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『中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)』 第46回 「日本語から取り入れた中国語の単語」

ネイティブがよく使う自然な中国語表現を毎月テーマ毎にご紹介する「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」。中国語ビジネスコミュニケーションコースご担当の張意意先生に執筆していただいています。どうぞお楽しみください。

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漢字は中国から日本に伝わってきたのですが、たくさんの単語がまた日本から中国に伝わって日常的に使われています。所謂「逆輸入」ですね。

 

日本語の単語が大量に中国に受け入れられた時期は大きく二回あります。

 

まずは、20世紀初め頃、魯迅を始めとする中国の文化人たちによって白話文(現代文)を推奨する運動が行われました。つまり、それまでの「文言(古文)」を使った文章の書き方を口語文にしてより簡単に習得できるようにし、民族全体の文化水準を高めるのが目的でした。その時、魯迅たち日本に留学した知識人たちが日本で作られた単語を中国に持ち帰り、普及させた ものです。

 

例えば、哲学、法律、資本主義、社会主義、選挙、警察、新聞の社会科学分野と技術、化学、海抜、細胞、免疫の自然科学分野など、実に広い範囲にわたります。

 

その後、80年代の改革開放以降、日本のゲーム、アニメ漫画、音楽が中国の若者に愛され、「御宅(おたく)」「暴走」「達人」「人気」などが一気に普及するようになりました。また、中国の経済成長で、日本と似たような社会問題や社会現象が見られるようになり、「少子化」「年金」なども急速に受け入れられるようになりました。ビジネス分野でも、「供給側」「企画」「物流」など中国人は違和感なく、そのまま使うようになりました。

 

日本語に影響されたのは名詞だけではありません。例えば、現在進行形の中国語の固有表現は「正在〜」ですが、いまや、「営業中」「会議中」のように日本語をそのまま中国語として普通に使っています。

 

このように、漢字を架け橋とした言語の交流はとても素晴らしいことで親しみを感じますが、翻訳に多くみられる間違いは、実際は意味が異なるのに、漢字をそのまま援用してしまうことです。今ひとつニュアンスが違っていないかと、丁寧に調べることが必要とされます。

 

次回は、最近中国のネットで炎上している面白い話題をご紹介したいと思います。ご期待ください。

 

マル今月の中国語新語:

打call:指演出时台下观众们跟随音乐的节奏,按一定的规律,用呼喊、挥动荧光棒等方式,与台上的表演者互动的一种自发的行为。

「打call」とはライブ会場で、観客が音楽のリズムに合わせ、叫んだり、蛍光棒を振ったりするなど、舞台にいる出演者 にエールを送ることを言います。


例:人们为自己最喜欢的歌手打call。
自分の好きな歌手にエールを送ります。

 

 

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四葉のクローバー​​本コラム担当の張意意先生が担当する短期コース【2019サマー】

「通訳のための中国語ブラッシュアップ」
[東京校] 8/3・10・24・31・9/7・14(土) 10:00〜12:00(全6回)

※8/17は休講

 

短期コース2019サマーでは、入学金・レベルチェックテストは不要です。
受講特典あり!
クラスの詳細、お申し込みはこちらから:
https://www.issnet.co.jp/courses/c_i_short.html#feature6

 

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張 意意
ビジネスコンサルタント。中国北京外国語学院卒業。証券会社を経て、現在、コンサルティング会社経営。現役通訳者、翻訳者としても活躍中。アイ・エス・エス・インスティテュートでは「ビジネスコミュニケーションコース」を担当。企業や業界のニーズを把握し、中日間のコミュニケーションを円滑に進めるために、受講生に最新の動向を紹介しながら、指導を行っている。

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丸中国語ビジネスコミュニケーションコース丸

 

四葉のクローバーコース案内動画はこちら
※張意意先生からのメッセージもありますので、ぜひご覧ください!

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| 「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」 | 10:15 |

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