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『ゲリラ建築:謝英俊、四川大地震の被災地で家を建てる』

当校OBの串山 大さんが翻訳された書籍です。

 

●串山さんご紹介文

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台湾の建築家・謝英俊を有名にしたのは、シンボリックな巨大建築などではなく、どこにでもありそうな民家の建設だった。彼が家づくりに取り組むのは、たとえば四川省の山奥にある少数民族地域。ある村では震災後に全村移転を余儀なくされ、新しい集落を建設しようとしていた。謝英俊にいわせると、その土地の被災者たちは決して「弱者」ではない。なぜなら、自分たちで家を建てる能力を失っていないから。

 

そんな住民たちの相互扶助による家づくりを実現するのが「協働セルフビルド」であり、開かれた建築システムと簡易化された構法/工法である。だが、その取り組みは常に成功するわけではない。同じ農村でも商品作物の生産により潤う地域、さらに都会に近い平野部など、環境によって人びとの価値観は異なり、家づくりのあり方もさまざまだった。

 

当時、建築学科の院生だった著者は、少数民族の多い地域で展開されるフィールドワークのような実践を、ありのまま記録している。体裁を整える安易な言葉でまとめようとはしていない。作中でも語られるが、その手法は半ば意図的であり、半ば条件に強いられたものである。何か分かった風な概念を並べるよりも、細かな出来事の描写を重ねることでこそ表現できる本質があると、そう確信しているように訳者には感じられた。文学青年でもある著者は、とりとめなく写実されるエピソードの積み重ねを、広い意味での文学として機能させることを意図しているのだ。

 

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ぜひお手に取ってお読みください♪

 

 

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