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授業体験レポート:2017秋【英語編】第1回 「はじめての本科3」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で13シーズン目を迎えています。2017年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コース本科3のTさんのレポートをお届けします。

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はじめまして!今回から、英語通訳者養成コース「本科3」の授業レポートを担当させていただきます、Tと申します。このブログを読んでいる方の中には、通訳学校で本格的な訓練を受けてみようか悩んでいる方や、現在ISSの本科1や本科2で学んでいる方もいらっしゃるかと思います。私自身、先期は本科2で学び、今期幸運にも本科3に進級できました(涙)。このレポートでは、授業での具体的な通訳訓練法や本科2との違いについて書いていきたいと思います。

 

丸第1回目 英日授業

 

秋学期の授業がとうとう始まりました!春学期を終了してから約1か月半を挟んで、久しぶりのスクール通いは緊張します。本科3の教室に入ると、本科2で共に学び、進級した数名のクラスメイトの顔を見て妙に安心。やる気を見せて(?)一番前の席に座りました。

 

初日ということもあり、初めに教務と担当講師からオリエンテーションがありました。本科3は、「英語・日本語の表現力を習得すること」「逐次通訳のための土台を固めること」「自分なりのリサーチ手法を確立すること」が、達成目標なので、本科2よりもさらに求められることも多くなります。

 

本科2同様、本科3では、隔週で英→日と日→英の授業を行います。初回は英→日の授業で、教材は熊本地震に関する内容でした。まずシャドウイングを録音しました(これは家に帰って聞いて、もちろん撃沈)。その後、同じ教材をメモ取りなしで1、2文ずつ区切って日本語で訳出。8割くらいの訳でも、講師から細かく指摘され、取りこぼしがなくなるまで何度も聞いて精度を上げていきます。リテンション強化の必要性を痛感しました。

 

通訳に必要なことは、聴解力はもちろんのこと、背景知識や日本語での適切な表現力が求められるという話が講師からありました。最近では、海外で修士号や博士号を取得し、高い語学運用力を有する人材もかなり増えているそうですが、そういった人たちとプロの通訳者が持つ語学運用力の違いは、「アウトプットの質」ということです。例えば、safeguard を(たとえ意味が通じるとしても)「セーフガード」と訳してはいけない。即座に「緊急輸入停止措置」と訳出する。damageをカタカナ英語で「ダメージを受けた」などと訳さず、文脈により、損壊、損傷、被害などにするとのこと。

 

確かに、英語運用能力の高い人たちはビジネスの現場でも増えています。社会が求める通訳者のレベルはますます高くなっているようです・・・。


丸第2回目 日英授業

 

日英初めての授業は、短い自己紹介から始まりました。受講生はそれぞれ仕事や専門分野も様々で、ユニークな経歴の方もいらして、「お〜!」という感嘆の声が時々聞かれました。

 

今後の授業の流れは基本的に |姥譽謄好→ ∩芦鵑龍戯爐良習(訳出録音)→その日の教材、ということです。(英日でも同じ)

 

単語テストは「トレンド日米表現辞典」から、毎回膨大な量が出題されます。また、事前に与えられた教材テーマに沿って自分でできるだけの事前準備をしてこなくてはいけません。この辺りが、現場を意識したレベルに入ってきているのだと実感。学校だからという受け身の姿勢では良くないな、でも、「どうやって必要な学習時間を確保しよう・・・」と悩んでいる暇もなさそうです(涙)。

 

事前準備に関し、講師から「知識への関心、欲求は通訳者に欠かせない」という言葉がありました。多岐にわたるテーマを扱う通訳者にとって、どの分野でもできるだけ苦手意識をもたず、「自分の知らなかった世界が垣間見られて楽しい!」と思えることは重要です。また、リサーチ方法に関してはネットの情報を鵜呑みにせず、本も活用するようにとのことです。確かに、ネットは情報が溢れていて便利ですが、正確性に欠けるものもあるので気を付けなくてはいけませんね。


と、初回からプレッシャーのかかることばかり書いてしまいましたが、スクールでの久々の通訳訓練で「頑張ろう!」という気持ちになりました。それぞれ、仕事やライフスタイルは違っても切磋琢磨できるクラスメイトたちの存在も大きいです。通訳学校で学ぶ時間は人生の中でも限られた短い時間なので、この機会を無駄にせず集中して今期を乗り越えていきたいです。

 

では、また次回のレポートでお会いしましょう!

 

| 授業体験レポート | 09:00 |

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