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授業体験レポート:2019秋【英語編】第4回 「中間テスト」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で17シーズン目を迎えています。2019年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コース 本科2クラスのYさんのレポートをお届けします。

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新年、明けましておめでとうございます。
皆さま、清々しいお正月をお迎えのことと思います。今年の抱負はもう掲げましたでしょうか。

 

私の2020年の抱負は、「一つ一つ、心を込めてやる」です。
何事も、心を込めてやると、良いものができますよね。そしてそれが人に伝わったときに、良い効果が生まれると思っています。
逆に、忙しいからといって雑にやってしまうと、ミスが起き、後々その後始末で却って 時間と労力が取られてしまうことがありますので、今年は一つ一つのことに心を込めてやっていきたいと思っています。
ですがそのために、自分がいっぱいいっぱい になってしまわないように、できないことは省略したり、人の手を借りながら、できる範囲のことに集中したいと思います。

 

さて、授業レポートです。今回、「日→英」「英→日」それぞれの授業の中間テストが無事に終わりました。実際は全く無事ではなく、もう傷だらけですが、果敢に挑んできました!その出来は赤面するほどのクオリティーでしたが、今の自分の実力を見つめる良い機会となりました

 

第7回 日英中間テスト「18歳の選挙権」 12月7日

 

まず、試験のTopicは事前に与えられ、それに関する内容や単語を事前に調べてきます。自分の調べてきたものは持ち込みが許されています。
私は選挙に関する単語をひたすら調べました。例えば「公職選挙法改正案」だったり、「衆議院」や「参議院」など。
この分野には非常に疎く苦手意識をもっていたのですが、リサーチしてみるとなるほどと思えることが多く、意外とそこまで苦手じゃないなと思えたことが良かったです。

 

テストでは、「18歳選挙権」に関する日本語の文章が流れ、3〜4文ずつ英語にしていきます。自分の調べが足りなかったことは、「総務省」の英語を知らなかったことです。(総務省:Ministry of Internal Affairs and Communications)

講師の先生は、一連の省庁の名前は覚えていた方が良い、とアドバイスしてくださいます。特に、「厚生労働省」や「国土交通省」などは、省庁再編の際にいくつかの省庁が統合したため名称が非常に長く覚えにくいそうですが、文脈に合わせてその一部のみを言うのでも良いそうです。例えば、厚生労働省は「Ministry of Health, Labor and Welfare」ですが、医療の話に出てくる際は「Ministry of Health」 にしてしまうなどです。省庁は、授業でも度々でてきますので、自分でもリスト化して覚えようと思います。

 

一方で、単語が分かっていたとしても、文章にする難しさ、これはやる気だけではどうにもなりません。今回私はスピーカーの話す内容の幹を捉えることに失敗してしまったのですが、何を伝えようとしているのか、それをきちんと掴むことが最も重要なのだと再認識させられました。Source Languageが日本語であるにも関わらず、話の幹を掴めないこともあるという苦い経験をしました。

 

実際の通訳現場では、ロジカルでなく、冗長的で非常に分かりにくい話し方をするスピーカーも沢山いると、先生は教えてくださいます。そんな時に言葉通りにしか訳せない通訳では通用しないということです。そのような場面でもフレキシブルに対応できるようになるために、話の本筋を取り、それを違う言葉でもきちんと意味に沿った形で表現できるように普段から英語のバリエーションを試すのが重要と繰り返し仰います。

 

私もその姿勢を念頭に置きつつ、授業でやったことをやりっぱなしにせず、きちんと身に付けていきたいと思います。

 

第8回 英日中間テスト「Mobile phones and driving」 12月14日

 

英日の中間テストは、1週間前に3つのTopicsが発表されます。各々がそれらについて調べてきて、そのうちの1つが出題されます。Topicsはここ3か月以内の時事ですので、とてもフレッシュな題材です。今回の内容は、改正されたばかりの道路交通法についての記事でした。毎回その時々のニュースで試験問題を作ってくださるというのは、非常に現実味がありまるで実際の通訳の現場に入ったような感覚でした。

 

Topicが発表された後、試験直前に3分間リサーチする時間が与えられます。その時に私は、日本語で書かれたニュースを検索しました。その問題についての知識があることが一番の助けになると教わったからです。1週間前に3つのTopicsが与えられていたときには、これ(Mobile phones and driving )は絶対に無いだろうな、と高を括ってほとんど準備していませんでしたので、もうそれこそ必死な3分間でした。

 

今回の題材の中で、肝となった単語は「Text:(携帯電話で)メールを打つ」でした。日常会話でよく使われていながらも、実際に外国人と話す機会がないとあまり耳にしないText。私もここでつまずいてしまいました。ただ試験中は、いったん始まると後には引き返せません。普段の授業の「えーっと、もう一度お願いします!」は無しです。分からない単語が出てきて焦ってしまっても、そこに引きずられないように、トリプルアクセルで転倒しても演技を続ける不屈の精神が大切なのだと切に感じました。自分では踏ん張ったつもりですが、テストが返ってくるのがものすごく怖いです…。不屈の精神は、むしろテスト返却時に必要なのかもしれません。

 

試験が終わり通常授業に戻りますと、「見本市通訳」という仕事についての紹介がありました。企業が自社製品を展示し、新たな販路を見つける商談の場での通訳の仕事です。どのような人が稼働できるのか、日程や現場の様子、報酬まで教えてくださいました。これは実際に先生も昔やっていらしたそうで、現場での様子に加えて、その当時に起きたハプニングなど、面白く聞かせていただきました。

 

授業を受けていて 、先生方の実際の通訳現場でのこぼれ話を聞けるのが、ものすごくラッキーだなと思います。現場での失敗談や困ったスピーカーの苦労話など、いつも興味深く聞かせていただいています。また、これまでどのように通訳の仕事と子育てを両立してきたかなどの苦労話を聞けることで、長い目で見た時に、プロの先生方が遠い昔に一度は通った点に自分もいるのだな、と想像します。勉強をしているとさまざまなつまずきがあったりしますが、それを経験して自分なりの努力を続けていらしたからこそ、プロとして今ご活躍されているのだなと思います。

 

自分がどこまでできるのか分かりませんが、高い目標よりも昨日のテストの復習、これをきちんとこなせることを目標に、2020年も頑張っていきたいと思います。

 

皆さんの学習が、今年も実りあるものとなりますように。

 

| 授業体験レポート | 09:44 |

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