通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

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ISSインスティテュート創立50周年記念「ISS講師からの応援メッセージ」第19回:辻直美先生(英語通訳者養成コース)

1966年、日本で最初の同時通訳者養成学校(当時の名称:アイ・エス・エス通訳研修センター)としての開設以来、アイ・エス・エス・インスティテュートは、第一線で活躍する通訳者・翻訳者を養成してまいりました。

 

創立50周年記念として、これからISSで学習を始めてみようとお考えの皆様や、ISSで学習中の受講生の皆様へ向けて、プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師から「応援メッセージ」をいただきました。本スクールブログにて、「応援メッセージ」を一つずつご紹介いたします。

 

通訳・翻訳訓練を始めてみたいけれどあと少しの勇気がでない皆様、学習を長年続けているからこその伸び悩みを感じている皆様、ぜひ、ご一読ください!

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「ISSとのつながり 〜これまでとこれから〜」

         辻直美先生(英語通訳者養成コース)

 


十数年以上前に遡りますが、当時は正社員として金融機関の社内通訳を務めながら、たまたま近くに学校があり、通いやすい場所にあったISSに通学を決めました。フルタイムで働きながらの通学は、余暇時間をほとんど勉強に充てなければならず、週末も休めないタフな日常でしたが、仕事にも直結してキャリアアップにもなるというモチベーションも働いて厳しいながらもなんとか数年間通学を継続することができました。他の通訳学校にも短期間籍を置いた時期がありましたが、ISSで長く続けられたのは、教務の方々の細やかなフォローと学校のアットホームな雰囲気が、緊張感のある授業との絶妙なバランスだったからではないかと思います。

 

基礎科2(現プロ通訳養成科1)のレベルから入りましたが、通訳科(現プロ通訳養成科2・3)から同時通訳科と進級するにつれて、課題の量も倍増して復習が追い付かなくなる週も出てきました。上のレベルにいくにつれて、通訳のプロとして稼働しているクラスメートも増え、刺激となる一方でプレッシャーも高まりました。数年間通っていると、徐々に惰性で通っているのではないかと疑問に感じ始める時期が来るのですが、その辺りからが、自己満足で終わるのか、本当に自分に厳しくキャリアの礎を築けるのかの分かれ目かもしれません。振り返ってみると、当時医学関係の基礎用語を一通り教材でカバーされていたことや、相当量のサイトラの課題を授業でこなした経験が貴重でしたし、当時のクラスメートや先生方と現場でお会いする機会もあり、いまだに学校時代に築いた財産の有難みを感じています。

 

 私は、社内通訳としていくつかの業界での経験を積んだ上で、30代半ばにフリーランスとして独立しましたが、会社員として培った経験や人脈は確実に今も役立っていると感じます。機が熟するタイミングは、人それぞれ。焦りを感じた時期もありますが、その時が来れば自然の流れで自分が納得する決断ができるはずです。

 

 通訳でなければ体験できなかったこと、出会えなかった人達、行くはずもなかった場所がたくさんあり、この仕事に就いて本当に幸せだと常々思います。一方で、フリーランスとして独立すると、全ては自己責任。会社員時代と違って誰も守ってはくれません。自己管理能力、対人能力、社会性やマナー、多少嫌な目にあってもめげない精神力などいろいろな要素が求められる仕事だと思います。また社内通訳との違いは、突発的な状況への対応力、その時々の業界やお客様のタイプによって毎日異なる状況判断が求められる点も挙げられます。

 

 講師として、またISSにお世話になるようになってから、違う視点も生まれました。受講生の皆さんの前向きな姿勢や、向学心に刺激を受けることも多々ありました。教える立場になってからの方が学ぶことが  多かったように感じます。通訳業務は目に見える形で残ることはほとんどありませんが、次世代を担う受講生の方々に少しでも自分の体験・知識を伝えていけたら幸いです。これから2020年のオリンピック開催、観光立国の推進に向けて益々訪日外国人が増えることが見込まれ、通訳需要もここ数年また持ち直しているように感じます。これからの5年間は、独立されて間もない通訳の方々にも新しい分野での経験を積む好機になると思いますので、是非このチャンスを逃さずに様々な分野実績を積み上げていただきたいと思います。

<禁無断転載>

 

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<辻直美先生のプロフィール>
ロータリー財団奨学生としてペンシルバニア州立大学大学院にてスピーチコミュニケーションの修士号取得。帰国後外資系金融機関等の社内通訳を務めながら、アイ・エス・エス・インスティテュート東京校に学び、フリーランスの通訳に。通訳実績は多岐にわたり、経済、金融、不動産、航空、特許分野以外にも内閣官房長官プレスコンファレンス等を担当。2006年よりアイ・エス・エス・インスティテュート東京校、横浜校にて主に基礎科レベルを数年間担当。

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| ISS講師からの応援メッセージ | 09:00 |

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