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英語翻訳コース特別セミナーレポート「ニーズ高まる“翻訳チェッカー”その可能性は」

アイ・エス・エス・インスティテュートでは、総合翻訳科、ビジネス英訳科、専門別翻訳科の各コースで「実務に近い、仕事につながる」クラスを開講しています。

 

4月コースの開講を前に、英語翻訳者養成コースの特別セミナー「ニーズ高まる“翻訳チェッカー”その可能性は」を開催しました。今回のセミナーでは、前半、ISSインスティテュートのグループ会社、株式会社翻訳センター金融・法務営業部で品質管理業務に携わる渡辺亜美から、「翻訳チェッカー」に求められる資質と、チェッカー業務に携わることのメリットについてお伝えしました。後半は、短期コース「チェッカートレーニング」クラス担当講師の豊田実紗先生に業務の説明と実例を挙げて、作業内容をご紹介いただきました。

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ニーズ高まる「翻訳チェッカー」

まだまだ本当の姿が知られていない「翻訳チェッカー」の役割について、株式会社翻訳センター金融・法務営業部、渡辺がお伝えしました。

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ご存知の方は少ないのですが、チェッカー業務に携わることは、フリーランス稼働につながる第一歩と言われています。プロ翻訳者の訳文にふれることができ、また、訳文からたくさんのことを吸収できます。こうしたメリットのあるチェッカーのお仕事を続けていらっしゃると、翻訳スキルがアップし、最終的に翻訳者デビューにつながるのです。翻訳チェッカーのお仕事を経験され翻訳者となられた方は、作業開始から納品までの過程をご存知なので、各作業に配慮した対応をしてくださいます。翻訳会社にとって、大変ありがたいことです。翻訳者としてご登録いただき稼働していただくことは当社としてもうれしいことなのですが、一方で、翻訳チェッカーのお仕事を経てスキルアップを果たし、翻訳者としてご登録、稼働される方が増えることが翻訳チェッカー人材の不足の理由でもあるので、心境は複雑です。


チェッカー採用のトライアルでは、「読みやすさの向上」よりも、スペルミスや誤変換、レイアウトのずれや表現の揺れなどをきちんと修正してくださる方を採用します。たとえ高い専門知識をお持ちでなくても。上記のスキルが優れていれば採用される可能性が高いということです。実際にお仕事がスタートいたしますと、当社よりフィードバックを行います。これらを吸収し、柔軟に対応してくださるチェッカーさんには、お仕事を更に依頼したくなりますね。

 

ところで、日本翻訳連盟(JTF)が以前行った「良質な翻訳」に関する調査結果で、「納品物の完成度が高い」ことが1位に選ばれています。読みやすく専門的なポイントをきちんとおさえられている訳文であっても、納品された原稿の中で、スペルミスや変換の誤り、レイアウトのズレなどが1か所でもあると、訳文全体の信頼性が低下してしまうのです。このことからもわかるように、翻訳チェッカーは、翻訳の質を左右する大切な業務を担っています。

 

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後半は、豊田実紗先生にチェッカー業務の実務をご説明いただきました。

 

「基礎的なチェック事項」をもれなく確認する

翻訳の質を左右する基礎的なチェック事項とは何か-豊田先生はいくつか例を挙げて説明してくださいました。

訳抜け、スペルミス、数字の転記の誤り、単位の間違い、下線や斜体などスタイルの変更もれなど確認すべきところはたくさんあります。限られた時間(=納期)の中で、最善のやり方を考え、対応しています。そして、「あくまでも翻訳者の翻訳が正しい」という前提で作業します。「修正しすぎないこと」この言葉をいつも考えながら、必要最小限の修正のみにとどめ、作業をしています。


豊田先生が、いろいろな例を挙げてわかりやすくお話しくださったので、みなさん、翻訳チェッカーのお仕事を、より深く理解されたようでした。参加された方にご協力いただいたアンケートでも、「チェッカーの本当の仕事がわかりました」「翻訳の勉強と併せて、チェックのやり方も学びたいです」との回答をいただきました。

 

 

セミナーの最後に、豊田先生担当の短期コース「訳文品質アップの新アプローチ 翻訳チェッカートレーニング」クラスのご案内をいたしました。こちらのクラスは、ISSインスティテュートと翻訳センターが共同でカリキュラムを開発し、今回ご紹介しましたチェックのルールに基づいた内容となっております。今回、チェッカー業務にご興味を持たれた方におすすめのクラスです。(2017年4月実施分は満席となりました)。


これからも、グループのメリットを活かして、いろいろな視点から翻訳に関する情報発信を続けていきます。

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