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授業体験レポート:2018春【中国語編】第2回 「打ちのめされる日々」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、14シーズン目を迎えています!

2018年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください。

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?
毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第2回をお楽しみください。

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第3回目の授業は日中通訳訓練です。日中の授業は中国人の先生が担当されています。中国の東北地方の人らしい大変気さくな優しい先生で、受講生からとても人気があります。


この日はまず自己紹介を兼ねて半年間の目標を一人ひとり発表。そして、それを別の人が通訳するという訓練付きです。なお、このクラスの目標は、長文の逐次通訳力の修得と短期記憶力の強化です。


時事単語テストのあとは、この日の教材トピックである「医療」分野の逐次通訳訓練です。まずは「脳腫瘍」についてのプレゼン資料を通訳しました。初期症状や検査、治療方法など一般人向けの簡単な内容ですが、「手足が動かしにくい」「目がかすむ」など、単純ながらいざ訳すとなると意外と難しく、大変勉強になります。


次に「診察室での会話」の通訳訓練をしました。3人ずつのグループにわかれ、「脳腫瘍の疑いがある中国人患者役」と「日本人医師役」がシナリオにそって会話をすすめ、通訳役がそれを訳すというロールプレイング形式で行いました。

 

最後にはクラス全員でレビューし、先生の指摘や解説が入ります。医療通訳の最大のポイントは、内容を引かないこと、足さないこと誤訳や訳出漏れはまさに命取りになります。センテンスを丸々一つ訳漏れしてしまった私はうつむくだけです。国は医療インバウンドの受け入れに現状消極的ですが、医療通訳は確実に需要が増えているそうなので、勉強を続けていきたい分野です。

 

連休をはさみ、第4回目の授業も日中通訳訓練です。


最初に前回の復習としてクイックレスポンス(教材の音声に続けてすぐに対訳を発話する訓練)をしました。単語はともかくフレーズになると、とっさに訳が出てきません。休みボケの頭には辛い訓練です。

 

この日のメインの訓練はIR推進法案の概要を使ったサイトトランスレーションでした。文章を読んで頭から訳していく訓練で、構文やロジックが理解できるようになるため、語学力向上に大変効果的だそうです。

 

この日の授業で使用した教材は、お役所的な漠然とした内容で意味を把握しにくい上に、誤字が多いという通訳者泣かせの資料でした。皆さん苦戦気味でしたが、先生は容易に読解し整理して中国語に訳してしまいました。しかも日本語の原文よりも先生が訳した中国語のほうがわかりやすいのです。先生の日本語の理解力と中国語の表現力に舌をまくと同時に、自らの母語のレベルの低さに打ちのめされました。泣き言はともかく、実際の現場でも資料に問題があることは多いので注意深くチェックする必要があります。

 

最後に、安倍首相のインタビューをシャドーイング(音声を聞きながらまねして発音する訓練)、サマライズ(要約訓練)をして終了となりました。

 

 

| 授業ルポ | 10:24 |

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