらせなければならないことです。また、原稿がある、という意味でも同時通訳とは異なります。何人かはこれまでにも練習したことがあったようですが、ほとんどの人が未経験でした。そのため、初めての素材をその場でこなすのは難しいということで、今回はナレーションの原稿が事前に与えられ、時間をかけて準備をして行きました。その成果を授業で発表することになります。

今回は日→中のボイス・オーバーでした。年内の日→中のクラスはこの日で最後ということもあり、さながら中間テストと言ったところでしょうか。準備に1週間かけられたので、自分なりに対訳を考え、まとめ、家では音源に合わせて実際に自分の対訳を読み上げる練習をしました。しかし、間の取り方や、話すスピードの調整にかなり難航しました。というのも、音源のセンテンスに合わせて同じタイミングで自分の訳を言い終えることが出来ないのです。

結局一度も満足したボイス・オーバーができないまま、授業を迎えてしまいました。先生からは「ここにいる皆は日本語が分かりません、あなたの中国語だけが頼りなのです。そういう意識をもってパフォーマンスしてください」と本番の状況を想定しながらボイス・オーバーをするようにと指示がありました。音声そのものは9分で、それをクラス全員で分担して訳していくので、1人に与えられたのは30秒から1分ほどです。でもいざ自分の番がくると、その30秒ですら長く感じます。みんなの視線が私に向けられているので、さらに緊張が高まります。そして、私のパフォーマンスはというと、音源のセンテンスと同じタイミングで訳を終わらせようとして、焦ってつかえてしまい、一度止まると、音声はどんどん先に進んで行き、自分の対訳が全然追いつかず、余計に焦りました。そして、なんと途中で頭の中が真っ白になってしまい、私の訳は止まってしまいました。教室に音声だけがむなしく流れていき、先生もやむなく音源を止め、また最初からやり直しましょうね、と巻き戻してくれました。音源を巻き戻すなんて、本番では絶対にあり得ないシチューエーションです。自分の準備不足を痛感しました。

散々な結果に終わったボイス・オーバーですが、緊張すると自分が思っている以上に早口になってしまうという欠点を改めて知ることが出来たのはよかったと思っています。また今回生徒1人1人が担当したのは30秒ほどの音源でしたが、全員が9分の音源の対訳を用意していました。先生はそれを全員分添削してくださいます。私自身、対訳を作るのに相当の時間をかけましたが、先生はそれ以上の時間をかけて私たちの宿題を見てくださっています。先生が私たちのために費やしてくれる膨大な時間に報いるためにも、やはり頑張ろうと気合いを入れなおす、そんな気持ちにさせてくれる授業でした。



> 授業体験レポート:2012秋【中国語編】第5回 予習と復習 どちらもぬかりなく
 

| 授業体験レポート | 10:15 |

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