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『柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現』 40回 土に関連した表現

アイ・エス・エス・インスティテュート 英語通訳者養成コース講師 柴原早苗

今回ご紹介するのは「土」に関連した英語表現です。

1. His explanation is too long. It’s his attempt to muddy the waters.(彼の説明は長すぎる。話を混乱させようという試みだよ。)

muddy は「泥だらけにする」という動詞です。mud(泥)という名詞から来ています。muddy the watersは文字通り訳すと「水を泥だらけにする」という意味で、そこから「話や事態を混乱させる」となります。
ちなみにmuddyは「泥の」という形容詞でも使われます。活用形はmuddier-muddiestです。辞書を引く際、ぜひ活用形もチェックしてみましょう。

2.Her campaign team began slinging mud at her opponent.(彼女のキャンペーンチームは対立候補に悪態をつき始めた。)

sling mud at …」は「〜に悪態をつく」という意味です。slingは名詞の場合、「三角巾、赤ちゃんの抱っこひも、スリング」のことですが、動詞になると「投げつける、放り投げる」という意味になります。sling mudで「泥を投げつける」、つまり、「相手をけなす」というわけです。上記の例文は、選挙の様子をイメージしていただければお分かり頂けるでしょう。なお、mud slingingは「個人攻撃」、mud slingerは「個人攻撃をする人」という意味です。

3.The activists found fertile soil for their anti-government ideas in southern regions.(活動家たちは南部地域において、反政治思想を広める絶好の温床を見つけた。)

soilは「土、土壌、土地」のことです。fertile soilは通常「肥えた土地」のことですが、ここでは「(物事が発生しやすい)絶好の温床」という意味を持っています。ネガティブな状況で使われることが多い表現です。
2011年5月にアメリカのオバマ大統領は中米エルサルバドルを訪問しました。そのときフネス大統領が麻薬問題に関し、fertile soilという言葉を使っています。

4.The actor’s reputation was soiled by malicious gossip.(その俳優の名声は、意地悪な陰口で傷つけられた。)

soilは「土」という名詞以外にも動詞として使われ、「汚す、シミをつける」という意味を持ちます。また、「汚い仕事をする(soil one’s hands)」や「大失態をする(soil one’s linens)」といった表現もあります。
ちなみにお手洗いの汚水管はsoil pipeです。また、植木鉢の土はsoilearthを使いますが、groundは使えませんので注意しましょう。


柴原 早苗
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科兼任講師。上智大学卒業、ロンドン大学LSE にて修士号取得。ロンドンのBBC ワールド勤務を経て現在はCNNj、CBS イブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。NHK「ニュースで英会話」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。ESAC 英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)。

 

| 『柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現』 | 09:07 |

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