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中国語セミナー開催「通訳スクールから現場まで −卒業生が語る!日中交流事業体験−」

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日中交流の現場から〜通訳体験レポート〜 (2)


 内閣府日本・中国青年親善交流事業(第30回)中国派遣団での経験を、3回にわたってご紹介しています。2回目の今回は、現地での通訳体験に関して、詳しくご報告致します。

 中国での最初の訪問地は、経済発展の目覚ましい浙江省杭州市。到着したその日の内に、省政府要人への初の表敬訪問が行われました。団長の後ろに設置された通訳者用の椅子に座った時には、カメラのフラッシュが光る中、「私がこんな所に居て良いのだろうか?」と、足が震える思いでした。原稿無しで15分ほどの歓談を逐次通訳(日→中のみ、中→日は中国側が通訳)したのですが、全日程の中で一番緊張し、一番長く感じた時間でした。今思えば、最初にこれ以上ないほど緊張したので、その後は割と度胸がついて思い切りやれたように思います。



 今回、表敬訪問等での通訳と並んで勉強になったのは、各地の歓迎会で団員が出し物をする前に、中国語で簡単な解説を行った事です。スピーチの通訳と違って、場の雰囲気を盛り上げ、出し物に興味を持って貰わなければなりません。ソーラン節や茶道等の魅力を分かり易く生き生きと伝える為、中国人の司会者になったつもりで、一つ一つの単語を大げさな程はっきりと発音し、メリハリのついた話し方を心がけました。

 また、事業の30周年を記念して北京で開催されたフォーラムで、日本側の団員2名が中国訪問の感想を述べた際の逐次通訳も、印象に残っています。自分の通訳力ではアドリブで彼らの気持ちを100%伝えることはできないと分かっていたので、前日の夜に原稿を書いて貰いました。二人の文面から滲み出る日中友好への熱い気持ちを余す所なく伝えたくて、移動中のバスの中、必死で単語を調べ、中国青年たちに精一杯デリバリーしました。話し手の気持ちに寄り添うような訳のできる通訳者を目指したいと、改めて思った瞬間でした。

 その後、人民大会堂での団長挨拶通訳が渉外の通訳業務としては実質的に最後でしたが、無事に終わった瞬間、色々悩んだり失敗したりもしたけれど、この事業に参加して本当に良かったと感じました。この経験を、今後の糧にしたいと思います。

 次回は、ISSでの通訳訓練が通訳の現場でどのように活かされたか、今回の経験がどのようにして次の経験に繋がったか、というテーマでお伝えしたいと思います。


大竹 梓
日本・中国青年親善交流事業(第30回)中国派遣団に渉外担当として参加、
中国語通訳者養成コース通訳科供糞貽瓜通訳科)修了生


連載第1回目はこちらからどうぞ!
 >> 日中交流の現場から〜通訳体験レポート〜 (1)


追記:
12/6(土)ISSインスティテュート東京校にて、大竹さんに日本・中国青年親善交流事業での通訳体験を語っていただくセミナーを開催いたしました。当日はたくさんの方々にお越しいただき誠にありがとうございました。当日のセミナーのレポートは下記よりご確認いただけます。

>>通訳スクールから現場まで −卒業生が語る!日中交流事業体験−

連載第3回目 >> 日中交流の現場から〜通訳体験レポート〜 (3)

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