通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

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ISSインスティテュート創立50周年記念「ISS講師からの応援メッセージ」第27回:加藤早和子先生(英語通訳者養成コース)

           

1966年、日本で最初の同時通訳者養成学校(当時の名称:アイ・エス・エス通訳研修センター)としての開設以来、アイ・エス・エス・インスティテュートは、第一線で活躍する通訳者・翻訳者を養成してまいりました。

 

創立50周年記念として、これからISSで学習を始めてみようとお考えの皆様や、ISSで学習中の受講生の皆様へ向けて、プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師から「応援メッセージ」をいただきました。本スクールブログにて、「応援メッセージ」を一つずつご紹介いたします。

 

通訳・翻訳訓練を始めてみたいけれどあと少しの勇気がでない皆様、学習を長年続けているからこその伸び悩みを感じている皆様、ぜひ、ご一読ください!

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「価値観同士が接する最前線」

         加藤早和子先生(英語通訳者養成コース)

 

 

海外留学経験者でもなく、帰国子女でもない自分が何故この道に関心を持ったか、今振り返ってみると、自分が一貫して異文化との接点に関心があったのだと認識しています。媒介となる言語は英語であっても、相手は英語が母国語でない方々も多く、20年余の経験からも、ネイティブでない方々からの需要は以前より増えているように思います。英語を使っての対話の中にも、言葉の選び方、論理の組み立て方、アプローチの仕方を注意深く観察すると、相手が属する文化が持つ価値観が感じられます。もちろん、自分は日本の価値観を背後に持って対応していることも分かります。人間同士、共通する部分もありますが、文化は相対的なものです。

 

また、ネイティブならではの表現の仕方、英語という言語の柔軟さ、奥深さ、時には言語としての美しさ、難しさ、価値観といったものを体験する面白さもあります。

 

とはいえ、道具として役立てる機能が、実際の仕事の場面では重要です。まずは、対象としている概念を正しく理解して表現しなければならないですから。特に専門的な内容の場合は、理解力は肝要ですし、知識は重要です。自分が苦手だと思っていた分野でも、勉強してある程度の理解を得る必要があります。思いがけず、新しい興味の対象が見つかることもあります。普段からアンテナを張りめぐらして、様々な出来事に関心を持って研究する姿勢が役立ちます。興味、好奇心だって十分な動機になります。相手のパーソナリティーを感じ取る懐も、一つの要素です。

 

通訳という職業には、多面的な感性が関わっているのです。それを味わうことができれば、おそらく長く、この仕事を続けることもできると思います。

 

継続は職業の重要な要素です。仕事が毎回満足のいくものとは限らない中で、それにも怯まずに続けること。そのためにはしっかりした動機を持って職業に臨む必要があるわけです。自分の軸足を意識して持つことは大切です。

 

もちろん、クライアントがあっての業務ですから、社会常識も欠かせない要素です。人間関係におけるスキルが役立つ場面も多くあります。通訳者の“キャラ”も仕事における要素になります。

 

通訳の訓練に関心がある受講者の皆様には、こういった言語の背景にある文化や思想にも思いをめぐらせて、経験が単なる経験に終わらないような、インタラクティブな文化の最前線を味わえるような感性を育むお手伝いをしたいと思います。

 

ダイナミックな職業に身を置くことに関心があるのであれば、通訳の勉強を始める動機は十分だと思います。

<禁無断転載>

 

 

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<加藤早和子先生のプロフィール>
南山大学卒業。特許文書翻訳、調査会社勤務を経て、アイ・エス・エス・インスティテュート同時通訳科で訓練。現在はフリーランスの会議通訳者として、医学・獣医学、薬学、バイオテクノロジー、自動車、情報通信、環境、知財、財務、デザインなど幅広い分野で活躍中。

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| ISS講師からの応援メッセージ | 09:00 |

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