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授業体験レポート:2011秋【中国語編】第4回 「語感について」

ISSでは実際にどのような授業が行われているのでしょうか?2011年[秋期]10月レギュラーコースの授業の模様をレポートします。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は、中国語コースのNさんのレポートをお届けします。

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王先生の授業の特色のひとつとして「似たような意味をもつ言葉の間の語感の違いについての説明がきめ細かい」という点が挙げられますが、今回はその例について、簡単にご紹介します。


[例1] 商店での値引き交渉(買い手側視点)について。
・ 压价
・ 砍价
・ 杀价
いずれも「値切る」という意味ですが、下に行くほど程度が激しく、「買い叩く」という意味が入ってきます。中国語がわからなくても、漢字からなんとなく激しさが伝わるような気もしますが。


[例2] 売り手側が言う「安売り」のほうになると、
・ 減价
・ 跳楼价
など。「跳楼价」は「商店の主人が飛び降りしなくてはいけないほどの大安売り」=「出血大サービス」とのこと。おもしろい表現ですね。


[例3]「会社・企業」を指す言葉では、「公司」がよく用いられますが、企業の大きさにより、
・ 公司
・ 企业
・ 巨头
と使い分けられたりします。中国語の新聞に「快餐巨头麦当劳」として書かれているのは「ファーストフード大手企業であるマクドナルド」となるわけです。日本語だと「巨頭」は、「巨頭会談」「2大巨頭」など「大物」的な「人」を指すことが多いような気がするのですが、中国語だと違うのですね。


[例4] 中国語初級で出てくる単語「去」「过去」「上去」(対照として「来」「过来」「上来」)ですが、これらの間にも明確な語感の違いがあり、距離の近さ順に「过去」「去」「上去」という並びになるそうです。


[例5] 同じ語の用例展開について。日本語でも「傷心」と言いますが、中国語では、「伤(傷)」という動詞は、日本語の「傷つく」だけではなく、「害する」「損なう」まで言えたりします(「傷」だけではなく「病気」の意味も持ちます)。
・ 伤心
・ 伤感
・ 伤感情
・ 伤脑筋
・ 伤眼
・ 伤胃
など。「伤脑筋」は「頭が痛い」→「頭を悩ます」「厄介だ」「困る」という意味になっているところは日本語と似ていますね。

 

 

>授業体験レポート:2011秋【中国語編】第5回 「どんぶらこ」の意味とは?

 

| 授業体験レポート | 09:00 |

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