通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

ISSスクールブログ

アイ・エス・エス・インスティテュートが運営しています。


<< 授業体験レポート:2017秋【中国語編】第6回 「君の名は。(まだない)」 | main | 授業体験レポート:2017秋【英語編】第6回 「メモ取りとひらめき」 >>
ISSインスティテュート創立50周年記念「ISS講師からの応援メッセージ」 第30回: 榊原奈津子先生(英語通訳者養成コース)

 

1966年、日本で最初の同時通訳者養成学校(当時の名称:アイ・エス・エス通訳研修センター)としての開設以来、株式会社アイ・エス・エス・インスティテュートは、第一線で活躍する通訳者・翻訳者を養成してまいりました。

 

創立50周年記念として、これからISSで学習を始めてみようとお考えの皆様や、ISSで学習中の受講生の皆様へ向けて、プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師から「応援メッセージ」をいただきました。本スクールブログにて、「応援メッセージ」を一つずつご紹介いたします。

 

通訳・翻訳訓練を始めてみたいけれどあと少しの勇気がでない皆様、学習を長年続けているからこその伸び悩みを感じている皆様、ぜひ、ご一読ください!

 

                      

 

 

 

 

 

           

-------------------------------------------------------------------

 

「一生の宝をISSで」

         榊原奈津子先生(英語通訳者養成コース)

 

 

英語が大好きな人なら一度は考えたことがある「通訳者」。しかしいったん英語を勉強する環境から遠ざかると、多くの方が「これから勉強してもとても無理」と諦めてしまいます。通訳者には様々なスキルが要求されますが、何歳からチャレンジしても決して無理ということはありません。実際に私のクラスを受講される方の年齢も様々です。決して楽な道のりではありませんが、ただでさえ忙しい毎日の中から時間を割いて、自分をステップアップさせようと決意したことは、素晴らしいことだと思います。プロになるまでにはその「やる気」を何年間かは維持していく必要がありますが、たとえプロにならなくても、その何年間かで得た「実力」は一生の宝です。

 

通訳の授業は、会話学校やその他の資格を取るための授業に比べるとかなり厳しいものですが、この内容の濃い授業に一生懸命取り組んで課題を消化していけば、英語の実力がこれまで経験したことがない程伸びるであろうことは想像できると思います。英語を使ってできる仕事の幅も、うんと広がっていることでしょう。私自身がまさにそうでした。私は通訳の授業を7期、3年半受講しましたが、最初の2年を終えたあたりから仕事の幅がうんと広がり、人生に対する考え方も変わってきました。ですので私は生徒さんに、少なくとも2年は勉強を続けてみてくださいとお勧めしています。2年続けることができれば、恐らく皆さんの人生は大きく変わると思います。私はかなり集中的に頑張りましたので、あまり時間を掛けて取り組めない方は、私のように実感するのに2年以上かかってしまうかもしれませんね。でもたとえそれが3年、4年、5年であっても、長い人生の一部をこの勉強にかけて、その後の更に長い人生の質を高めていけたら、とても有効な数年になるのではないでしょうか。英語が好きで、できれば一生英語に携わっていきたいと思っていらっしゃる方なら、いつ始めても遅くありませんから、環境がある程度整った段階で、是非通訳の勉強に挑戦していただきたいですね。

 

私は通訳者に必要なスキルは4つあると考えています。「単語力」「構文力」「リスニング力」「知識」です。「知識」は日本語で新聞や雑誌を読んだりして蓄積していくものですので、最初の3つの力を伸ばす方法についてお話します。

 

まず「単語力」ですが、2つの方法があります。文章の中で覚える方法は定着率は高くなりますが、覚えられる数に限りがあります。単語が並んでいる本、受験の時に使ったような本で覚える方法は、一度にたくさんの量を覚えられますが定着率は前者に比べるとかなり落ちます。ですのでこの2つを組み合わせて同時にやっていくのが最も効率的だと考えています。入門科レベルではこれらを踏まえて単語テストを行っています。きちんと取り組めた方と時間がなかった方とでは1期、4か月余りの期間が終わった後の単語力に既に大きな差がついています。

 

次に「構文力」ですが、これは文法の力とは異なり、長い文を読んだ時に「かたまり」ごとの繋がりを瞬時に理解する力です。このスキルがあれば、文中に分からない単語が少しあったとしても全体で何を言おうとしている文なのかを把握することができるようになります。これを伸ばすにはとにかく良い英文をたくさん精読すること。精読と言うのは辞書を使ってしっかりと文の全てを把握するように読んで行く事です。全訳を書き出す事ができれば、構文力強化には大変効果的です。

 

最後に「リスニング力」です。私は帰国子女ではありませんので、まだ勉強を始めたばかりの頃はリスニング力不足で随分苦労をしました。その私がリスニング力向上の為にやったのはディクテーションとシャドウイングです。学んでいた当時、通訳のクラスで60分のカセットテープを何本も渡され、そこで聞こえてくる英語を全て書き出すという課題が出ました。それを何回も何十回も聞いて書き出し、その後答えをもらってさらに何度もシャドウイングをする。これをかなりの量やったおかげで、1年も経たないうちに自分のリスニング力が飛躍的に伸びてきたのを感じました。

 

このように色々な勉強法がありますが、これらに自分一人で取り組むのはかなり孤独な作業です。効果を上げる為に必要な量をこなすには「やる気」を維持していくことが必要です。学校で学べばクラスメートが良いペースメーカーになってくれますし、落ち込んだ時には励ましてくれて相談相手にもなってくれます。講師が実力を客観的に見て評価してくれることも大きな助けとなるはずです。人生を変えてみたいと思う方は、是非一歩踏み出してISSで学んでみてください。

<禁無断転載>

 

-------------------------------------------------------------------


<榊原奈津子先生のプロフィール>


上智大学外国語学部英語学科卒。上智大学大学院にて英語教授法(TESOL)修士号を取得。外資系航空会社勤務を経てアイ・エス・エス・インスティテュートで通訳訓練を受ける。フリーランスの通訳者として航空をはじめ多分野で活躍する傍ら、20年以上にわたり同校の講師を務めている。上智大学他、大学の講師も務める。アイ・エス・エス・インスティテュートでは主に入門科レベルを担当。

 

-------------------------------------------------------------------

 

| ISSインスティテュート創立50周年記念 | 09:00 |

☆好評連載中!
『柴原先生のワンランクアップの英語表現』
banner_shibahara.jpg

CATEGORIES

RECOMMEND BOOKS


SELECTED ENTRIES

CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

リンク

モバイル
qrcode