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授業体験レポート:2018秋【中国語編】第2回 「訳出する際のポイント・着目点」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は中国語翻訳者養成コース研究科1のAさんのレポートをお届けします。

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3回目の授業になります。
朝夕冷えるようになり、風邪がはやり始めているようです。かく言う私も少し体調を崩してしまっていましたが、インターネット受講生ですので都合に合わせて授業を受けることができます。もともとは小さな子供がいる為家を空けることができないという理由で、インターネット受講が可能なアイ・エス・エス・インスティテュートとご縁をいただきました。現在も日中は仕事、帰宅後は家事育児と忙しくしていますが、すきま時間を利用して自分のペースで受講できるので本当にありがたく思います。

 

今回の授業もいつも通りの密度の濃い2時間で、全てが重要ポイントと言っても過言ではないくらいなのですが、その中でも前期「本科2」*の授業内で触れた「強制観察」について深く掘り下げていきました。「強制観察」とは、翻訳する際、まず始めにどの部分に着目するかという幹となるポイントです。始めにどの部分に着目し言葉を選択するかでその後の文章が左右され、また何に着目するかは言語によって違いがあります。(*研究科1の先生は本科2の半分の授業も担当しています。)

 

本科2の授業で習ったはずですが、恥ずかしながらすっかり忘れてしまっていました。色々な例を挙げながら、生徒に質問したり意見を聞くような形で授業を進めるうちに、何となく記憶が蘇ります。そう言えば、どのクラスもそうなのですが先生が一方的に解説したり添削したりする授業の進め方ではありません。特に今回の研究科1はその傾向が強いと感じています。どういう考えから導かれた答えや訳文なのか、率直な意見はどんなものなのかを知ることができるのは集団で授業を受ける利点でもあると感じています。

 

4回目の授業になります。
今回の授業の要はずばり、「直訳調にならないためには」ということではないでしょうか。外国語を訳すことと翻訳をすることは似て非なることですし、こうやって翻訳技術を学ぶにあたって乗り越えなければならない壁だと感じています。今回は自分自身への今後の課題という点も含め書かせていただければと思います。

 

私は基礎科から4期に渡りこちらでお世話になっていますが、直訳調から抜け出し、伝えるべきことをしっかり伝えられる訳出をするにはどうすればいいのか、どこに気を付けるべきなのか、何がポイントとなるのかがずっと悩みの種でした。毎週課題を提出する時は「今回は頑張った!」と思っていても、いざ授業になると全くできておらず、しかも毎回提出前に自分自身で気付くことができないのです。授業を通して学んできたはずなのに…。そんな思いを繰り返してきましたが、今回の授業ではなぜ直訳調になってしまうのか、その理由やポイントを的確に学ぶことができたと思います。

 

今回の課題(授業内容)は中日訳、日中訳共にありましたが、日訳はダラダラと長い直訳調に、中訳は伝えるべき情報が抜けてしまっていました。これは日本語は名詞中心、中国語は動詞中心という言語の特徴から影響される点であり、その点を理解していなければ原文に引きずられた直訳調になってしまうとアドバイスをいただきました。文字で表された情報のみならず、文章の背景に存在する情報を読み取ることにも注意を向けなくてはなりません。

 

授業は課題の添削の場ではなく、翻訳技術を学ぶ場であると先生はおっしゃいます。もちろん、一人一人の課題を丁寧に添削してくださいますが、良かった点、そうでない点を挙げてはなぜそうなったのか、正しく訳出するためにはどのポイントに目を向けるのかを、課題の内容だけでなく分かりやすい例をいくつか挙げながら説明していただけるので、注意すべきポイントを理解し、次回の課題で実践することで感覚を掴むことができるのではないかと思っています。

 

 

| 授業体験レポート | 12:59 |

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