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中国語通訳コース特別セミナーレポート「中国語通訳者はじめの一歩」


去る12月4日、通訳グループのOJTをお引き受けいただいた七海和子さんに「中国語通訳者はじめの一歩―「突撃インタビュー」のお仕事を終えて―」と題して、ご講演いただきました。受講生から通訳者への「はじめの一歩」を踏み出された七海さんに、事前準備から通訳当日の様子通訳者としての気遣いやまわりの方々への配慮などをお話いただくとともにご自身が実践されている勉強方法などをお話いただきました。

ISSで通訳コースの門を叩いた経緯から七海さんの話は始まりました。もともと七海さんは物流関連のお仕事をされており、中国語母語者と仕事をすることも多く、上司や同僚には「中国語を話せる=通訳ができる」と思われたようです。しかし周りのイメージと実際の通訳力の間にはギャップがあり、それを埋めるべく通訳訓練を受けようと決意されました。

さて中国語通訳者養成コースのレベルチェックを受けた七海さんですが、スタートクラスは「基礎科供廚任靴拭D面者として活躍するにはまだまだ遠いクラスですが、半年勉強され「通訳科機廚某糞蕕靴泙后このクラスは逐次通訳の完成を目標としており、授業内容もハードになります。クラスでは授業を通訳の実践トレーニングの場とみなし、講師はエージェント、受講生は通訳者として仕事(レッスン)にのぞんでいます。レッスンの内容を着実に自分の力にした七海さんは半年後に「通訳科供廚某糞蕕靴泙后

ところで、中国語通訳者養成コースは「基礎科機廚ら「通訳科供廚泙4レベルに分かれています。七海さんはこの4レベルを「水泳訓練」におきかえて説明してくださいました。

 基礎科

「水に慣れよう!顔を水につけてみよう。ビート版で練習しよう!」というクラス。 

基礎科

「25mプールを泳ごう!」というクラス。トレーナー(講師)はプールサイドで旗を振り、「がんばれ〜がんばれ〜」と声援をおくってくれます。

通訳科

泳げるようになったあなたはいよいよ海にでます。実地訓練です。「あの岩まで泳ごう!」。トレーナー(講師)は船から号令をかけるだけです。途中でブクブクっと沈む人、沈みながらもなんとかバタバタしている人がいて、岩までたどりつける人は多くありません。

通訳科

ヘリコプターから大海原にぽとっと落とされ、トレーナー(講師)は「ゴールはあっちね。あっちで待っていますね。」と言い残して去ってゆく。

今、七海さんは大海原のどまんなかです。OJTをお引き受けいただいたのは、まさに大海原で岩にタッチした瞬間(通訳科気鮟了したとき)でした。お仕事をうけたときから「突撃インタビュー」の日まで準備時間はあまりありませんでしたが「通訳科機廚任亮汰的な訓練と準備が役立ち、現場で困ることはなかったとのことです。 

では七海さんはどんなお仕事をされたのでしょう?

あるテレビ番組のお仕事で、アナウンサーが中国人観光客に「今回の滞在は何日ですか」「先ほど何を買いましたか」「他に購入するものの予定は?」「今回の旅行で買い物の予算はいくらですか」「銀聯カードを使いましたか」「現金はいくら持ってきましたか」「(複数購入をした方に)なぜ複数購入したのですか」「値切り交渉はしましたか」「同様の製品は中国にもあると思いますが、なぜ日本製品を購入したのですか」などと矢継ぎ早に質問をしていきます。七海さんはこの質問に対し間髪を入れずに通訳し、中国人からの回答に対して日本語に訳します。

訳出で困ったことはなかったものの、頭を悩ませたのは七海さんご自身の立ち位置。撮影スタッフ数名とともに仕事をするなかで、それぞれがばらばらに動くので誰について行けばいいのかとまどったようです。通訳をしていないときは店内で購入を考慮していそうな旅行客のそばに立ち、会話内容や中国人の店員の方々が得た情報をスタッフに伝え、クライアントが情報を収集しやすいように配慮しました。こうして「中国語通訳者はじめの一歩」は無事終了しました。一緒に仕事をする人への心配りは重要です。またクライアントからお仕事がいただけるか否か、エージェントからの依頼があるかどうかはこういったちょっとした気遣いにあるのでしょうね。

また、通訳者の服装についてもふれてくださいました。通訳者というのはダークスーツをきちっと着てお仕事をしているイメージですが、もし「突撃インタビュー」でイメージどおりの格好でのぞんだらお仕事にならなかったそうです。まだ残暑きびしい9月はじめ、炎天下でのインタビューで汗だくになっていたでしょう。走って移動するなど現場ではかなり忙しく動いたそうです。もし高いヒールの靴を履いていたら足が痛くて通訳をするどころではなかったとふりかえっていらっしゃいました。服装選びも通訳者には重要な仕事です。

七海さんはノースリーブの上に涼しげなカーデイガンをはおり、軽やかに見えるスカートを合わせ、履きなれた靴で仕事にのぞみました。これが大正解!

(↓がそのときの服装です。)

七海さん


こういったことは現場を体験しなくてはわからないことです。

みなさんもOJTで「通訳者はじめの一歩」を踏み出せるようがんばってください。


中国語通訳者養成コースの詳細情報はこちら


<関連記事>
七海さんのOJT体験レポートの過去のスクールブログに掲載しています。
過去の記事は
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