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日中交流の現場から〜通訳体験レポート〜 (3)


 内閣府「日本・中国青年親善交流」事業(第30回)中国派遣団での渉外(通訳)経験を、ご紹介しています。最後となる3回目の今回は、ISSインスティテュートでの通訳訓練がどのように通訳の現場で活かされたか、この経験がどのようにして次の経験に繋がったかというテーマでレポートさせて頂きます。

 ISSインスティテュートへの通学を開始し、実際の授業を経験して一番ショックだったのは、授業の効果的な準備の仕方が分からないという事でした。一週間という限られた時間で、先生が実際に担当されたお仕事など高度な内容の準備を進めていくのですが、その方法が最初全く分からず、先生に頂いた講演の音源を一言一句文章に起こした上で翻訳をし、その原稿をただ棒読みしたこともあります。当然そのような方法で実際のお仕事への対応力が育つ訳もなく、基本的に自信が持てなかった為に口調も硬く、先生やクラスメートの評価も厳しいものでした。

 そのような中で、自分自身が授業を楽しめるようになる契機となったのが、07年12月にISSインスティテュートで公開セミナーの同時通訳(中→日)を体験させて頂いた事でした。同時通訳の経験が全くなかった私にとってそのお話をお引き受けした事は非常に思い切った決断でしたが、引き受けた以上はスクールの受講生に恥じないパフォーマンスをしようと考え、2週間をかけて計画的に準備を進めました。まず講演者の方に頂いた原稿の中の単語をピックアップして単語帳を作成し、日本語による背景知識を固め、その背景知識を更に中国語に変換していくという作業を続けました。当日は、頼りになる先輩のクラスメートの方とペアで臨んだ事もあり、やれることは全部やったという思いが自信になったのか、割と落ち着いた心境でパフォーマンスをする事ができました。

 その経験をしてから、授業への準備の仕方が少しは分かったように思いますし、同通ブースに入っても比較的落ち着いて通訳できるようになりました。お仕事への準備を計画的に進める力、単語や背景知識の収集と整理の仕方、そして何よりも「最後まで通訳をやり抜く」という強い気持ち。それこそが、通訳スクールで得られる最大の収穫であり、通訳者として現場に立つチャンスを与えられ、役割を果たそうと努力していく過程で、それらの力は確かなものになっていくのだと思います。

 今回の「日本・中国青年親善交流」事業での通訳の準備を計画的に進め、最後まで投げださずにやり通す事が出来たのも、ISSインスティテュートでの実践的な授業と、通訳の現場を公開セミナーという形で経験させて頂けたお陰だと感謝の気持ちで一杯です。

 今年の11月に、同じく内閣府の「日本・中国青年親善交流」事業(中国青年招へい)で、今度は中国から日本にやって来た中国青年代表団を迎えるスタッフの一員として、同行通訳を経験させて頂きました。ISSインスティテュートへの通学によって生まれたご縁が、新しい様々な出会いに繋がっていくことになればと考えています。



 最後になりましたが、12月6日ISSインスティテュート東京校での公開セミナーで、私のつたない話に真剣に耳を傾けて頂き、たくさんの質問を下さった参加者の皆様、お世話になった主催者の皆様、最後までブログの記事に目を通して下さった皆様、本当に有難うございました。


大竹 梓
日本・中国青年親善交流事業(第30回)中国派遣団に渉外担当として参加、
中国語通訳者養成コース通訳科供糞貽瓜通訳科)修了生


連載第1回目 >> 日中交流の現場から〜通訳体験レポート〜 (1)
連載第2回目 >> 日中交流の現場から〜通訳体験レポート〜(2)

12/6(土)ISSインスティテュート東京校にて開催された、大竹さんに日本・中国青年親善交流事業での通訳体験を語っていただくセミナー開催レポート 
>>通訳スクールから現場まで −卒業生が語る!日中交流事業体験−


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