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授業体験レポート:2017秋【英語編】第7回 「訛りに悩む」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この秋、13シーズンめを迎えました!

2017年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第7回をお楽しみください。

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丸第13回目 英日授業

 

今回は復習教材を使って訳出する際、初めてペアワークをしました。同時通訳の仕事は通常複数名で行います。一緒に仕事をする通訳者と気持ちよく仕事をするため、タイムキープやメモ取り、ブース内での振る舞い等、通訳技能以外にも重要なことがあるそうです。普段はヘッドホンをつけて自分の訳だけに集中しているのですが、ペアワークは同時通訳ではよく行われる訓練法ということで、まだ逐次通訳訓練中の本科3ですが、今回は二人一組になり交互に通訳練習をしました。

 

訳し終えたらマイクを上げ、自分の番になったらマイクを口元まで下げることなど、単純なことでも初めてなのでつい忘れてしまいそうでした。ペアワークではクラスメイトの訳出やメモ取りなどをすぐ隣で見ることで、違う緊張感がありました。

 

そして「企業の国際化」という本日の教材に移ります。ライブ教材なのですが、これまでにはなかったほど、訛りが強い!あまりに手ごわいので、今回は特別に音声を先にもらい、予習してくることになっていたのですが、皆さんかなり苦戦したようです。ニュージーランドの訛りでは?という声が多かったのですが、話者の出身地は正確には分かりませんでした。

 

通訳者が耳にするのは、アメリカやイギリスなどのいわゆる標準的英語だけではありません。IT関連の通訳にはインド英語はつきものと聞きますし、実際は英語を母語としない人たちの英語を訳すことの方が多いかもしれません。「訛りが強くて聞き取れませんでしたなんて、通訳者は決して言ってはいけません。」という講師の言葉に、うなずきながらも、「もう少し、分かりやすくしゃべってくれ〜!」と心の中で叫ぶのでした・・・。

 


丸第14回目 日英授業

 

単語テストは政治関連でした。政務官、事務次官、地方交付税などニュースでよく耳にする単語も英語がなかなか出てきません。大統領の一般教書演説など馴染みのある単語も、「ラッキー、覚えてる!」と思って書いたら定冠詞抜けや大文字になってないなど、思わぬ落とし穴(?)が。

 

単語テストの後は、復習訳出を一斉録音し、講師から一人ひとりにフィードバックが与えられました。「よくできたところを聞いていてほしい」とつい思ってしまいますが、現場では、初めから最後までお客様が聞いているわけで、「ここは難しかったらできなかったのよね」という言い訳は通りません(汗)。

 

初見教材は「日本とEUのEPA合意」でした。講師から出された本日の目標は「事実確認を確実にする!」。交渉が妥結してから発効までどれくらいかかる予定なのか、通訳者が事実を把握していないと、すでに発効したかのように誤訳する危険性があります。特に日本語は主語や時制があいまいなので要注意です。

 

今日も盛りだくさんで、授業後はゾンビのようでした(笑)。特に初見の不出来さにかなり落ち込んだのですが、授業後クラスメイトたちとランチに行って回復しました。

 

通訳者になるための訓練は、個人差はありますが、一般的に専門的訓練に数年かかる長い道のりです。その間、通訳学校に通い続ける人もいるし、仕事や家庭の事情で途中休んで復帰する人もいます。通訳学校で得られることの一つに、志の高い仲間に出会えることがあります。クラスメイトの頑張る姿に刺激を受けるだけでなく、モチベーションが上がらない時には個性豊かな仲間たちと励まし合える環境は大きな利点だと思います。

 

来週はとうとう期末試験!気合を入れてがんばります。

 

| 授業ルポ | 09:00 |

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