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中国語翻訳コース特別セミナーレポート「翻訳のプロセスを理解するために」

9月8日、多くの方にご参加いただき、特別セミナー「翻訳のプロセスを理解するために」を開催しました。講師は現役翻訳者で、中国語翻訳者養成コース本科2を担当されている椙田雅美先生です。

 

今回のセミナーでは、翻訳者はどのようなプロセスを経て訳文を作っているのか、その詳細について解説していただきました。セミナーでは多くのお話がありましたが、その中から一部をご紹介いたします。
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まず、翻訳の4プロセスについて提示がありました。

 

〜澗療なテーマの把握と訳出の方向性決定
原文の読解
L語の選択
ど兵舛粒稜

 

前提として、プロ翻訳者に求められる訳文とは、依頼者の要望、訳文の用途に合わせた「仕事としての翻訳」であるとのことでした。単に原文通りに訳すのではなく、あくまで翻訳を依頼した人の意図に合った訳を作る、というのは当たり前ではありますが、何のための翻訳なのかという基本を改めて確認することができました。先生は例として、「海外で保険を使うようなトラブルに見舞われた場合、依頼者としてはお金を出してまで翻訳を依頼するのだから、保険がおりるような訳がほしい」と説明されましたが、分かりやすいですね。

 

次に各プロセスについての具体的な説明です。

 

〜澗療なテーマの把握と訳出の方向性決定
原文を書いた作者の意図や文章の用途が、翻訳を依頼した人の意図や訳文の用途と違うこともある。例えば原文が「専門的」であっても、依頼者の希望が「分かりやすく」ということもあるし、原文は「説明文」だが、依頼者から「広告コピー的に」訳してほしい、というオーダーが出ることもある。全体的なテーマを把握した上で、どのように訳せば依頼者の要望、訳文の用途に合わせた「仕事としての翻訳」になるのか考え、訳出の方向性を決定する

 

原文の読解
まずは文法通り、辞書通りに読解する。その上で、原文のテーマにおいて、一文、一語がどのような意味で使われているか理解する

 

L語の選択
決定した訳出の方向性に基づき、適切な訳語を選択していく。翻訳の原則は、「足さない、引かない、変えない」。ただしそれは「文章全体の意味を、足さない、引かない、変えない」ということであって、依頼者の要望、訳文の用途によっては「文章全体の意味さえも足す、引く、変える」ということもありえる。冒頭でも出ましたが、あくまでも依頼者の意向を最優先することが大事なのですね。

 

ど兵舛粒稜

最優先事項として、誤訳、訳抜けはないか、単語、表現に統一感はあるか、自然な日本語の流れになっているか、事実に相違ないか、矛盾はないか

 

最終確認として、誤字脱字はないか、フォント、レイアウトなど形式の確認をし、最後にもう一度、誤訳、訳抜けがないか確認する。今はパソコンでの作業なので、誤字というよりも変換ミスについて確認するということでした。翻訳ではない業務でも、あわてて入力するとよく発生するミスですよね。

 

その後二つの短文の例を紹介してセミナーは終わりました。

 

翻訳作業の流れと、それぞれのプロセスの重要ポイントについて、よく理解することができました。同時にプロの翻訳者が細心の注意を払って訳文を作成しているということについても知ることができ、改めて、大変だけれども非常にやりがいのある仕事だと感じました。

 

参加された方からは次の声が寄せられました。
・翻訳のプロセスや基本原則などについて詳しく説明していただき、翻訳についての理解が深まり大変勉強になりました。
・実際にプロのお話が聞けてよかったです。
・具体的な例文を交えて説明してくださり、とても分かりやすかったです。

 

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

アイ・エス・エス・インスティテュートでは、今後もみなさまのお役にたつ魅力的なセミナーを企画してまいります。

 

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