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「北京から見る日中翻訳業界」 第15回 「おいしい中国」


12月になっても街にクリスマスの飾りはなく、年末の雰囲気もなく、北京に暮らす日本人はせめて気分を出すためにクリスマスには洋食レストランに行ったり、年越しに日本料理店でそばを食べたりするわけですが、中国の物価が高くなったおかげで美味しいものを食べるのも結構な散財になります。

北京といえば世界各国の駐在員へのアンケートで物価の高い都市ランキングが7位になり、アジアでは上海が1位、北京が2位という高順位につけています。おそらく、北京で日本と同じもの、たとえば日本食レストランや日本食スーパーなどを常用するなら日本より高くなるのは当たり前ですが、中国人が日本に旅行してなにを食べても安くて美味しいというのならやはり北京は高いのだろうという気がします。

日本食は中国ではすでに珍しいものでも、特段高級な料理でもありませんが、それでも日本食は中華料理より割高ではあります。例えば北京でも日本風ラーメンは人気ですが、ラーメンと餃子やご飯物のセットにしたら軽く1000円を超えます。割りと人気の日本食レストランがあってお昼に握り定食を出しているのですが、これが2000円くらいですからやっぱり高いですね。味は日本の回転寿司が美味しすぎるのでしょうけど、残念ながらこれに負けています。それが結構繁盛しており、お客は大半が中国人だから、中国に美味しいレストランはないのかという気になってしまいます。

中華料理のレストランで美味しい店も、日本人駐在員はちゃんと把握しておかなければ日本からの出張者や顧客の接待などにも間に合いません。中国のレストランは相対的にリーズナブルですが、たとえば北京ダックを食べて美味しかったと喜んでもらえるレベルのお店ならやっぱり一人5000円くらいはかかります。ちなみに中国の高級料理店などは桁が変わりますが、昨今の反腐敗キャンペーンのために経営困難になっているところも多いようです。

お客様をもてなすなら多少お金を使ってでも、それなりの店構えのレストランに行きたいものですが、北京に住んでいて日常的にこんなところでばかり食べていては破産します。自炊すればいいのですが、一人暮らしの若者や単身赴任のサラリーマンなら面倒くさいですよね。日本ならコンビニ弁当なんていうところ、中国の場合はリーズナブルな食堂も多くあります。私も通りがかった小さい店にいきなり入る勇気はありませんが、北京で1年以上も営業しているような店ならまずは大丈夫かなと考えています。安全を気にしたら本当にきりがないし、大きい店や高い店だから安心というわけでもありませんから。

私がよく利用するのは陝西麺の専門店で、名物の酸っぱくて辛い麺が1杯280円、膜という中華風のバンズにトロトロに煮込んだ肉を挟んで食べる中国バーガーは130円、地元の燕京ビールは1本100円で出してくれるのですが、一番嬉しいのはお勘定って言った時、店主がニコって笑って「腹いっぱいになったか?」って必ず聞いてくれることです。こういうリーズナブルでおいしくて心が暖まるようなお店も実はたくさんあります。

ただ、高いものでも安いものでも、北京で美味しいものを食べるにはコツがいります。チェーン店でも場所によって値段も味も変わるし、人気が出れば偽物だって現れます。また同じ店でも注文の仕方でも値段と満足度ががらりと変わりますから、北京の外食は1つの技術と言ってもいいかもしれません。

 
| 【中国語翻訳コース】 | 10:00 |

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