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「NIPPON 〜到来した平成の開国〜」 第4回 NIPPON ピンチの後にはチャンスあり!


読者の皆さん、こんにちは。

ランゲージワン株式会社で多言語コンタクトセンターの企画営業をしている高橋恵介(48)です。

日本における言語のバリアフリーを目指して、この分野で活動すること約25年。日本に住む外国人の悲喜こもごもを見てまいりました。

連載第4回目は、前回に続き、私が多言語コールセンターに関わったきっかけについてです。

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リーマンショックの影響
2008年9月15日に発生したリーマンショックは、日本で働いている外国人にも大きな打撃を与えました。「派遣切り」の嵐の中で、派遣会社が用意した住居を追われ、路頭に迷う外国人が大勢出ました。これまで契約していたインターネット回線契約も次々と解約となりました。

主に日系ブラジル人を対象としてインターネット回線販売をしていた私の事業は、大きな打撃を受け継続不能となり、スタッフの多くを解雇することになりました。当時32万人いた日系ブラジル人は、その多くが政府の用意した帰国支援金を使ってブラジルに帰国していきました。


ピンチの後にはチャンスあり。人生は出会いで決まる!
懇意にしている会社社長から3人分のスペースを借りて、こじんまりと残務処理をしていた時のことです。その会社に出入りする営業さんが、一枚のパンフレットを渡してくれました。多言語コールセンターを運営しているC&Mリレーションズ社のものでした。その前身はワールドサポート社で、当時は珍しい民間の多言語コールセンターでした。その頃は、各自治体にある国際交流協会等で、多言語コールセンターを運営している例はいくつかありましたが、民間で多言語専門に業務を行っている会社は、ワールドサポート社しかありませんでした。

私は、いつかその会社と連携して事業が広げられないだろうかと、一人密かに考えていたのですが、社名も変わり、経営者も変わった会社のパンフレットを眺めながら、残務処理が一段落したら訪ねてみようと、そのパンフレットをカバンにしまいました。


K女史との出会い
ある日、大手町サンケイビル地下の居酒屋で、知り合いの会社経営者数人と歓談していました。その中に初めて会う人がいました。K女史です。かつて保険会社で鳴らしいたというだけあって、溌剌としたビジネスレディでした。私が当時行っていた外国人にターゲットを絞った営業スタイルについて、興味深げに耳を傾けてくれていました。

その居酒屋での出会いから1年程経ったある日、突然K女史から「引き合わせたい人がいるから」と電話があり、T氏を紹介されました。企画書を見せられ、そこには、前に見たパンフレットのC&Mリレーションズ社の名前がありました。同社を引き継ぎ、新しい会社としてスタートするから、あなたも一緒にやりましょう、声をかけてくださいました。私を含む3人のスタッフを拾って頂きました。K女史はマーケティング本部本部長、私はマーケティング本部部長となり、新規サービスの開発などを手掛けていました。


現在の上司M氏との出会い
その会社には、いつも大きな背中を丸めて、PC画面いっぱいにファイルを並べながら、日々見積書を作成しているM氏がいました。肩越しに画面の様子を見ながら、もう少しバックスペースの多用を減らせば、21時台の電車で帰れるのに、などと勝手な事を考えていました。

そうこうしているうちに、私が営業部長、彼がマネージャーとなる人事異動がありました。一年後に外国人住民基本台帳制度の施行を控え、全国の外国人集住自治体への提案のため、社用車のミニクーパーで、M氏と二人での営業行脚が始まりました。中部地域を中心に、主な外国人集住都市を回りました。ちなみにその頃、私が企画提案を担当した「あいち医療通訳システム」は、現在も全国で最も進んだ医療通訳事例として続いています。

その会社で約一年を過ごしたある日、K女史から「引き合わせたい人がいるから」と話がありました。新宿でお会いしたその人は、通信販売系コールセンターの役員のI氏でした。
(つづく)
| NIPPON 〜到来した平成の開国〜 | 12:00 |

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