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授業体験レポート:2017秋【英語編】第2回 「実は日本語がムズカシイ」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で13シーズン目を迎えています。2017年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コース本科3のTさんのレポートをお届けします。

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丸第3回目 英日授業

 

授業の冒頭にある単語テスト、今回の範囲は「国際政治」でした。英→日の授業なので、英語で出題され、日本語訳を書くわけですが、実はわたくし、これが苦手でして・・・。パソコンの弊害なのか、漢字が思い出せない!ということがよくあります。どうしようもなくて平仮名を羅列すると、そのうち講師からwarningを受けるそうでドキドキです。

 

18週間の学期中、単語テストはほぼ毎回行われます。法律、医療、安全保障、経済、金融、エネルギー、環境、政治など多岐にわたる分野が「トレンド 日米表現辞典」から平均して25〜30ページ分出題されます。「自分の単語力が十分だと感じることは未だ一度もない」という講師の言葉に、この世界に存在する語彙たちとの出会いはエンドレスなのだと、軽くめまいがしました・・・。でも、いつの日か、単語のどれかが現場でのピンチを救ってくれることを信じてひたすら頭に叩き込みます。

 

その後は、前回の教材の復習訳出を録音してから、この日の教材の逐次通訳を一人ひとり行いました。事前に与えられたテーマから推測して、新聞などで背景知識を一通り調べ、主な単語の対訳表をエクセルで作っておいたので、「全く分からない!!」という事態は避けられました。しかし、瞬時に口から出すためには、訳出が日本語であっても何度も口慣らしが必要だと感じました。


丸第4回目 日英授業

 

日英の授業も二回目になると、すべてがサクサク進みます。授業開始と同時に単語テストが配られ、30問を7分ほどで書き上げます。その後は復習してきた前回の教材を逐次通訳し、録音。その間、講師がパフォーマンスをヘッドフォンでモニターしていて、訳出終了後に短いフィードバックが与えられます。発音、語彙、文法、構文、発話のスムーズさなど、的確な指摘がもらえるので、それぞれ自分の課題を意識的に改善していけます。

 

そして本日の初見教材です。日本語の音声をまず日→日でシャドウイングします。シャドウイングについて講師から説明があり、今回行うのは単に音だけを追うシャドウイングではなく、「コンテクストシャドウイング」といい、話の展開をしっかり追いかけながら声を出すようにとのこと。話者の意味することを考えながらだと、ついていくのは意外と大変です。

それから逐次訳に入りますが、実は母語であっても、理解しているようでいざ訳すとなると「あれ、何だっけ?」ということになってしまいます。

 

今回、授業の目標として講師から挙げられたのは、「動詞を確実にとる!」。よくありがちなのが、一文の中に名詞や形容詞が列挙されると、それをメモ(もしくは記憶)するのに必死で、一番重要な動詞を落としてしまい、誤訳するパターン。

例えば、こういう文です。


「今回の大統領選挙では、比較的穏やかで和解的な北朝鮮政策を打ち出し、アメリカのトランプ大統領とは一線を画しました。」

 

日本語と英語は語順が逆であることが多いので、まず耳に入ってくる「穏やか」「和解的」「北朝鮮政策」などの訳語を考えていると、「打ち出し」(push forward, lay out, propose など)がすっぽり抜けてしまいます(涙)。動詞を確実に記憶すると共に、単語の羅列にもひるまず、瞬時に転換できるようになるよう、訓練あるのみですね。

 

それでは今回はこの辺で!

 

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