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授業体験レポート:2016春【中国語編】第6回 「折り返し点に突入」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この春、10シーズン目を迎えています。2016年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は中国語通訳者養成コース「基礎科1」クラスのTさんのレポートをお届けします。

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今回は中→日の5回目の授業です。翻訳の仕事をしている受講生が前に出て、仕事について発表しました*。ニュースを聴き、新聞を読み、普段から知識を蓄え蓄積していくことの大切さを伝えました。中国語では、”多看、多听(たくさん読み、たくさん聞く)”です。

 

*中→日の授業では毎回授業に入る前に、通訳翻訳の仕事をしている人が前に出て仕事について発表しています。実際にどのような仕事をしているのかを知り、また仕事を通して感じたことをお互いにシェアして、刺激しあうことが目的です。

 

次に中間テストを行いました。これまでに受講生から提出された単語の日→中/中→日訳の筆記テストと、中国語ニュース等の日本語口頭訳出テストでした。終了後、答え合わせをして間違った箇所を確認し、表現を自分のものにしました。

 

前回授業の教材スクリプトを使用して、朗読を行いました。日本語ネイティブには中国語を、中国語ネイティブには日本語を朗読させ、先生はいつもより更に一人一人に細かく丁寧に発音指導をされました。先生は受講生一人一人の苦手な発音を把握されているので、その発音を含む文は何回もあて、苦手な発音が第三者にどのように聞こえているか、そしてどのように直したらよいかを指導し、再認識させ、発音が良くなると、どのように良くなったのかを分かりやすく説明してくださいした。日本語・中国語ネイティブ共々、相手にきちんと伝わっていない発音は分かっています。ですから、他の人が指導を受けていると真剣に耳を傾け、自分の発音の改善に役立てています。

 

中→日の6回目の授業です。前回同様、冒頭で通訳の仕事をしている受講生が前に出て、仕事について発表しました。今までと異なる参考事項がありましたので、ご紹介します。日本・中国間では戦争の名称が異なること(日清戦争は中国では甲午戦争)、それから日本の地名、人名等の固有名詞は中国語で突然言われると反応できないとのことでした。普段から意識して日本語⇔中国語で聞く、話す訓練をする必要性があることを教えてくれました。

 

前回の授業で使った教材のリピーティング、そして中→日逐次通訳演習を行いました。訳出にも大分慣れてきて、スムースに訳ができるようになった気がします。今回はいつものように2-3語ずらしてのシャドウィングではなく、ワンセンテンスで止めてから同じように繰り返すリピーティングだったので、短いセンテンスでも言うのは難しかったです。

 

また前回に続き、受講生一人一人に発音の指導をさらに細かく厳しくしてくださり、先生が聞きづらいと感じた点、聞き取れない点が少しでもあれば、よくなるまで指導してくださいました。その成果が出始めていて、一人一人の発音は前よりよくなっています。よくなると、聞いていて大変心地よいです! 毎回の発音指導のおかげで、各々自分が苦手な発音を口に出す前に意識することができ、どうしても相手に伝えるレベルまでいかない場合は他の単語に置き換えて伝えています。この三か月間で全員が上達したように思います。

 

不思議なことに発音がよくなると聞いていて心地よくなり、もっと聞きたくなります。聞き手が心地よく感じ、更に聞きたいと思うことは、これは通訳者にとって大切な要素の一つだと思います。改めて発音の大切さに気付きました。そして、中→日、日→中の授業で、先生が回を重ねるに連れて、発音指導を厳しく丁寧にされるようになったのはこういう理由があるのかもしれません。

 

今日は「通訳を行うための基礎的な能力」について教えていただきましたので、ご紹介します。

 

理解する力、記憶力、発表する力に加え、資料を事前にいただけるようクライアントに働きかける、体調を整えること等です。どの能力も通訳以前に要求される事項であり、また当然のことながら、誠実な仕事への取り組み方が求められています。

 

相手の話を理解し、それを自分の中で消化する、またそれを正確に、聞き手が心地よく感じる話し方で伝えることができるかです。この一つ一つの要素は、普段の会話でも意識して取り組まなければならないことです。心地よいスピードを心がけること、「え〜」など、自分で気付かない話し方のくせを見つけ出し、直すことから始めなければならないと感じました。すべてが毎日の生活によって身につくものです。気を引き締めて、意識して取り組んでいきたいと思います。

 

最後に中間テストのフィードバック(中→日、日→中)を書面でもらいました。テスト結果から、改善すべき点、これからどのように練習をしていけばよいのかが細かく書かれていました。とても丁寧に書かれていたので感動してしまいました!授業はすでに折り返し点に入りました。今後の授業に活かしていきたいです。また、日→中、中→日の授業がこの時点になって、一つにつながったような気がします。異なる角度からの授業ですが、基本的な勉強法、求められていることは同じであることを改めて感じました。

 

| 授業体験レポート | 09:00 |

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