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授業体験レポート:2018春【中国語編】第9回 「合同授業」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えています!

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきましたが、中国語通訳者養成コース通訳科1のYさんのお届けする授業ルポがついに最終回を迎えることになりました

 

勉強の合間にレポートいただいたYさん、本当にありがとうございました。皆さま、最終回をどうぞお楽しみください。

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授業の17回目は最後の日中通訳訓練で、ある左官職人の40分間のドキュメンタリーを使ってボイスオーバー(時差通訳)を行いました。準備がとにかく大変で、前日はほぼ徹夜になり、半年間で一番予習量の多い大変な授業でした。しかし、どんなに大変でも事前に予習でき、さらにはその予習内容をそのまま活用できる状況というのは通訳者にとって非常にラッキーなのだ、ということを思い知ったのは最後の授業でした。


最後の授業は通訳科2との合同授業で、外部からゲストスピーカーをお招きし、その講演を私たち通訳科1は逐次通訳、通訳科2は同時通訳をするもので、期末テストを兼ねています。今回は広告概論及び広告業界をテーマとした日本語の講演、つまり日中通訳がメインでした。事前に詳細資料をいただけたので、予習をすることで苦手な日中通訳に向かう恐怖と不安を抑え込むことができたことは大変ありがたいことでした。

 

しかしながら、スピーカーはわりと自由闊達に話を進めるタイプの方で、講演の前半は資料に沿ったお話でしたが、後半はほぼフリートークとなり、もちろんそれゆえに気持ちの入った生き生きとしたお話は大変面白く、自分の担当外の時間は授業ということも忘れて楽しく拝聴したのですが、自身が通訳する番となると、どこに話が飛ぶのか、どのような単語が飛び出すのかヒヤヒヤビクビクしてしまい、さらに私の場合中国語の組み立てが遅いので焦りも加わって散々な出来となってしまいました。

 

思えば、訳しやすいように全てをお膳立てしてもらっている授業はなんとありがたい環境なのでしょうか。何が起こるかわからない実践では、授業中の50%もパフォーマンスを発揮できないのだということを痛感しました。

 

資料外の話も多いとはいえ、専門用語もなく、平易且つ論理的な内容なので、中国語母語のクラスメイトは難なく上手に訳しているように思いましたが、終了後の講評タイムでは、もっと格調ある言葉を使うようにと先生方よりご指摘がありました。幼稚な単語を使えば話者の講演を幼稚な話に引き下げてしまう。通訳は話者と同じ温度、同じ格調で伝えなくてはならず、意味が通じる、伝わっているからよいというものではない、ということです。めざすところはそこなのです。

 

なお、最後は授業時間外に個人面談があり、一人ずつ先生とお話できます。個人的な問題や悩みにアドバイスいただけるので大変有意義な時間です。

 

こうして今学期の授業は終わりました。

 

先学期の授業が終わった時に、クラスメイトとの差に悩む私に、「人と比べないほうがいいですよ」と先生が仰った一言が妙に心に沁みて、この半年間の継続受講を決めました。結局今学期も、レベルの高いクラスメイト達についていくためひたすら予習に追われた半年間でしたが、今回3回目の受講にしてやっと、先生の仰ることを咀嚼する余裕、クラスメイトとの差に悩みすぎず自分の目標に向き合う強さが生まれたような気がします。またスキル面でもわずかながら成長を感じることができました。いつか同時通訳ができるようになる日をめざして、頑張って勉強を続けていきたいと思います。半年間お付き合いいただきましてありがとうございました!

 

| 授業ルポ | 09:27 |

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