通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

ISSスクールブログ

アイ・エス・エス・インスティテュートが運営しています。


<< ISSライブラリー 〜講師が贈る今月の一冊〜 第38回:椙田雅美先生(中国語翻訳) | main | 授業体験レポート:2019春【英語編】第7回 「Customerも、Passengerも、Guestも、Clientも、みんな『客』」 >>
授業体験レポート:2019春【中国語編】第8回 「一に予習、二に予習、三四も予習で五に予習」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この春16シーズン目を迎えています。2019年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は中国語通訳者養成コース基礎科2クラスのIさんのレポートをお届けします。

-------------------------------------------------------------------


・第15回 見たことのない事を通訳する難しさ

今回はクリーンセンター、いわゆるゴミ収集施設の工場見学の日中逐次通訳訓練でした。

 

私は、実は工場勤務でしかも日ごろから工場内で通訳を行っているため「今回は簡単かも!」と少し甘く考えていましたが、工場でも業種が変われば必要な単語も全く変わる訳で、今までになく反省点の多いパフォーマンスとなってしまいました…。

 

工場で使用する単語というのは、そこでは頻出単語であっても日常会話ではほとんど出会うことのない単語で、一般的な内容でないが故に事前準備として関連資料を探すのも一苦労でした。帰宅して自分の予習で調べた内容や単語と実際のパフォーマンスを見比べてみると、やはり予習が甘かったのだと思います。先生は、予習で調べた単語は覚えられるまで繰り返し声に出して読んで覚えないといけません、とおっしゃっていましたが、私が調べた単語はまだ自分のものになっていなかった(つまり覚えられていなかった)のだと反省しています。

 

最近は自分の能力も少し上がってきたかな?と思ってゆるくなっていたところなので、今回の自分自身のパフォーマンスの悪さに、少しのショックと悔しさが残り、目の前の壁は乗り越えたくなってしまう性格の私にとってはむしろ俄然やる気が出てきました!次回は江戸東京博物館での実地訓練です。テーマは私の大好きな江戸時代です(歴女なので笑)。

 

今回の悔しい思いをバネに、後悔のないよう予習に励みたいと思います。

 

・第16回 江戸東京博物館での実地訓練

今回は教室を飛び出して、両国にある江戸東京博物館において初めての課外授業でした!

 

訓練内容は先生が日本人ガイドとして展示物を日本語で説明し、クラスメートが順番で聞き手(中国人観光客役のクラスメート達)に中国語の通訳を行うというかたちでした。

 

今回の私の事前準備を紹介しますと
 まずは博物館ホームページの中国語バージョンをチェック
 博物館へ実際に足を運び展示物を確認
・写真撮影OKの箇所ではとにかく写真を撮る
・日本語及び中国語訳のパネルの全てに目を通し、言い回しや固有名詞の対訳を採集する
・無料の音声案内(中国語)を借りて、上と同じく中国語を採集する
・現地のボランティアガイドと中国語観光客の団体にまざって館内を回る
・付属の図書館の視聴覚室で関連映像を見る
 オリジナル単語帳を作成しクイックレスポンスの練習をしながら暗記する
 キーワードになりそうな言葉や事象は中国語で説明する練習を行う
 江戸時代特集番組の録画を見直す

 

大まかには1週間で上述の予習を何度も行いました。

 

好きこそものの上手なれ、です。江戸時代大好き!歴史大好き!な私にとっては今回の予習はほぼ趣味のようなもので全く辛くなかったです。(もしも風力発電がテーマだったら私は今ごろどうなっていたでしょう…)

 

これまでの経験から、予習を「これでもかっ!」と思うくらいこなしておかないと本番で満足いくパフォーマンスができないことを学んでいたので(第14回参照)、今回の予習においては微塵の後悔もない状態に仕上げて本番を迎えました

 

現場ではほかのクラスメートの機転の利いた訳出に感嘆したり、一般の観光客の乱入(?)に焦ったり、気づけばクラスメート以外の一般客が私たちの一団に交じっていたり…教室では想定内の事しか起きないので訳出のみに集中すればよいですが、外に出ると想定外の連続で常にガイド役の先生の日本語に耳を傾けつつ周りも見なければならないのでとても刺激的な時間が過ごせました

 

後半はみんな疲れてしまい数字と固有名詞以外はノートテイキングしない状態でしたが、後々先生からは「ノートテイキングをせずに訳出をしているということは(無意識でも)頭の中で想像し訳出ができているからであって、その境地に至っていた今日の感覚を忘れないようにしてください」とのお言葉をいただきました。

 

準備含め多くの時間と体力を使いましたが、本当に貴重な経験となりました!

 

この江戸東京博物館での実地訓練は、基礎科2クラスの毎回の風物詩的授業になっているそうなので、ネタバレを避ける為あえて細かな内容についてはここで触れません。このレポートを読んでくださっている方で基礎科2を受講する予定の方がいらっしゃれば、是非実際に実地訓練を体験してもらえればと思います。

 

 

| 授業体験レポート | 09:21 |

CATEGORIES

RECOMMEND BOOKS


SELECTED ENTRIES

CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>

リンク

モバイル
qrcode