通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

ISSスクールブログ

アイ・エス・エス・インスティテュートが運営しています。


<< 授業体験レポート:2016秋【英語編】第2回 「授業とそのサポート体制」 | main | 授業体験レポート:2016秋【中国語編】第3回 「一歩ずつ焦らずに」 >>
ISSインスティテュート創立50周年記念「ISS講師からの応援メッセージ」 第3回: 曽根和子先生(英語通訳者養成コース顧問)

 

1966年、日本で最初の同時通訳者養成学校(当時の名称:アイ・エス・エス通訳研修センター)としての開設以来、株式会社アイ・エス・エス・インスティテュートは、第一線で活躍する通訳者・翻訳者を養成してまいりました。

 

創立50周年記念として、これからISSで学習を始めてみようとお考えの皆様や、ISSで学習中の受講生の皆様へ向けて、プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師から「応援メッセージ」をいただきました。本スクールブログにて、「応援メッセージ」を一つずつご紹介いたします。

 

通訳・翻訳訓練を始めてみたいけれどあと少しの勇気がでない皆様、学習を長年続けているからこその伸び悩みを感じている皆様、ぜひ、ご一読ください!

 

                      

 

 

 

 

 

           

-------------------------------------------------------------------

 

「壁を超えよう!」

         曽根和子先生(英語通訳者養成コース顧問)

 

 

私が最初にISSで学んだのは、もう30年以上前、高校の英語教師をしている時でした。英語が好きで、英語の教師になりましたが、英語教育以外の雑務に日々追われ、自分の職業選択はこれで本当に良かったのだろうか、と疑問に思っている頃でした。

 

ある日、「転職したいな、取りあえず求人広告でも見ようかな」とジャパン・タイムズを買いましたが、求人広告欄に行きつく前に、目にしたのがISS通訳コースの紹介でした。

 

通訳というのは、語学を使う専門職だし、私は教師をしていて人と接するのにも慣れている。「そうだ、通訳こそが、私のめざすべきキャリアなのだ!」などと浅はかに思いこみ、早速、ISSの入学試験を受け「基礎科2(現プロ通訳養成科1)」クラスに通い始めました。

 

しかし、「通訳になろう」などという私の大それた夢は、初回の授業で完全に叩きのめされました。私はそれまでに、別の語学学校で、英会話や英検のクラスを受講したことがありましたが、通訳のクラスは全然違う体験でした。もちろん英語力の問題もありましたが、人の話を理解し、分析し、別の言語で表現することは、英会話とは全然違うことなのだと思い知らされました。英語の読解力や文法には自信がありましたが、そんなレベルの話ではありませんでした。

 

授業は厳しく、毎回単語テストもあって、予習、復習は大変でした。また、授業以外にも、単語力のアップや背景知識の強化のための日々の勉強が必要でした。それでも、担当の先生には厳しく、かつ温かいご指導をいただきましたし、クラスメートの皆さんとは、授業前に勉強会をしたり授業後に反省会をしたりして、互いに切磋琢磨して努力しました。当時のクラスメートの方々とは今でも親交があり、通訳クラスに通っていて本当に良かったと思っています。

 

その後、私はオーストラリアの大学院に留学し、英日通訳・翻訳の修士号を取得して、帰国後に通訳者となりましたが、大学院の留学中に、ISSで学んでいたことが本当に役に立ちました。私が留学した大学院の英日通訳・翻訳の修士課程は、通訳と翻訳の能力を向上させることが目的のコースで、留学中は、大学院、下宿、図書館の3地点を結ぶ移動しかしなかったと言っても過言ではないぐらいハードな勉強をこなさなければなりませんでしたが、私はISSで厳しい授業にも慣れており、通訳の基礎的なスキルや勉強方法などを学んでいましたので、基礎に裏打ちされた、極めて効果的な学習ができました。留学中は、日本でISSに通っていて本当に良かったと思ったことが何度もありました。

 

帰国後もISSには、日本の市場で通訳者として稼働するにあたっての相談にのっていただいたり、実際に通訳のお仕事をご紹介いただいたりと、大変お世話になりました。また、留学前にISSに通学していたご縁もあって、講師を務めさせていただくことにもなり、現在に至っています。

 

かつては受講生として、また現在は通訳クラスの担当講師として、ISSと長期にわたり良い関係を築いてこられたことを、私は大変嬉しく思っています。

 

ISSの通訳クラスは、単に英語力を伸ばすクラスではなく、「英語と日本語を駆使する通訳者」としてのスキルを習得するクラスです。ですから、英会話のクラスや英語の資格試験用のクラスと異なり、英語の運用力だけでなく、日本語の運用力も向上させ、コミュニケーションのスペシャリストに必要な資質を伸ばすことが求められています。当然、授業は厳しく、日々の自主学習も大変です。しかし、それを乗り越えたところには、必ず、自分の新しい可能性が広がっています。

 

ISSで学んでいた頃、私が痛感したのは、英語のスペシャリストになるには、こういう授業を乗り越えて、実力をつけていかなければならないのだということでした。英語教師として、それなりの自信を持っていた私でしたが、ISSを受講している時は、目の前に高い壁ができたような思いで、何度も挫折感を味わい、打ちひしがれました。しかし、私はその一方で、こういう授業を乗り越えていけば、そこに英語のスペシャリストとしての新たなキャリアが開かれるだろうという希望も抱いていました。

 

「壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。」

 

これはイチロー選手の言葉です。

 

皆さんには、ぜひ、自分の目の前の壁を超え、新たな可能性を見出していただきたいと思います。

<禁無断転載>

 

-------------------------------------------------------------------

 

<曽根和子先生のプロフィール>
慶応義塾大学文学部卒業。神奈川県の英語教諭を経て、オーストラリア・クィーンズランド大学大学院にて英日通訳・翻訳の修士号を取得。帰国後フリーランスの通訳者となり、現在、NHK衛星放送の放送通訳、会議通訳者として活躍中。アイ・エス・エス・インスティテュートでは主に上級クラスの指導に当たるとともに、複数の大学でも通訳・翻訳の講座を担当。

 

-------------------------------------------------------------------

 

| ISSインスティテュート創立50周年記念 | 09:00 |

☆好評連載中!
『柴原先生のワンランクアップの英語表現』
banner_shibahara.jpg

CATEGORIES

RECOMMEND BOOKS


SELECTED ENTRIES

CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>

リンク

モバイル
qrcode