通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

ISSスクールブログ

アイ・エス・エス・インスティテュートが運営しています。


<< レギュラーコース攻略法:クラスメートと早めの学習が鍵!〜ISS教務陣の座談会Part.3〜 | main | 授業体験レポート:2012秋【英語編】第3回 「脳のスペック」 >>
授業体験レポート:2012秋【中国語編】第2回 「基礎訓練に王道は無し」

ISSスクールブログで大好評の授業体験レポートが、ついに3シーズン目に入ります!2012年秋期では、英語通訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は、中国語通訳者養成コース 基礎科2クラスのOさんのレポートをお届けします。

-------------------------------------------------------------------

 

前回のレポートで、このクラスでは日本人と中国人が一緒に机を並べて学んでいることを紹介しましたが、実は講師も日本人と中国人の2人体制なのです。日本人の先生は中→日、中国人の先生は日→中の通訳を指導してくださいます。もちろんお二人ともプロの通訳者として活躍されている方です。

授業は中→日への通訳訓練をまず続けて2回、日→中への通訳訓練を次の2回、という感じで2週ごとに先生が変わります。気づけば授業はすでに4回目が終わって一巡し、少しずつですがエンジンがかかってきました。

どちらの言語でも通訳のプロセスは同じで、「1.聞きとり→2.理解→3.記憶→4.変換→5.訳出」となります。通訳をする上では1から5までのどれもが大切ですが、やはり1から3が特に重要です。この部分を訓練することを「基礎訓練」と言います。このプログラムでは最初の1/3は基礎訓練に重点を置いて授業をすることになっていて、これまでの4回の授業はひたすら基礎訓練でした。

具体的に紹介しますと、例えばテレビ番組などの日本語の音源を聞いて、それを一字一句同じように繰り返すのです。つまり日→日の基礎訓練。これが簡単そうで、実は難しいことに気付きます。母国語なので、中身は理解できているはずなのに、実際にやってみると一字一句復唱することが何と難しいことか。さらに何度か繰り返していくと、スラスラと復唱できる時と、そうでない時があることにも気付きます。この日の授業はニュースが音源だったのですが、スラスラと繰り返せる時は、ニュースの内容について私が興味を持っている東アジアの国際関係の分野だったり、報道などで聞いたことがあった震災復興に関するニュース等。逆に言葉がなかなか出てこない時は、私が苦手な経済や金融の分野のニュースの時でした。つまり、理解していないことは記憶もできていなくて、その結果、日本語であるにも関わらずアウトプットが出来ていなかったのです。

同じことを中→中でも行いました。日本語でも結構難しかったのに、中国語だともう撃沈です。それでも音源の内容を理解している時は、中国語でも何とかアウトプットする事ができました。ニュースの背景を少しでも理解できていると、聞き取りが全部できなくても知識で補うことができることを改めて認識しました。知識を増やすためには、普段から新聞に目を通したり、通勤時間を利用してラジオでニュース等を聞いたりして、自分の一般常識の幅を広げていくことが非常に大事であり、それが自分の通訳者としての質を高めていくことになります。授業開始から1か月が経ち、基礎訓練に楽な方法はないけれど、このような地道な作業を積み重ねていくことが最大の近道なのかなと思っています。



>> 授業体験レポート:2012秋【中国語編】第3回 悩める宿題
 

| 授業体験レポート | 09:15 |

CATEGORIES

RECOMMEND BOOKS


SELECTED ENTRIES

CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>

リンク

モバイル
qrcode