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講師インタビュー 第3回: 星智子先生(英語通訳)


講師インタビュー第3回は、東京校英語通訳者養成コースをご担当いただいている通訳者の星智子先生です。

<星先生のプロフィール>
9歳から16歳までニュージーランドで過ごす。成城大学文芸学部英文学科を卒業後、ホテルや観光業関連の団体に勤務。社会人4年目にして初めてISSの門を叩き、会社勤めのかたわら通訳訓練を開始する。同時通訳科在籍中にOJT制度を利用しながら徐々に仕事を始め、食品会社や化学メーカー等の社内通翻訳を経てフリーランスに。現在、入門科の日英クラスを担当。


・通訳者を志されたきっかけについて教えてください。
社会人になって間もない頃、仕事を通じてある優秀な通訳者と知り合いました。彼女の仕事ぶりを間近にみて「通訳業」のやり甲斐について聞いたことが、この職業を志した直接のきっかけです。学生時代から「手に職をつけて長く続けられる仕事に就きたい」という漠とした希望を抱いてはいたものの、具体的なビジョンを描けずにいた中での出来事でした。今にして思えばあれは「運命の出会い」だったのかも。

・初めての通訳の仕事はいかがでしたか。
同時通訳科在籍中に担当講師から紹介された仕事で、政府が招聘した中東や東南アジアからの福祉の専門家10数名に同行して複数の障害者施設や作業所を訪れ、訪問先で用意されていた講義や関係者との意見交換会など様々な場面で通訳を務めるという内容でした。業務に先立って招聘各国や日本の福祉行政・制度に関わる資料を探したり、専門用語辞典を調べて語彙・表現集を作成したりと準備して臨んだものの、仕事を終えてみて自分の未熟さを思い知らされました。長時間一定レベルの集中力をキープすることの大変さ。表現力の質や訳出の精度を保つことの難しさ。また大勢を前にした時の適切な声の出し方など実務的な課題も感じました。しかし同時に「この次はもっと上手に通訳してみせる!」と闘志を燃やしたことも覚えています。

・毎回の授業で受講生に心がけて欲しい事は何ですか?
「聴衆が自分の訳出を聴いている」という視点を持って授業に臨んで欲しいと思います。そのためには自分の通訳を客観視し、問題点や課題を見極める必要があります。それから授業のあらゆる場面で積極性を発揮してもらいたいですね。受け身の姿勢のままでは上達速度に影響が出ます。

・自宅学習のアドバイスをお願します。
通訳になるための勉強というと、とかく英語を聴いたり読んだりすることに比重を置きがちですが、国語力をみがく努力も忘れないでいただきたいです。たとえば自宅で新聞を読んだりニュースを聴いたりする時も、ただ漫然と活字や音声に身をゆだねるのではなく、「誰が」「何を」「どうした」のか確認しながら行うと理解力も高まるし語彙力も養われます。日本語を正確に理解する力は必ず通訳力に反映されます。

・プロ通訳者の資質は何だと思われますか。
地道な努力を続ける「持久力」と、蓄えた力を通訳現場で発揮する「瞬発力」。それから失敗を引きずらない「立ち直りの早さ」でしょうか。また通訳の現場では打ち合わせ通りに物事が運ばなかったり、スケジュールが急遽変更になったりすることも少なくないので、予期せぬ展開になっても「プラス思考」で対処できる「柔軟性」が大いに求められます。

・通訳者になって良かったと思う事は何ですか?
精神的にも肉体的にも、ちょっとやそっとではへこたれない人間になれたことです。それと仕事を通じて色々な分野のエキスパートにお会いでき、好奇心や向学心を刺激されて次の勉強につなげられることも大きなメリットだと思います。

・通訳者を目指されている方々に一言お願します。
通訳訓練を始めたばかりの頃は、目標がはるか遠くに見えてしまいがちです。するべき勉強が多すぎて収拾がつかなくなり、どうして良いかわからないという相談もよく受けます。しかし焦らず、急がず、簡単にあきらめないで根気よく勉強を続けてください。毎日少しずつでも着実に訓練をつんでゆけば、ある日階段を一段上がったように今までとは違う風景が目の前に広がるはず!





| 講師インタビュー | 10:46 |

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