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授業体験レポート:2018秋【英語編】第7回 「英語と日本語のActive vocabulary」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コースプロ通訳養成科1のTさんのレポートをお届けします。

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あっという間に1月も終わりに近づき、期末テストまでの残りの授業が日英・英日ともに1回ずつになってしましました。今年に入って若干エンジンがかかってきたものの、フルスピードになる頃には終わっているであろうという気配もちらほら…。

 

●第13回 日英

授業とは関係がないのですが、実は今年に入ってからジムに行き始めました!本当は去年10月に契約して会費を払っていたのですが全く行けず、かなりもったいないことをしていて、もう解約しようかと迷っていたのですが、意を決して行くようにしました。運動の効果か、日々スナック菓子をあまり食べたいと思わなくなったり、勉強も捗るようになりました!運動、すばらしい!ちょうど今回の授業で、通訳は体力勝負と先生がおっしゃっていたので、このまま頑張って続けたいと思っています。今年は何事も3日坊主にならないようにしたいです。

 

さて授業ですが、今回は「イラン核合意」についてです。トランプ大統領が昨年の5月に離脱を発表した、イランの核開発を抑制するための合意です。元々はオバマ政権時代に結ばれた合意で、アメリカを始め、イギリス、フランス、ドイツ等の大国が加盟しています。

 

トランプ大統領は合意から離脱し、イランに対してさらに強い制裁=sanctionsをかける、ということでしたが、この「さらに強い制裁」を、安直な私は“reimpose stronger sanctions”と訳してしまいました。先生曰く、“tighten the sanctions” or “tighten the grip”という意味であると。こういうところです。字面を追ってしまい、しっかりと日本語の理解ができていないところが私の課題です…。

 

また、最近感じるのが、Activeなボキャブラリーの少なさです。Active vocabularyとは自分で意味がわかって尚且つ使える単語、その逆がPassive vocabularyで、聞いて意味はわかるけど、自分では使えない単語です。私の場合、英語も日本語も、とにかくActive vocabularyが少ないのです。今回も例えば、嫌悪感を持つ=dislikeかなぁと思い、それ以外は全く思いつきませんでした。しかし、先生やクラスメイトの訳出では、hatred、aversion、antipathy、don’t like…と出るわ出るわで、確かに言われてみればそうなのですが、自分では全く思いつきませんでした。

 

さらに私の場合には、日本語の方がむしろよりひどいかもしれません。難しい言い回しだとわからないものが多すぎて、英語の方がわかったりします(日本語ネイティブです…)。情けないばかりですが、日本語力を上げるのは英語力を向上させるよりもさらに大変とのことですので、今年は少しずつ取り組んでいきたいと思っています。

 


●第14回 英日

早いもので1月も、もう終わりです。今回も前回に引き続きベーシックインカムに関するトピックでした。テーマは「Social mobility & Meritocracy」。Social mobilityは「社会移動」という意味で、社会の中において個人や家族、その他グループが社会の階層を上下、または水平移動することを表しています。つまり平社員が会社の役員や社長になったりすると上昇で、その逆で役員が降格し一般社員になれば下降です。水平移動は同じ階層内での会社や家等の移動のことだそうです。MeritocracyはMerit(業績、功績)とCracy(ギリシャ語の支配)を組み合わせた造語で、1958年にイギリスの社会学者であり政治家であるMichael Dunlop Youngさんという方の著書「The Rise of the Meritocracy」で登場した言葉です。知能と努力によって自分の地位や階層が決められる「能力主義」、「実力主義」、「業績主義」等を意味しています。生まれや身分によって地位が決定されていた前近代社会から、個人の業績(つまりMerit)によって地位が決定される近代社会への展開によって広がった原理で、教育業界などではけっこう使われているそうです。

 

今回は元金融機関CEOの女性がスピーカーでした。このスピーカーはとにかく英語が早い…。わりとインテリな欧米人には早口な人が多いですが、まさにそんな感じです。通訳泣かせです。


そして金融畑の方なので、金融用語等をさらっと織り交ぜてきます。「IMF」(国際通貨基金)や「VAT」(付加価値税)等々。早口で言うので1度ではなかなか聞き取れず、とにかく今回は聞くことに集中しました。

 

英日通訳をしているときに一番怖いのは英語が聞き取れないときです。大切なところで、特に名詞などが聞き取れないと結構大問題だったりします。通訳をするときはメモを取りながら聞いているので、聞く方に100%フォーカスできないことが多々あり、聞こえていても抜けてしまうことも多いので、この辺のバランスが難しいです

 

本当は聞くことが何より大切で、きちんと記憶した上でメモは呼び水として使う程度が理想だとよく言われます。事実、たまにものすごくうまく訳出ができた!と思うときは、大抵そんなにメモを書いておらず、内容をしっかりと聞いていて記憶に残っている、ということが多いです。

 

記憶に残るということは、英語とか日本語とか関係なく、きちんと「スピーカーの言わんとすることの本質を本当の意味で理解している」ということだと思うので、やはり根本的な知識と英語力(単語力も含め)を伸ばすことが何よりも必要なのだと、今期はすごく身に染みて感じています

 

| 授業体験レポート | 13:12 |

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