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授業体験レポート:2018春【英語編】第9回 「まとめ」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で14シーズン目を迎えています。2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語翻訳者養成コース総合翻訳・基礎科1通訳クラスのMさんのレポート最終回をお届けします。勉強の合間にレポートいただいたMさん、本当にありがとうございました!

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みなさん、こんにちは。総合翻訳・基礎科1通学クラス受講していたMです。今回でこのスクールブログも最終回を迎えます。最終回では「まとめ」ということで、これまでの振り返りから思うことを書いていきたいと思います。翻訳の勉強を通して感じたことや気づいたことをこれまでも沢山書いてきましたので重複する部分があるかと思いますがご了承ください。

 

翻訳は「原文の意味を伝える作業」であるということ。翻訳作業は文章を産出するわけではありません。原文の意味を読者の使用言語に変えて伝えるために行なわれる作業です。先生もよくおっしゃっていましたが、それはつまり、「筆者のイメージを伝える」ということです。翻訳の難しいところは、言葉はその手段であるだけで、そのまま原文の言葉を置き換えるだけでは不十分であるということです。辞書に載っている訳語をそのまま使って言葉を並べてもそれでは伝わりませんので翻訳したことにはなりません。

 

その意識が、翻訳を勉強することを始める前と後で変わりました。ただ言葉を置き換えるだけではおかしい文章となり、それはつまり、伝えるための文章ではないということになります。私たちが普段、頭の中で読むように「ささ〜っ」と訳してはいけないのです。ちゃんと訳出するためには、「伝えるためにきちんと読む」「分からないことは調べる」ことを鉄則にしなければならないのです。

 

この鉄則さえ守れば上手く訳出できるのかといえば、それは大きな勘違いなのです。
この鉄則を守ることは、作業の一部分にしかすぎません。訳出力の向上には、他にも必要なことがあるのです。それは、普段から色々な文章を読み、何かしら文章を書いている習慣があるかどうかということです。これが武器になると痛感しました。訳出する際に知らない言葉は思い浮かびもしませんので、良い訳文を作るには、どれだけ自分に言葉のストックがあるかどうかにかかっています。調べて知った新しい言葉は、運用できる語彙になるまでにはある程度の時間が要ります。年上のビジネスパーソンのクラスメイトの方は、やはり格段に訳出が上手いです。新聞によく出てくる用語を使いこなしているように思いました。社会経験も少ない私はまだまだ修行中の身。小さなメモ帳で語彙ノートを作って書き留めることをしています。この習慣も翻訳の勉強を始めてからついたものです。「継続は力なり」を信じて頑張っていきたいです。

 

最後に、このようなスクールルポを執筆する機会をいただき定期的に文章を書くことで、以前よりも文章力の向上を図ることができたと感じております。読んでくださった皆様、ありがとうございました。このルポが、翻訳の勉強に興味がある、または、挑戦したいと思っている方にとっての学習開始の契機になれば嬉しく思います。


10月末から、総合翻訳・基礎科2通学クラスが始まります。気を引き締めて、でも、力を入れすぎず、「言葉が好き」というワクワクする気持ちを忘れずに今後も取り組んでいきたいと思います。

 

| 授業体験レポート | 09:44 |

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