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英語翻訳コース特別セミナーレポート「『金融・IR翻訳』分野で仕事を獲得するための3つの条件」

9月12日(水)、東京校にて、英語翻訳者養成コース秋期特別セミナー「金融・IR翻訳分野で仕事を獲得するための3つの条件」と金融・IR翻訳クラスの体験レッスンを同時開催いたしました。


ご担当は、集中コースでも熱意あふれる講義と丁寧かつ細やかなフィードバックで大好評の小林久美子先生です。小林先生は外資系金融機関での勤務を経て、現在は株式会社翻訳センター専属の金融・IR翻訳者として活躍中です。


先生の自己紹介に続いて、本日のテーマについてお話がスタート。仕事を獲得し、そして継続的に仕事を依頼され続ける翻訳者になるための必須条件を3つ挙げていただきました。

 

 

「依頼事項・指示を理解する」

最初に挙げられたのは、訳出作業に入る前に、クライアントおよび翻訳会社からの依頼事項・指示を理解すること。そして、訳出作業では、依頼事項を完璧にこなすことです。

 

当たり前のことですが、納期は厳守。そして、依頼事項の凡例を忠実に守らなくてはなりません。数字の表記の統一、過去の訳文、社内用語や専門用語の踏襲などの依頼は、必ず翻訳会社から指示があります。当然これらを確認してから翻訳を始めるわけですが、作業が始まってからも疑問点や懸念事項は出てきます。この場合、迅速かつ臨機応変に対応することが求められます。

 

例えば、疑問点が案件全体に大きな影響を与えると思われる場合は、翻訳会社のコーディネーターを通じてクライアントに至急確認します。微細な懸念事項であれば、訳出ファイルに申し送りを添えて納品するなどします。翻訳作業はプロジェクトの一部であることが多く、そのあとに別の作業が続くことがほとんどです。時間的なロスを生じさせないようにすることを意識しましょう。

 

また、翻訳とは直接関係はありませんが、フォントやレイアウトといった「見た目」についても、丁寧に作業をすることで翻訳を含めた仕事全体が評価され、依頼が続くようになります。

 

 

「誰に向けて翻訳するのか」
訳出において、原文の書き手および読者、すなわち「誰に向けて翻訳するのか」を把握し、それを踏まえて表現や訳文のトーンを配慮することが必要です。また、依頼原稿のみを機械的に訳すのではなく、原文箇所の前後や背後の状況、専門用語・業界用語の意味、過去訳や類似例等を、依頼指示がなくても、自ら分析・調査を行った上で翻訳することが求められます。

 

例えば、株主総会の招集通知であれば、書き手は招集会社で読者は株主や投資家、市場関係者等になります。また、新製品の開示資料であれば、書き手は会社で読者は投資家、債権者、消費者等になりますね。これらをふまえた上で、過去に翻訳依頼文書と同類の文書等を出しているのかをウェブサイトで検索、調査します。招集通知なら、過去の訳出表現等を分析し忠実に踏襲します。組織変更や人事異動の発表の場合、過去の人事異動、会社の組織(部門名・役職位等の名称)を検索・分析し、用語を確認し訳文に反映させます。

 

求められる「技術力」

最後に、求められる「技術力」について伝えていただきました。原文の把握力とその力を支える専門的な知識や用語の理解と適用、そして土台となる翻訳力について説明がありました。

 

挙げていただいた例は、原文把握力や状況を正確に把握する力、的確な文章構成力、専門用語の分析・調査と対訳語の正確な適用など「当然と思えること」が並びましたが、小林先生の翻訳業務に対する真摯な姿勢が伝わるお話でした。参加者のみなさんはこれらのひとつひとつの重要性を再認識されていた様子でした。

 

これからも、実務で役立つ、仕事につながる情報を発信してまいります。

 

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小林久美子先生による「専門別翻訳科・金融IR翻訳」クラスの体験レッスン動画をご視聴いただけます。クラスの受講をご検討いただく際に、ぜひご確認ください。

 

※動画配信中「金融・IR翻訳クラス体験レッスン」はこちら

 

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