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授業体験レポート:2019秋【英語編】第6回 「強みと弱み」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で17シーズン目を迎えています。2019年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コース 本科2クラスのYさんのレポートをお届けします。

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こんにちは、Yです。忙しい日々の中で、いかに勉強時間を確保し、自分をやる気にもっていくか、その難しさに直面しています。その解決法の一つとして、最近話題の家事代行会社のらくらくお料理サービスに申し込みをしました。お料理のプロがいらっしゃり、短時間にたくさんのお料理を作ってくださいます。まさに家事の革命です。忙しい日々の中で時間を買うという方法が、勉強中の我が家にはとても効率的な選択であると実感しています。勉強時間が確保された今、あとはやる気だけです。ついに言い訳ができなくなってしまいました。そんな状況の中、学期後半真っ盛りの授業レポートをお届けしたいと思います。今回は、日→英の授業は出席できなかったため、英→日のみレポートさせていただきます。

 

第12回目 英日授業 1月25日
授業が始まる前のクラスの様子は、みな単語テストの勉強に集中しています。訳の渡されていない記事について、自分で記事の単語をすべて調べてこなくてはいけません。単語の意味が本当にこれで合っているのか、記事を訳してみると意味が通じない、そんな風に不安に思うものは、クラスメートと確認し合っています。自分では調べきれなかった意味があることを教えてもらい、なんとか助かっています。クラスメートの存在があるからこそ、この地道な勉強が続けられるのだろうな、と思います。一人で孤独に勉強していたら、きっとどこかでくじけてしまうような気がします。回を追うにつれ、課題の記事も授業の内容もどんどん難しくなっているように感じます。あと少し、なんとか皆で乗り切ることができると良いです。

 

授業が始まり、生徒の一人が皆の前に出て前回の教材の復習パフォーマンスを披露します。今回、いよいよ私の番がやってきました。人の前に立つのはとても緊張します。大丈夫かな。一文一文、先生がオーディオを流してくださり、間違わないように、はっきり聞こえる声で、訳を落とさないように行っていきます。なんとか最後まで行き着いたパフォーマンス終了後、クラスメートと先生から良い点と改善が必要な点についてコメントをいただきます。まず良い点は、「抑揚があるため聞きやすい、訳が丁寧で説得力がある」ということ。抑揚があるというのは言われて初めて気づきました。自分の気づいていない強みを教えてもらえたので、今後はそこも意識して、さらに磨きをかけていきたいと思えました。

 

訳に説得力を持たせるために更に有効なのは、通訳者自身の表情だそうです。オドオドせず、自信を持ってパフォーマンスをすることで、小さなミスもカバーできてしまうということです。これは現場で場数を踏んでいる先生ならではのアドバイスだと思いました。今回は復習教材のため良いコメントを有難くもいただけましたが、初めて訳す教材でもこんなコメントをいただけるように頑張りたいです。

 

そして改善すべき点は、先生からご指摘いただいた私の最大の弱点、「『えー』と言ってしまうこと」です。すべての訳に「えー」が入ってしまうのです。まさにこれは、自分の録音テープから必ず聞こえてくるクセで、自分では意識して言っているつもりはないためとても厄介なものです。よくよく考えてみると、訳を出す時に頭の中で整理している瞬間に、「えー」と声を出すことで間が保てて安心しているのです。

 

安心材料の「えー」を手放すことは、なかなかの難題です。先生のアドバイス通り、まずは「えー」をなんとか「ぇ」ぐらいにコンパクトにするところから始めていくようにしたいと思います。

 

人から指摘されて初めてわかる自分の強みと弱みに気づくことが、意識付けの第一歩なのだと再認識しました。そして改めて、通訳者は人の前に立って話す仕事、多くの聴衆を前にしても緊張しない度胸と経験値が必要なのだと学びました。

 

また授業では、サイト・トランスレーション(略してサイトラ)について学習しました。これは同時通訳に使われている手法で、英語が聞こえた順にどんどん頭から訳していくというものです。一つの文章の中に意味のかたまりを見つけ、その区切れにスラッシュを入れます。まずスラッシュの部分まで訳し、その後、後ろの文章につなげていきます。英語と日本語では構造が大きく違うため、英語を最後まで聞いて後ろから訳して前につなげていこうとすると、後ろを訳した時点で前の文をだいたい8割は忘れてしまうそうです。この頭から訳す技というのは非常に役に立つと感じましたが、文と文をつなげるには日本語を上手に使う必要があるため、言葉の言い回しを覚えることも必要だと思いました。

 

サイトラの効果としては、読解のスピードが上がり、英語のロジックが身に付くということです。結論が後ろにくる日本語と、大切な情報が頭にくる英語、その橋渡しの難しさに悩んでいる身としては、とても有難い内容でした。

 

毎回の授業では、とにかく講師の先生の教え方がきめ細かく、丁寧で分かりやすいです。詳細な手作りのプリントもいただけるので、忘れてしまっても立ち返ることができます。やるべきことは多く、高い壁が立ちはだかっていますが、一つ一つ、自分にまずできることを進めていきたいと思います。やり続けることは簡単ではありませんが、夕ご飯の心配がなくなったことが、ひとまず心の救いです。それでは!

 

| 授業体験レポート | 09:00 |

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