通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

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ISSインスティテュート創立50周年記念「ISS講師からの応援メッセージ」 第22回: 豊田実紗先生(英語翻訳者養成コース)

 

1966年、日本で最初の同時通訳者養成学校(当時の名称:アイ・エス・エス通訳研修センター)としての開設以来、株式会社アイ・エス・エス・インスティテュートは、第一線で活躍する通訳者・翻訳者を養成してまいりました。

 

創立50周年記念として、これからISSで学習を始めてみようとお考えの皆様や、ISSで学習中の受講生の皆様へ向けて、プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師から「応援メッセージ」をいただきました。本スクールブログにて、「応援メッセージ」を一つずつご紹介いたします。

 

通訳・翻訳訓練を始めてみたいけれどあと少しの勇気がでない皆様、学習を長年続けているからこその伸び悩みを感じている皆様、ぜひ、ご一読ください!

 

                      

 

 

 

 

 

           

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「丁寧に訳すこと」

         豊田実紗先生(英語翻訳者養成コース)

 

 

大学院でフランス語や英語の判例や法律文献を読む機会が多く、当時から法律そのものよりも、外国語の文章を読むことがとても好きでした。当初は法律系の仕事に備えて複数の資格を取得しましたが、どうしても納得がいきませんでした。「私はいったい何をやりたいのか?」と自問自答した結果、自分自身がやりがいを持てて一生できる仕事は、語学に関わる仕事だ、と気づきました。色々と調べてみると、これまで文芸や映像のイメージが強かった「翻訳」に、法律などのビジネス分野に関わるプロの翻訳者さんが数多くいらっしゃることを知りました。もともとの知識のある法律系の翻訳ならば、これから訓練してスキルを磨いていけば仕事ができるかな、と思い、翻訳学校の実務翻訳の講座で学習を始めました。

 

翻訳会社のトライアルにも、翻訳講座を受講している最中から、どんどん応募していきました。たとえ合格できなくても、翻訳業界で実際に取り扱っている文書を垣間見ることができて、とても勉強になりました。トライアルは、回数を重ねるごとに自然と徐々に慣れていくので、やはり勇気を出して応募していくことが重要だな、と当時を振り返って、そのように感じます。私がはじめてトライアルに受かったのは、実務翻訳の上級コースの受講中のときでした。京都の文化や寺社仏閣などについて外国人観光客向けに英訳するプロジェクトがあり、その英訳の翻訳者を募集していたので、そちらに応募しました。実はこのトライアルでは「翻訳者としては一定レベルに若干、達していなかった」という評価でした。しかし、相当惜しいレベルだったようで、そちらの翻訳会社さんから「よかったら翻訳前の準備作業(日本語文の固有名詞や動詞などに見合った英単語を探してデータベース化する作業・単語調査)をしませんか?」と、お声をかけていただきました。もちろん、私は「ぜひやらせてください!」と即答しました。

 

このお仕事が実績に加わったことで、その後、他の翻訳会社の翻訳チェッカーや翻訳者のトライアルに合格して、在宅フリーランスの翻訳者や翻訳チェッカーとして登録できることが、急激に増えました。仕事の内容も、当初は翻訳チェッカーとしての細かい仕事が多かったものの、徐々に短めの文章から翻訳作業を依頼されるようになりました。やはり、些細な仕事も断らないでコツコツ丁寧にこなしていけば、自然と新しい大きな仕事に繋がっていくのだと思います。

 

私は今現在、ISSインスティテュートの翻訳講座の講師として、おもに契約書の翻訳や翻訳チェックの講座を担当しております。

 

生徒さん達はとても真摯な態度で、一生懸命に授業に臨んでくださっています。そのため、皆さんの熱心で真剣な様子を感じながら講義を進めていくことができて、いつも私自身が皆さんの積極的で情熱的なパワーからエネルギーをいただき、とても感謝しています。課題も毎回、とても真面目に取り組んで課題を作成・提出してくださっています。実際に翻訳の仕事をすると提出期限厳守となるので、日頃から提出期限を守ることを気にすると、自分で予定や計画を立てる力が育っていく気がします。これは実際に在宅フリーランスとして翻訳の仕事をするうえで重要なことです。

 

私は、いつも生徒さん達に「適切な語句を用いながら、原文に忠実に訳すこと」が大事、とお話しています。難しいことですが、それには「丁寧に訳すこと」が必要となります。「丁寧に訳そう」と心がけてみるだけでも、相当改善できます。実際に仕事をし始めると、どうしても納期に追われてしまい、ひとつひとつの作業が雑になりがちです。そのため、翻訳を勉強している段階から早めに習慣づけておくことを、お勧めします。常に丁寧に取り組みながら翻訳作業をしていけば、必ずご依頼主や翻訳会社から信頼していただけて、仕事の依頼も増えていくはずです。

 

翻訳の勉強をしている最中は、どうしても壁にぶつかってしまうことが何度もあります。思うように上手に訳すことができない、翻訳会社のトライアルに合格できないなど、悔しい思いをすることが多いかもしれません。そういった際には、翻訳の勉強を始めた当初の「なんとしても翻訳の仕事をしたい!」といった熱い気持ちを思い出してみてください。

 

常に努力しながら自分自身を信じて、一歩ずつ前進していくことが大切です。

 

実際に翻訳の仕事をしてみると、やりがいのある、社会のお役に立てる仕事だなと、実感できることが多いです。私自身も、常に努力して翻訳スキルを磨きながら、翻訳の仕事を一生続けていきたいと思っています。受講生の皆さんと一緒に、翻訳を勉強することができるのを、今後も楽しみにしています。

<禁無断転載>

 

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<豊田実紗先生のプロフィール>
青山学院大学大学院 法学研究科(フランス法専攻)修士課程修了。法律関連の資格を複数取得した後、それらの知識を活かしつつ語学に関する仕事に就きたいと決意し、翻訳学校にて実務翻訳の講座を受講。現在は、在宅フリーランスの翻訳者として、おもに法律文書・行政分野を中心に、その他、経済・金融、観光・文化芸術分野などの翻訳に携わっている。アイ・エス・エス・インスティテュートでは、法務翻訳や翻訳チェッカートレーニングクラスを担当。

 

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