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授業体験レポート:2015春【英語編】第7回 「私の時間捻出法(後編)」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この春、8シーズン目を迎えています。2015年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は、英語翻訳者養成コース総合翻訳・基礎科2のKさんのレポートをお届けします。

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前回のレポートでお話した「寝かせる」という手法は、プロの翻訳者の方もよく使うそうです。

私の場合、日曜日の早朝から丸々24時間訳文を寝かせます。寝かせる時間が多いほど、修正がはかどる気がします。長男登園後の月曜日の正午頃、次男入眠のタイミングで、プリントアウトした訳文を一通り声に出して読みます。違和感のある表現を赤ペンで修正し、それを元にwordファイルのデータを書き換え、また印刷します。この作業を家事・育児の合間をぬって「違和感」が消えるまで繰り返します

集中できる時間が限られている中、少しでも質の高い訳文を、少しでも早く提出するために、細切れ時間を大事に有効に使うよう努めました。私の今期の大きな収穫のひとつは、この姿勢が完全に身に付いたことです。

8月8日をもって、今期の基礎科2クラスの全授業が終了しました。猛進し続けた4ヶ月。あとは進級可否の結果を待つのみです。私の連載も次回で最終回となります。最後までどうぞ宜しくお付き合いください。

第13回の授業は英日でした。課題は取扱説明書。
今回は取説という普段からよく目にするテーマだったせいか、クラスメイトの訳文レベルはおおむね高水準でした。ただ、扱いの難しい単語に苦戦した様子。例えば”available”は「入手可能である」という意味ですが、いきなり「入手できる」と言うと唐突な印象を与えてしまいます。取説の筆者(今回の場合は企業)が読み手(製品のユーザー)にとって利用可能な状態を作っているので、「ご用意しております」あたりが適当とのことでした。

取説にも種類があり、用途に応じて訳文のスタイルを変える必要があります。例えばリファレンスガイドの場合、その製品(機械)の機能について説明するものなので「である調」が、また、ユーザーズガイドの場合、読み手であるユーザーに手順を図示するものなので、親しみやすさが第一となり、「ですます調」が適切となるとのことでした。

第14回の授業は日英でした。課題は社内文書。
日英の授業が今期最終日とあり、クラスメイト4人が勢ぞろいしました。約4ヵ月間切磋琢磨してきた「仲間」という雰囲気に、少し嬉しくなりました。残りの2名に最後までお会いできなかったのが残念。

先生いわく、社内文書は不可解な場合が多いとのこと。確かに今回の課題も、最初のパラグラフでは「A」と言っていたはずなのに、最終パラグラフでは「not A」となっていて、クラスメイト全員「?」となりました。登場人物および相関図を把握する必要があり、どうしても分からないときは、クライアントに必ず確認をしなければならないそうです。また、講義の最後に、先生直伝の翻訳者としての心構え・仕事の進め方・確定申告等レクチャーがあり、「翻訳者の実態」が大分鮮明に掴めるようになりました。
 

| 授業体験レポート | 12:00 |

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