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講師インタビュー 第8回: 立花直子先生(英語通訳)
講師インタビュー第8回は、英語通訳者養成コースをご担当いただいている
通訳者の立花直子先生です。


<立花直子先生のプロフィール>

小学校入学までをドイツ、中学・高校をアメリカで過ごす。立教大学英米文学科を卒業。99年アイ・エス・エス・インスティテュート基礎科2(現 プロ通訳養成科1)入学。在学中より外資系生保、銀行等で社内通訳・翻訳者として10年以上の経験を積む。同時通訳科を経て、現在は金融、IT、経営、スポーツ、原子力等の分野で活躍。2008年より英語通訳入門科担当。

・仕事や家庭と勉強(通訳訓練)をうまく両立させながら、継続して学習するコツはありますか。

授業の日だけ、あるいは授業前夜に集中的に勉強をするだけではなく、毎日何かしら勉強をする癖をつけてください。私たちには平等に1日24時間が与えられています。それをどれだけ有効に使うかは、自分自身の工夫次第です。通勤電車の中で(周りの乗客の迷惑にならない程度に)こっそりと、あるいは食事の支度をしながら、もしくはお風呂の中でシャドーイングをすることもできるはずです。また、常日頃から多くのことに関心を持ち、日本語の新聞はもちろんのこと、英字新聞にも目を通すことで、視野が広がり、通訳訓練等で使用される教材の理解が深まることでしょう。

・はじめての通訳業務はどのような内容でしたか。また仕事を終えてどのような感想をもたれましたか。

学生時代に国内で開催された国際大会のスタッフとしてアルバイトをしたことがきっかけでした。思いがけず案内されたのは記者会見場で、世界ランク1位の海外選手の隣に通訳として座らされたのです。自分が通訳をすることは想定していなかったので、無理!と驚いているうちに記者会見は始まってしまいました。司会者が、試合直後の選手に「お疲れ様でした」と呼びかけました。選手もベテラン記者も通訳を待っています。驚きと緊張も加わり、とても日本的なねぎらいの言葉に相当する英語が浮かばず、第一声からどう訳したら適切か悩んだ記憶が今でも残っています。

通訳することの難しさを痛感したデビューでした。とても苦く悔しい経験でしたが、だからこそ頼られるきちんとした通訳ができるようになりたいと強く思いました。自己流では十分なスキルが身に付かないと思い、ISSの無料公開レッスンに参加して、のちに入学を決めました。

・授業をしていて先生ご自身が一番やりがいを感じられるのは、どのような時ですか。

授業で扱う教材の内容はスピーチ、環境問題、経済、国際関係、医療など多岐にわたります。それまで知らなかった分野にも触れることで、新たに興味を広げていただければと思います。また、一つ一つの課題に丁寧に取り組み、授業で学んだ表現やスキルを各自のお仕事や日常で活かして活躍している様子をうかがった時、お力になれたとうれしく思います。授業で扱った教材を、各自で復習を重ね、推敲することで発話の主旨を正確に理解する力と表現の幅も広がります。

・通訳者になってよかったと思うことは何ですか。

通訳者として、非常に多様な出会いがあることです。アスリートから企業のトップ、政治家やノーベル賞受賞者など、いずれもそれぞれの分野でご活躍している方に接することができ、通訳者として信頼していただけたときはこの仕事を誇りに思います。社内通訳者としても、営業から商品開発やITまで社内の多くの部門の業務に通訳者として携わり、「社長でも一つの企業の中でこれほど多くの機能を俯瞰することはないだろう」と言われたこともあります。多くの出会いを通して、新たな関心分野が開拓できる可能性もありますし、向上心も掻き立てられます。

| 講師インタビュー | 09:26 |

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