通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

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ISSインスティテュート創立50周年記念「ISS講師からの応援メッセージ」第10回:佐久間公美子先生(英語翻訳者養成コース)

 

1966年、日本で最初の同時通訳者養成学校(当時の名称:アイ・エス・エス通訳研修センター)としての開設以来、アイ・エス・エス・インスティテュートは、第一線で活躍する通訳者・翻訳者を養成してまいりました。

 

創立50周年記念として、これからISSで学習を始めてみようとお考えの皆様や、ISSで学習中の受講生の皆様へ向けて、プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師から「応援メッセージ」をいただきました。本スクールブログにて、「応援メッセージ」を一つずつご紹介いたします。

 

通訳・翻訳訓練を始めてみたいけれどあと少しの勇気がでない皆様、学習を長年続けているからこその伸び悩みを感じている皆様、ぜひ、ご一読ください!

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「翻訳人生の始まりはISS」

         佐久間公美子先生(英語翻訳者養成コース)

 

 

私がフランス語の通訳・翻訳者としてISSで仕事を始めたのは20代の後半でした。世の中は高度成長期で浮かれていましたが、まだPCやITの時代ではなく、今から振り返ると、どんなに忙しくても人間の身の丈にあった時間が流れていたように思います。

 

そんな時代であっても、仕事のビギナーであった私にISSがどれほどの勉強をさせてくれたことでしょう!私が所属していたのは、ISSの大阪営業所(当時)でしたが、働く人たちは東京から来た人たちが殆どで、その人たちが持つ「首都の雰囲気」に圧倒されたものです。その後、私は東京に住むようになり、再び、ISSと仕事をするようになりました。このように、私の翻訳人生の始まりはISSだったのです。

 

ISSインスティテュートで映像字幕を教え始めるようになったのは、PCが普及し、衛星放送サービスが始まった頃です。最初は、横浜校でクラスを担当しました。衛星チャンネルが始まり、映像コンテンツの字幕作成業務が増え、映像翻訳者の需要が一気に高まったために、早急に翻訳者を育てなければならなかったのです。

 

当時、横浜には映像翻訳を教える学校がISSインスティテュート以外になく、そのせいもあって優秀な生徒が集まり、全員で切磋琢磨してとても良い雰囲気で授業を進めることができました。彼らのうち何人かは、今も能力を維持するため、もしくは更に上を目指すためにクラスに在籍して訓練を続けておられます。また、映像翻訳会社に転職できた人、フリーの翻訳者になった人もいて、学校の中では小さなクラスですが、夢と希望を持った人が集まり、その夢や希望を実現させています。

 

翻訳者になるためには、英文を読む力、日本語を書く力、そこに映像字幕翻訳の場合は、映像を見て内容を理解する力とPC・字幕制作ソフトを使っての制作力が必要になりますが、その力を習得しただけではなかなかスタートできません。スターターとしての「チャンス」が必要です。運も左右します。その「チャンス」をものにするために、常に力を磨きながらしっかりアンテナを張っていることが重要です。でも、ひとりでアンテナを張るってどうするの?と言われそうですね。ぜひ、仲間作りをしたり、支えてくれる人を見つけたりして情報を受信するようにしてください。

 

今、学習中の皆さん。先は遠く、あなたからゴールはまだ見えないかもしれません。でも、ゴールまではもう半分以上近づいたと思ってください。学習を始めようと思うまでの道の長さを考えてみたことがありますか?今、目の前の課題に取り組むあなたは、気づかないうちに前に向かって歩いているのです。そのためにこそ、しっかり勉強してください。

 

知っている単語を使って、知っている構文を読んで、知っていることを書くことで「出来た!」になっていませんか?「学ぶ」とは、知らないことを学ぶということです。知らないことを学ぶというのは本当に楽しいことです。楽しいことのはずです。幼児が、「なぜ?」「どうして?」というのと同じです。学ぶことには、すぐに分かって身に付くものもありますが、何度も繰り返して練習するうちに感覚として身に付くものもあります。スポーツ選手の、あの気の遠くなるようなトレーニングを考えてください。理系であれ文系であれ、スポーツと同じ、頭も身体もトレーニングがとても大事だと、長い仕事生活の末に私は思うようになりました。

 

もうひとつ、強く感じるようになったことがあります。当たり前すぎて、つい、なおざりになりがちになっていることです。生徒さんで、英文でつまってしまう人、日本語化でつまってしまう人がいます。それは、皆さんがいつの間にか、基礎を無視して、自分の読みたいように読み、書きたいように書こうとするからです。すべての基本は基礎にあるのです。トレーニングを通して、もう一度初心に戻り、飽きることの無い興味と希望を持ち直してください。

 

これから学習を始めようと思っている皆さん。世の中はずいぶん変わりました。すべてにスピードと効率が求められるようになりました。

 

それだからこそ、学ぶときは、地に足をつけて、回り道をすることを厭わずにしっかり学んでください。本物の翻訳者になるために。

<禁無断転載>

 

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<佐久間公美子先生のプロフィール>
英日・仏日翻訳者として、映像字幕翻訳やナレーション原稿など映像関係の仕事を主に、いろいろな分野の翻訳に携わっている。アイ・エス・エス・インスティテュートでは、専門別翻訳科・映像字幕翻訳クラスを担当。

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| ISS講師からの応援メッセージ | 09:00 |

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