通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

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ISSインスティテュート創立50周年記念「ISS講師からの応援メッセージ」 第21回: 徳久圭先生(中国語通訳者養成コース)

 

1966年、日本で最初の同時通訳者養成学校(当時の名称:アイ・エス・エス通訳研修センター)としての開設以来、株式会社アイ・エス・エス・インスティテュートは、第一線で活躍する通訳者・翻訳者を養成してまいりました。

 

創立50周年記念として、これからISSで学習を始めてみようとお考えの皆様や、ISSで学習中の受講生の皆様へ向けて、プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師から「応援メッセージ」をいただきました。本スクールブログにて、「応援メッセージ」を一つずつご紹介いたします。

 

通訳・翻訳訓練を始めてみたいけれどあと少しの勇気がでない皆様、学習を長年続けているからこその伸び悩みを感じている皆様、ぜひ、ご一読ください!

 

                      

 

 

 

 

 

           

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「知的好奇心を刺激される仕事」

         徳久圭先生(中国語通訳者養成コース)

 


私はかつてISSインスティテュート東京校で、通訳者になる前となってからの二回、通訳者養成コースに通いました。東京都内には日中・中日通訳の訓練を行っている民間の通訳者養成学校が三つありますが、実はそのすべてに通った経験があります。現在ISSで授業を担当している立場の私が言うと単なる「身内びいき」になりますが、それでも当時、通訳の訓練機材が一番充実していて、講師の先生方や教務スタッフの皆さんが一番親身になって生徒を応援してくださったのは、やはりISSだったという印象が残っています。

 

通訳者としてのデビューも、ISSの人材派遣事業部(当時)からお声がけを頂いた台湾への長期派遣案件でした。都合三年近い時間、日本企業がプラントの建設を行っていた台湾のエネルギー関連企業で働きましたが、文字通り朝から晩まで通訳と翻訳ばかりしているという、「駆け出し」の通訳者としては願ってもない(そしてクライアントに対してはいささか申し訳なくもある)環境で、ずいぶん鍛えられました。派遣の期間中、ISSからは定期的に日本の雑誌の差し入れなどがあり、一時帰国の際にも様々なアドバイスを頂き、とても励みになったことを覚えています。

 

ISSでお世話になった恩師は、通訳者という職業を「知的好奇心を刺激される面白い仕事」だと仰っていました。フリーランスで稼働する現在、自らも日々それを実感しています。通訳者がうかがう仕事の現場は、多くの場合がその業界における「最先端」の現場です。業界の専門家が様々な国から集まり、何らかの話題を巡って話をするのは、その話題が「最先端」であるためにまだ共通の知見や翻訳書などがなく、意見や情報を交換し、議論を行うためです。けれどもお互いの言葉が通じない。だから通訳者が呼ばれるのです。

 

通訳者はそんな現場で、まだ世の中には知られていないような「最先端」の内容を目の当たりにし、人類が営々と積み上げてきた知の「最先端」に立ち会うことができます。もちろん通訳者には守秘義務がありますので、それを他人に伝えることはできませんが、そんな現場に立ち会えるのは通訳者の「役得」であり、とても知的好奇心を刺激される仕事だというわけです。

 

もちろん「最先端」ゆえに、困難も数多くつきまといます。話し合いの現場に出席しているのは、その業界の専門家ばかり。でも通訳者は全くの門外漢なのです。もちろん事前に準備と予習を重ねて仕事に臨みますが、その業界の専門家に知識でかなうはずがありません。そんな門外漢である通訳者がしかし、「最先端」の話題が飛び交う現場の一番前に進み出て、その内容を二つの言語を使いつつ専門家に向かって話さなければならないのです。

 

ゆえに仕事の前には極度の緊張に晒されますし、逃げ出したくなることもしばしばです。それでも現場に向かうのは「知的好奇心」が恐怖に勝るからであり、そんな現場に立ち会って、最新の知見をやりとりする双方の橋渡しができることに大きな喜びを感じるからです。

 

ぜひISSインスティテュートでの訓練を足がかりにして、この刺激的な世界に飛び込んでいただきたいと思います。私もまだまだ「駆け出し」ですが、諸先輩方を見習い、精進を重ねたいと思っています。

<禁無断転載>

 

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<徳久圭先生のプロフィール>
大学卒業後、サラリーマンを経て中国に留学、その後アイ・エス・エス・インスティテュート中国語通訳者養成コースで訓練を受け、社内通訳者等の経験を積み、フリーランスの通訳者・翻訳者に。アイ・エス・エス・インスティテュートでは通訳科1レベルを担当。

 

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| ISSインスティテュート創立50周年記念 | 09:00 |

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