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『中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)』 第52回 「張家口」

ネイティブがよく使う自然な中国語表現を毎月テーマ毎にご紹介する「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」。中国語ビジネスコミュニケーションコースご担当の張意意先生に執筆していただいています。どうぞお楽しみください。

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今回は2022年北京冬季オリンピック(奥运会)・パラリンピック(残奥会)の開催地、「張家口」についてお話ししたいと思います。

 

初めて「張家口」で冬季五輪を開催すると聞いた時、正直、驚きました。自分の頭に浮ぶ「張家口」は、北京から万里の長城を越え(口外)、北風がピューピューと吹き寒さが厳しく木も花もない山地に、汚れた羊皮の上着(老羊皮袄)を着ている羊飼いのおじさんがいるだけで、近代スポーツとはとても結び付けることができなかったからです。

 

張家口は河北省の西北部にあり、北京、河北、山西省とモンゴル自治区の交差点で、古代から要所(关口)として重要視されてきました。遠い昔、張家口の外側(口外)に住んでいるのは遊牧民族、内側(口内)に住んでいるのは農耕民族でした。遊牧民族が入ってこないように「万里の長城」を造ったそうで、今でも、一番多く遺跡が残され、烽火台だけでも1000か所以上あります。漢民族のほかに、回族、満州族、モンゴル族が多く居住しています。

 

張家口あたりは改革開放後も長い間、中国全土でも五本の指に入るぐらいの極めて貧しいところの一つでした。が、今の張家口を調べてみると、目を疑うほどの国際的な一流スキーレジャー施設が揃い、全国からスキーの愛好家が集まり賑わっていて、なかなか予約が取れない状態です。

 

2000年以降、張家口はようやく開発されるようになり、崇礼地域にスキー場がつぎつぎと建設され、今は7つのスキー場を持つ中国最大のスキー場エリアとなりました。その中でも最大規模の萬竜スキー場は海抜2,110メートルに位置し、垂直落差は580メートルあり、毎年11月から翌年の4月前後まで営業しています。設備、ホテル、温泉・スパまで整い、コースは20余りあり、最も長いコースは4キロもあります。初心者コース(长龙道)からベテランのチャレンジコース(挑战道)まで整備され、ほとんどが自然雪ですが、人工の粉雪も一部使われ、スキーヤーを大いに満足させることができそうです。

 

今回、北京と張家口が一緒に冬季オリンピック・パラリンピックを開催することによって、張家口にあるスキー場と、北京にあるスケートリングが力を合わせ、輝かしい冬のオリンピックとパラリンピックを世界にお届けできると思います。楽しみですね。

 

では、次回は、中国の春節に合わせて、春節の習慣や挨拶を復習したいと思います。ご期待ください。

 

マル今月の中国語新語:

带节奏:网络词汇。故意煽动吃瓜群众跟风的意思。针对某个事件,有人故意发表一些比较具有煽动性和争议性的言论,来挑动吃瓜群众的跟风或者是争端。
「带节奏」はネット用語です。わざとフォロワーを煽る行為をいいます。ある事件について、故意に問題を引き起こす発言をし、フォロワーに火をつけ、フォロワーの発言及び論争を促すこと。

 

例:最近的新闻当中曾经出现有这样的表述。“美媒带节奏渲染中国大使为华为威胁国”。
昨今のニュースにある表現ですが、「アメリカのメディアは、中国大使がファーウェイのためにドイツを脅したと、悪意で煽る(带节奏)ような報道をしている」。

 

 

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張 意意
ビジネスコンサルタント。中国北京外国語学院卒業。証券会社を経て、現在、コンサルティング会社経営。現役通訳者、翻訳者としても活躍中。アイ・エス・エス・インスティテュートでは「ビジネスコミュニケーションコース」を担当。企業や業界のニーズを把握し、中日間のコミュニケーションを円滑に進めるために、受講生に最新の動向を紹介しながら、指導を行っている。

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丸中国語ビジネスコミュニケーションコース丸

 

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https://www.issnet.co.jp/courses/c_i_business.html#event_info5

 

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※張意意先生からのメッセージもありますので、ぜひご覧ください!

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| 「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」 | 15:45 |

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