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授業体験レポート:2011秋【英語編】第3回 「通訳訓練はこうして行われる(2)」

ISSでは実際にどのような授業が行われているのでしょうか?2011年[秋期]10月レギュラーコースの授業の模様をレポートします。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は、英語通訳者養成コース 基礎2クラスのMさんのレポートをお届けします。

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突然ですが、次の日本語を英語にしてみてください。

「ゴミの量は昭和40年代後半に急激に増加しました」

このポイントは後で触れることにして、まずは日英の授業についてご紹介します。英日と同じく、単語テスト→復習→初見という流れで進んでいきます。それぞれの様子は前回レポートした英日とほとんど変わりません。

うまくできているなと思うのは、単語テストと教材の分野がリンクしてくることです。例えば、教材『ゴミから見えてくるもの』の前後で単語テスト「エネルギー、環境」、教材『Measles』『日本人の生活習慣と運動不足』の前後で単語テスト「医療・健康」など、一定期間に同じ分野の単語に繰り返し出合うようにカリキュラムが組まれています。この訓練の積み重ねで、使える語彙力を養います。実際の仕事では、担当会議に必要な単語を短期間に詰め込む必要に迫られるので、そのスキル(要領?)の習得にも役立っているのだろうと思います。

先日の日英の授業では、ノートテイキングの指導がありました。ホワイトボードをノートに見立て、一人ずつ前に出て「通常通り」通訳をします。そして、先生がホワイトボードとパフォーマンスを見てフィードバックを行うことで、メモ取りのコツを体得していくというセッションです。数あるコツの中で特に参考になったのは、「メモは見ない」ということです。メモをじーっと見てしまうと、字面にとらわれたりして視野が狭くなり、全体のメッセージを見失いがちです。そこで、「メモを眺める」ようにすれば、全体像を見ることができ、より適切な訳が出来上がるというのです。どのようにメモを取るかも大切ですが、書いたメモをどのように生かすかにも意識を向けたいと思います。

ところで、冒頭の日本語は英語にしていただけましたか?

ポイントは、「昭和40年代後半」です。通訳をするときに、日本円を米ドルに換算する必要も、摂氏を華氏に計算する必要もありませんが、元号だけは西暦に直すのが一般的だそうです。この場合、"early 1970s”とします。

今回の授業でアドバイスを受けたことの一つに、「原文を一度忘れてみる」というのがあります。訓練中は、原文と比較をして「通じる」「大丈夫」という判断をしがちですが、お客様は通訳者の英語だけが頼りです。そこで、原文を一度忘れ、パフォーマンスだけを聞き、ロジックを含めて英訳が「本当に伝わる(しかも明確に)」かどうかを客観的に検証・分析することが大切だということです。

単語の暗記、復習、次の授業の準備・・・という生活サイクルに慣れたような、そうでもないような日々を送っているうちに、中間テストが目前に迫ってきました。友人から「中間テストがあるなんて学校みたい」と言われましたが、通訳養成「学校」ですから・・・。というわけで、次回のレポートは中間テストについてです。
 

 

> 授業体験レポート:2011秋【英語編】第4回 中間テストについて

 

| 授業体験レポート | 09:00 |

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