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講師インタビュー 第9回: 張意意先生(中国語ビジネスコミュニケーション)

講師インタビュー第9回は、中国語ビジネスコミュニケーションコースをご担当いただいている張意意先生です。  

 

 

 

<張意意先生のプロフィール>

ビジネスコンサルタント。中国北京外国語学院卒業。証券会社を経て、現在、コンサルティング会社経営。現役通訳者、翻訳者としても活躍中。

 

北京市東城区寛街板廠胡同の四合院に生まれ育った「老北京」と思ったら、いつの間にか東京生活の方が長くなり、気持ちよく居候してきました。「棗の木の隣に山椒の木を植えれば、虫が来ないよ」と祖母に教わり、胡同を通っていた馬車の後に馬の糞を拾い肥料として庭の花たちに与えて、お手伝いをしていたことはつい昨日のようです。が、東京の生活も思い出がたくさんあります。春の浅草三社祭、夏の隅田川花火大会、秋の神宮前銀杏の並木、冬の雪がかかった富士山…下宿先の叔母さんとお神輿を担ぐ町内会の人々にお弁当を作ったり、花見の席取りをしたり…毎日充実して過ごしています。
二つの国の生活を同じように楽しめるのにはやはり言葉によるコミュニケーションがなければできない事で、小学校四年生から日本語を勉強し始め、翻訳、通訳を続けたおかげだとありがたく思っております。
・プロの翻訳者になるためにはどのような勉強をしたらよいのでしょうか。

 

翻訳の仕事には語学能力と知識が欠かせないものです。

語学が堪能だといっても、知識が浅かったりあるいは偏っていたら、仕事の内容が限られてしまいますし、博識であっても、語学力がなければ、知っている事を言葉でうまく表現できません。

 

知識には専門知識と広範囲な常識などが含まれ、常に何ごとにも興味を持ち、メモを取ったり、研究したりする必要があります。つまり、知識は勉強によって蓄積、把握することができます。

 

これに対し、語学はいくら知っていると言ってもそれは使えるとはまた違い、自分の一部になるよう日々のトレーニングが必要です。

 

「習うより、慣れろ」− 私の先生の教えです。

 

語学は知識ではなく、能力です。徹夜の短期間猛勉強より、毎日の積み重ねが大事で欠かせません。中国語では「一口吃不出个胖子」と言いますが、つまり、どんなに大きな一口でも、一口だけでは肥ることができません。毎日三食きちんとバランスよく食べることで、初めて健康な体が得られるように、いくら料理を研究しても、実際に新鮮な素材を仕入れ、丁寧に調理し、そしてゆっくり噛んで食べないと、体に役立つものにはなりません。

 

語学能力をアップすることは食料品から栄養を吸収することと似ています。

新鮮な素材は適切な教材、丁寧な調理法は先生の教え、ゆっくり噛むのはご自分の予習と復習、理解です。この一連のプロセスを踏まえ、初めて体に入り、栄養として吸収され、能力として発揮できるようになります。

 

しかも、外国語は母国語の理屈で理解できないことがたくさんあり、理解できても口で話せないと意味がありません。その言葉を使っている人々の立場に立ち、彼らのロジックに従って、物事の推理過程を体験することで、言いたいことを表すのが大事です。

 

世界共通の言語と言われるものには、音楽、芸術と数学があります。語学の勉強はこれらの勉強と共通だと思います。たとえば、音楽の場合は音符の羅列ではなく、リズム、トーン、流れを掴まなければなりません。言葉も体で感じ、耳で聞き、口で繰り返さなければなりません。繰り返し練習した結果、状況に応じて最も相応しい言葉が話せ、或いは、書けるようになります。一種の「習慣」を身に着ける訓練とも言えます。

 

さらに、外国語を操れる前提条件として、母国語をしっかり使えるように勉強しなければなりません。いくら外国語に時間を費やしても、外国語のレベルは決して母国語のレベルを超えることができません。外国語は母国語のレベルの枠内にしか伸びないなので、母国語のレベルを常に高めることは外国語能力を伸ばす土台のようなものです。なぜならば、母国語は人の思考活動の基礎、精神そのものと言っても過言ではないからです。それに対し、外国語は工具に過ぎず、どれだけ工具の役割を果たせられるかはその工具を操る精神によるものです。

 

 

受講生の皆さんにすすめる勉強法は?

 

ここでご紹介する勉強法は実際に今でも自分が行っている勉強法です。

それは絶えず聞くこと、読むこと。感動したフレーズや不思議に思う言葉をメモし、再度出会うことを心がけます。もちろん、メモを定期的に整理することも大事です。好きであることと習慣にすること、でなければ、続けられないかもしれませんね。今回はスペースが限られているので、詳しくは紹介できませんが、ぜひ、授業で私の体験した成功と失敗をあなたの成功の糧になるよう、一緒に翻訳を研究していきたいです。

 

では、教室でお会いしましょう。



 
| 講師インタビュー | 08:30 |

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