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講師からの応援メッセージ:第7回 望月暢子先生(中国語翻訳者養成コース)

 講師からの応援メッセージ第7回は、中国語翻訳者養成コース望月暢子講師からです。

 

 

新学期が始まって1カ月。みなさん、だいぶ慣れてきましたか?

翻訳は時間がかかるでしょう? 忙しいと、課題をこなすのも大変! 毎回、とにかく日本語(中国語)にして早く出さねば〜、と焦りがちですね。今回は、そんなあなたに、速く楽しく訳文の完成度を上げるコツをご紹介します。

やり方はとっても簡単。自分が読者に成り切って、自分という読者のために訳すのです。

その時に、この翻訳は誰が、どういう立場で、何のために使うのだろう? どういう効果を期待して読むのだろう? 内容についてどのぐらい知識を持っているのだろう? 等々、できるだけ具体的に読者像を設定します。そのためにはあらかじめ原文を読み込んでおく必要がありますが、それは通勤電車の中でもできますね。

さて、そうして想定した最初の読者たる自分は、実はけっこうレベルが高い。翻訳をやってみようという方は例外なく読むことが大好きで、優れた読み手です。その自分に向けて訳文を書く。すると、「文の後半のここが君には大事な情報だから、並列じゃなくてちょっと強調してあげようね」とか、「反対方向から言ったほうがわかりやすい?」とか自分がより満足できるように自然と工夫するようになります。少なくとも、「ちょっと変な文だけど、原文にそう書いてあるからいいか」ということは無くなります。…愛があれば

万人に向けて話すより特定の誰かに向けて話したほうが、同じ内容でも心に届きますよね。

読者を設定すると、ただ漫然と訳すよりも、何が言いたいのか焦点が絞れ、文章全体の流れも際立つようになります。読者として読む楽しさも加わります。

時間も頭も使う翻訳は、正直、負担もかなりかかります。でも、苦労すればするほど、確実にうまくなります。理解し表現するという二重の楽しさもやればやるほど味わい深くなります。そして、翻訳をしている時間、勉強をしている時間は、仕事のためでも家族のためでもない、自分のためだけに使う時間です。それはとても貴重なこと。その時間がより実りあるものになりますよう、私も気を引き締めて努めたいと思います。キリッ。みなさんも最後の課題提出まで、がんばって下さいね!

| 応援メッセージ | 10:05 |

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