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中国語翻訳コース特別セミナーレポート「中国語文書記号の訳し方」

3月3日、あいにくの天候の中、多くの方にご参加いただき、特別セミナー「中国語文書記号の訳し方」を開催しました。講師は現役翻訳者で、中国語翻訳者養成コース本科1クラス担当の本島玲子先生です。今回のセミナーでは中国語と日本語の文書記号の違いについて把握し、正確な訳文を作成することについてお話がありました。

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まず、日本語と中国語の文書記号について全般的な説明がありました。

 

・日本語の文書記号は中国語と比べて少なく、中国語は多い。
・中国語から日本語に訳した時に使える記号は少ない。
・中国語の文書記号には意味があるので、読解する時に注意が必要。

 

次に、中国語と日本語の記号の違いについて解説がありました。

 

<読点の違い>
中国語  ―――,―――,―――。
日本語  ―――、―――、―――。

 

<並列記号の違い>
中国語  ―――、―――、―――。
日本語  ―――・―――・―――。
     ―――と―――と―――。
     ―――や―――や―――。
・日本語は並列のバリエーションが多い

 

<文の並列>

―――;―――;―――。
・中国語の「:」「;」は日本語にはないので使わない。
・日本語に翻訳する場合には並列と分かるように訳す必要がある。

 

<感嘆符、疑問符>
・「!」、「?」は本来の日本語にはないので、原文にあるからといって、必ずしも使う必要なはい。
・中国語では多用するが、日本語で「!」を使うと非常にきつくなるので、注意が必要。
・感動したという意味で使っている場合は、感動したということが伝われば不要。

 

中国語に比べて日本語の記号は少ないので、中国語の記号も日本語として訳出する必要があるということが分かりました。日本語にはない記号を混在させることはNGなのですね。

 

次に参考サイトの紹介がありました。

 

<日本語の文書記号で参考にするとよいサイト>

・日本の国としての決まりを紹介している
文化庁ホームページ
国語施策・日本語教育>国語施策情報>参考資料
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/sanko/index.html

 

・翻訳者が使っており、仕事に使う時の参考になる。複数の翻訳者で共訳する時の基準とすることもある。
日本翻訳連盟 JTF日本語標準スタイルガイド
https://www.jtf.jp/jp/style_guide/styleguide_top.html

 

最後に、トライアル受験に際しての注意事項について説明がありました。すべて翻訳以前のことなので、しっかり注意すれば減点を避けることができます。逆に疎かにしてしまうと、決まりごとが守れないと見做され、かなりのマイナスになります。

 

・ファイル名は指定の通りにつける。
・フォントは指定の種類、大きさにする。
・表記は統一する(数字は算用数字なのか漢数字なのか、全角なのか半角なのか。1ヶ月、1か月、1ヵ月が文章中でばらばらに使われていないか)。
・段落の1マス空け(日本語)と2マス空け(中国語)が間違えていないか。

・上記の決め事以外に記号が完全に問題ない上で、細かい表現に取り掛かること。

・採用担当者から見ると、仮に1枚で1-2カ所のミスがあったとすると、10枚であればかなりの数になると考えられ、結果として不採用になってしまうので、気をつけること。

 

翻訳する時には訳文の質そのものに意識が集中してしまいがちですが、それ以前の決まりごとを疎かにすると、それすらできない人として大きく評価を下げてしまうことがよく分かりました。また、翻訳者として両言語に深くかかわっているからこそ、違う部分は厳密に区分することや、適切に処理することの重要さについても理解することができました。


参加された方からは次のような声が寄せられました。

 

・日常の悩みが解決できました。ありがとうございました。
・実用的な話がたくさん聞けて参考になりました。
・よい復習の機会になりました

 

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

アイ・エス・エス・インスティテュートでは、今後もみなさまのお役にたつ魅力的なセミナーを企画してまいります。

 

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