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授業体験レポート:2019春【中国語編】第7回 「聞き手を意識すること」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この春16シーズン目を迎えています。2019年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は中国語通訳者養成コース基礎科2クラスのIさんのレポートをお届けします。

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・第13回 苦手な理系的テーマの逐次通訳

今回は「マグナス効果を活用した新型風力発電について」をテーマに中日の逐次通訳訓練を行いました。

 

「マグナス…?」
学生のころ理科が大の苦手だった私、風力発電について事前準備を行っていたのですが、まさか社会人になってからこんなに理科的な分野と向き合うとは思ってもみませんでした…。母語の日本語で調べてもマグナス効果の原理について理解できず、事前準備に一苦労しました。

 

語学に興味のある人は比較的、理科や数学が苦手なのではないでしょうか。しかし通訳が介入する現場は実のところ技術系が多いとのこと。先生が様々なジャンルの仕事を経験されてきたというお話を聞き、自分で苦手なジャンルを作ってしまうと仕事の幅もきっと狭くなってしまうんだろうなと感じています(学生時代に戻れるのなら、「理科と数学やらないと通訳で苦労するよ!」と若かりし頃の自分に言ってやりたいぐらいです…)。


先生の体験談の中には普通に生活していると出会えないようなお話もあり、「普通の人が普通に生活していたらできない体験をできるということが、通訳者の醍醐味の一つ」と先生はおっしゃっていました。

 

今回はこれまでより専門的な通訳のため、訳出する日本語も砕けた表現ではなくきちんとした表現を使用することを学びました。技術系の会議通訳になるとその道の専門家ばかりという状況もあり、そのような場合は(英語の略称など)あえて訳さないほうが聞き手に伝わることもあるそうです。これからは聞き手が誰なのか、年齢層はどれくらいなのか等、きちんと聞き手のことを意識しTPOにあった言葉を使わなければなりませんとご指導いただきました。

 

第14回 言葉の先を読む力

今回も前回に引き続き風力発電の逐次通訳を行い、残りの時間で短めのニュースを逐次通訳しました。

 

授業の初めに、私たちはまだまだ音を追いかけて訳出している状態であり、次の言葉を予想して訳出することができていないとの指摘をいただきました。言葉が予想できている状態というのは、例えば友人とおしゃべりをしている時に相手が言葉に詰まって「え〜と」となった時「○○でしょ?」と助け船をだせるような状態だそうです。

 

確かに自分のパフォーマンスを振り返ってみると、中国語から日本語に訳す際は音を最後まで聞かなければ全体の意味や話者が意図することを理解できず、訳出に時間と無駄な工数がかかっているなと思いました


先生からは、母語でない言語でも次の言葉が予想できるようになる必要があり、そのためにはたくさん本を読むことが効果的だと教えていただきました。たくさん音を聞くことも大切ですが、目視で多くの中国語(日本語)に触れることによって言葉の引き出しが増え、次に来る言葉が予想できるようになるとのことです。


難解な本よりも、自分が日本語(中国語)で読んだことのある好きな作家や面白いと思う本を読んだほうがよいとのことなので、私も早速一冊購入し勉強の合間に読んでみようと思います。

 

 

| 授業体験レポート | 09:04 |

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