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授業体験レポート:2011秋【英語編】第6回 「ブランクがあきました」

ISSでは実際にどのような授業が行われているのでしょうか?2011年[秋期]10月レギュラーコースの授業の模様をレポートします。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は、英語通訳者養成コース 基礎2クラスのMさんのレポートをお届けします。

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3週間ぶりのクラスです。普段より多くの勉強時間があったはずですが、実際はというと・・・。授業の準備とは別に500ページくらいのペーパーバックを1冊読むつもりだったのですが、ペーパーバックの読破はおろか、授業の準備もろくにできない(やらない)うちに年が明け、正月気分のまま休暇が終わってしまいました。


新年最初の授業は英日でした。まずは復習教材を使ったリプロダクションでウォームアップです。プロの通訳者も、何らかの理由でブランクが空いたときにはこうしてカンを取り戻すのだそうです。英文を聴き、その情報を再生する訓練です。メモはとりません。一字一句再生できなくても、自分の言葉を使って意味を再生できればOKです。


ここで先生から受けたアドバイスは、視覚化です。聴いたことを字面で覚えようとしても、なかなか頭に残りません。試しに、日本語でいいのでニュースなどを使って1-2文の区切りで一時停止し、内容を再生してみてください。ほんの数秒前のことなのに、案外記憶されていない(記憶されているかもしれないけれど情報を漏れなく再生するのが難しい)ことを実感していただけると思います。そこで、視覚化です。今回の「Space Exploration」は、宇宙オタクのおじさん(失礼!NASAの研究者です)が地球外生命の謎や人類の宇宙遊泳という夢について(おそらくは)目をきらきら輝かせながら語っているものでしたので、宇宙人やおじさんが宇宙をぷかぷか浮かんでいる姿を想像するようにしました。実際にリテンション(短期記憶保持力)が高いなと思うクラスメートに聞いてみると、確かに「英文を聴いた時にイメージを頭に浮かべる」ようです。


リプロダクションの次は、復習パフォーマンスの録音です。視覚化すれば記憶にも残しやすいため、メモを減らしましょうというアドバイスもありました。英日の場合、「メモを取りすぎると内容が頭に残らないし、メモを取らないとすぐ忘れてしまう」というジレンマがあります。今後の練習の中で、視覚化と組み合わせてちょうど良いバランスを見つけたいと思います。


基礎IIに入り、また期の後半に入り、教材が長くなったと過去の記事で書きました。それに伴い、通訳する一区切りも長くなっています。視覚化で記憶に残して適度なメモを取ったら、次に必要になるのは編集です。多くの情報をいかに整理し、いかに最適な日本語で表現するか。この編集力も、大切なスキルの一つです。


ブランクの間にすっかりゆるゆるになっていた脳ですが、前半の復習で一気に血流が増え活性化しました。後半の初見も、その勢いでシャドーイングから演習までを駆け抜け、非常に濃密な時間を過ごしました。クラスメートとのささやかな新年会も行い、完全に通常モードに戻った新年最初の週末です。
 

 

> 授業体験レポート:2011秋【英語編】第7回 伝えるのが仕事です

 

| 授業体験レポート | 13:16 |

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