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中国語通訳コース特別セミナーレポート「通訳者に学ぶ日本語デリバリーの方法」

3月10日、多くの方にご参加いただき「通訳者に学ぶ日本語デリバリーの方法」というテーマでセミナーを開催しました。講師は現役通訳者で、中国語通訳者養成コース通訳科1クラス担当でもある徳久圭先生です。当日は様々なお話があり、練習も行いましたが、その一部をご紹介いたします。

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まず最初に、「デリバリーの重要性について」説明がありました。

※「デリバリー」とは、話し方のことです。

 

丸通訳者は音声を聞き取って、理解し、言語を変換し、発話する。
丸クライアントは、聞き取り・理解・変換については評価することはできない。最終的には通訳者の発話のみで良し悪しが判断される。
丸デリバリーの質が通訳者の評価を決めるといってよい。
丸通訳した中身がどんなに素晴らしくても、デリバリーが悪いと、通訳者としての評価が下がる。

 

通訳訓練をしていると、どうしても訳出の方ばかりに神経を使ってしまい、デリバリーがおろそかになることがあります。先生のお話を聞いていて、クライアントの立場からすれば、最終的には通訳者の口から出てくる言葉の質で評価される、ということに非常に納得しました。次に具体的に悪い例をあげての説明が続きました。

 

丸声が小さい、聞こえない、声が高すぎる、低すぎる、語尾上げ、冗語が多い、速すぎる

 

どれも聞き手にストレスを与えるものですが、特に語尾上げは、その箇所が気になってしまい、話の内容に集中できなくなるとのことでした。また、音声について気を使う人はあまり多くないが、非常に大事であるということを強調されていました。また、日本語母語者にとっては日本語訳を磨くことが重要であり、中国語母語者は聞き手にストレスを与えない日本語を話すことが大切とのお話がありました。

 

次に、上記の説明を踏まえ、参加者全員で話し方ナレーションの練習を行いました。

 

架空のCMにナレーションをつけるという練習です。まず最初に原稿が配られ、どのように話すか考えてもらいます。内容は「介護用品」「スポーツ用品」「食品」の3種類です。種類が全く違うので、それぞれに合った話し方を工夫する必要があります。


先生から15秒程度で話し終えられるようにとの指示があり、ヘッドセットを付けて全員一斉にナレーションを録音しました。それから、隣の人同士席を交換して音声を聞き、お互いに評価し合いました。この日初めて会った人同士でも、和気あいあいと話し、かなり盛り上がりました。

 

18春_中通セミナー1.jpg

 

最後に先生のお手本が披露されました。「通訳者は役者でもなければならない」とのことで、BGMも流して本格的にナレーションをつけます。さすがに先生です!それぞれの商品に合わせた見事なナレーションで、参加者席からは拍手や笑い声が起きていました。

 

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参加者の皆さんからは次のような声が寄せられました。


・ユーモアあふれた素晴らしい内容でした。
・デリバリーの重要さを具体的に意識したことがなかったので、大きな気づきになりました。
・自身の問題点を改めて意識させました。
・自分が考えていた通訳に必要なスキルとは違う幅広さが求められていることを知り、目からウロコが落ちました。


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セミナーにご参加いただき、ありがとうございました。次回もご期待ください!

 

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