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授業体験レポート:2018秋【英語編】第2回 「コンディションを整える」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コースプロ通訳養成科1のTさんのレポートをお届けします。

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こんにちは。プロ科1授業ルポ第2回です。ここのところ仕事が忙しく、なかなか予習復習の時間、さらには睡眠が取れませんでした。授業は案の定ボロボロ…「準備の大切さ」には体調管理も含まれているのだと改めて痛感しました。

 

●第3回 日英

実はこの回、かなり具合が悪くお休みするか迷いましたが、どうしても行きたくて参加しました。仕事が忙しくあまり睡眠をとれていなかったので、いつもの比じゃないほど集中力が持たず、いつも以上にできませんでした。ベストの状態でもついていくのに精一杯なので、当然ながらこの回の出来はひどいものでした。通訳には本当に集中力が必要です。もちろん技術力や知識力を上げることも大切ですが、同時に集中力を最高の状態にすることもとても大切だと実感しました。

 

肝心の授業のテーマは「農業と戦争」。トラクターが戦争に使われていたことや20世紀の歴史に大きく関係していることを、今まで全く知りませんでした。今回授業でなるほど!と思ったのが、訳出する際に直接話法は避けた方が良いと先生からご指摘いただいたことです。聞き手を含めコンテクストが共通認識されている場であれば直接話法で訳しても問題ないのでしょうが、そうでない場合には間接話法を使うべきだそうです。直接話法は時制の一致もなく簡単なので使いがちですが、直接話法だと通訳者の言葉がそのまま引用されてしまう危険性もあります。なるほど、納得でした。いつもあまり考えずに使っているので、気を付けなければ。さらに、間接話法でも、時制の一致や構文等、しっかりとした文章を即座に出せるようにしなければと改めて痛感しました。

 

また今回は、私にはかなり日本語が難しく感じました。文章と文章の間の「それにより」の“それ”が何を指しているのか、鍬と鋤の違いは?(そもそもどちらもよくわからない…)、「画竜点睛を欠く」って実際どういうこと?どんな英語に訳せばいいのか(It’ll be like missing important part of …でOKとのこと)等々…。課題は増えるばかりです。


●第4回 英日

英日は今回もまずトレンドテストから。今回は覚える範囲がちょっと短めでしたが、テーマが医療。医療系の単語はラテン語からきている言葉だったり、やたらと長い単語だったりが多いので、量が少ない割にはかなり苦戦しました。今回は25問中13点。耳で単語を聞いて即、日本語を言う必要があるのですが、聞いてもわからなかった単語が、紙でもらうと「あ、この単語だったのか!」というのが多々ありました。きちんと音で理解していないということですね。勉強方法を少し検討しないといけないなと反省しました。合格点であるトレンド単語テスト8割正解への道は遠いです。

 

今回の授業は「Perception」がテーマ。「認識」ですね。ビジネスセミナーの通訳ということで、今までの4回の授業の中で一番授業についていけた気がします!とはいえ、原文の理解と訳出がきちんとできているかはまた別の話。今回のような簡単な文脈で簡単な単語の多い文章ほど、日本語にするのが難しいということを実感しました。例えば、“Frame of reference”。簡単な単語の組み合わせですが、きれいな日本語にするには大変苦慮しました。というかできなかったです。どう頑張っても日本語が出てこない私でしたが、クラスメートの訳出は「判断基準」。本当に感心するばかりです。もちろん文脈によりけりなのですが、他にもBig picture=全体像、Gesture=身振り手振り、等々。日本語力不足、英語力不足をまたしても痛感しました。

 

今回のPerceptionについては、英語だけで聞いている限りでは本当に平易な文章で、わからないところはないように感じました。日本語の文章でもこのくらいだと同じように感じると思います。しかし訳出をするには、「なんとなーく」の理解では当然ダメで、「しっかりと」120%理解しないと他言語に置き換えることは至難の業です。


私のレベルでも、会社で社内通訳をする際は毎日のように聞いたり読んだりしているトピックばかりのためかなり楽です。英語力・日本語力が同じ人間が通訳をするのに、ここまで違うのはそれだけ背景知識が大切ということ。本科3クラス在籍時に言われましたが、私は知識の偏りが激しいとのことです。英語力・日本語力は、ただ単に文法力や単語力だけでなく、様々な知識があってこそですね。時間はかかるけれど、少しずつこれらのことを蓄積していきたいなと思います。

 

 

| 授業体験レポート | 09:37 |

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